部屋の片隅で
部屋の片隅でジメッとしているのは嫌だったので
おそらの見えるお庭に出て
カバンには普段何入れますか?
うさちゃんは カバンいっぱいに
桜餅もいいけれど
ファジーネーブルの瓶を沢山カバンに詰めるか
ききました。
レオナちゃんは カバンいっぱいに
人間になるための 夢をいっぱい 入れておきたいと
いいました。
うさちゃんと みぃちゃん、カラスさんそれぞれに
人間さんになるために
何が必要か ききました。
ひとつには お空へ行くための 羽が必要と
誰かが言うので、
空に飛ぶには 羽が必要と みんなが思って
そうだねと 言うと
それでは 色々な姿に 変身できる
お洋服が必要かたずねました。
すると、きっと 神様は いずれも 綺麗な羽や
洋服を持っているように 言ったので、
しばらく空が 青いのを 見計らって
白い雲はカバンいっぱいに詰められないか
話し合い、
帝が降りてくる 円盤はどのようにできてるか
話し合いました。
((ヾ( ◍´꒳`◍ )マタネー
逆さま
夕焼けに 電車の音が ことことことこと
うさちゃんと
みいちゃんと
レオナちゃんと
カラスさんそれぞれに
遠いお空が 赤くなるのを 見上げては
もうすぐ夜ね。
これからどこへ 帰ります?
と聞くので
みいちゃんは
飼い主の所へ 帰って こたつでため息ついて
お風呂に入ってくつろぎます。
と答えて
うさちゃんは
お空から星さんが降ってくるのを 眺めては
遠い空から 帝様が 降りてこないか
団子を食べて お待ちしております。
と答えます。
レオナちゃんは
暖かいお母さんが作った美味しいクリームシチューを食べながら、へそてんしながら
ベッドの上で 横になっては甘えます。
カラスさんは
遠いお空の向こうに 私のルーツがないかと
電柱の上で過ごしては、テレビでも見ようかとおもっているところです。
と答えると
おもむろに帝様はどうするつもりか尋ねると
万葉の歌でも読んで、もう少し日本を
ノスタルジックに 応援したいので
もう少し お団子でも食べて
私の帰りを待っててくださいと
おっしゃるので
まだ遠い空へは帰れないかと思いながら
うさちゃんと
レオナちゃんと
みいちゃんと
カラスさんは
井戸端会議をそこそこに
影法師伸ばした 夕焼け空から ぽつんと光る
急いで家へと かえりました。
逆さまに夜更けは空に広がっていきました。
(*>∀<)ノ))またねー
眠れないほど
眠れないほど気がかり。
それはうさちゃんと
レオナちゃん
十二単衣と
烏帽子を被って
おみきをあげて
帝様に お祈りを捧げたら
きっと優しい微笑みを 浮かべた太陽が
小鳥を呼んで
こっちへ こっちへ と手招きしながら
日本庭園風の庭先を
あっちへ こっちへと 見渡して
わたしども2人を
祝福してくれるかな?
でもレオナちゃん
うさちゃん
恋人同士だったっけ?
と思いながら
晴れたお空を見上げて
ことりたちと大好きな
桜餅と 草団子 みたらし団子を
頬張ると 喉に詰めては 行けないと
ペティナイフで 調度良い 大きさに
切ってあげては爪楊枝で刺して
むしゃむしゃ と言いながら
いつか帝様が お庭に帰ってきて
遠い空へと 円盤で 一緒に行こうと
仰ると 何をこの世界で 持っていくかを
話し合いました。
レオナちゃんは大好きなエアコン付きのケンネル。
うさちゃんは大好きなベルベットの毛布に
飽きるほどくるまって
大好きな団子もいいけれど
チョコやバニラ、イチゴのアイスクリームも
お腹いっぱいたべて見たいと
笑うので 空から時折 帝の声がして
今そこにチョコとバニラのアイスを持っていくので
待っててねと言うので
待っていると、
空から猫が降りてきて
ボックスからあいすがでてきました。
猫はすかさず2人を見つめて
背伸びしながら 挨拶すると
うさちゃんと レオナちゃんが
これからも仲良くしましょうと言って
草餅と 桜餅、みたらし団子を
ペティナイフで切り分けて
むしゃむしゃもしゃもしゃ食べながら
いつか帝様のお庭で開く
花見の季節は来れますか?
と尋ねると
猫さんは
これからも 色々なものを 届けるので
その時もよろしくね。
と言いながら
アイスクリームをみんなで食べて
へそてんしながら
とおいおそらをながめました。
つづく
またね( ´ ꒳ ` )ノ
夢と現実
うさちゃんとレオナちゃんがにらめっこ。
どちらも夢は人間になることが夢。
それでも今は 動物の体を しているから。
空を飛ぶにも 羽がない。
それでも体は軽く
いつかは空も飛べたらと祈っている。
それでも時おり、団子を食べては
ため息ついた。
どうやってこの世で 二人がこうして
であったかを 考えると
ある日の晩に
皆既日食。
レオナちゃんがお空を団子食べながら
眺めていると、
遠くの方から
ぴょんぴょんとやって来て
おそらくはお空が 綺麗だからいつか
お空に上れる日まで
ご一緒しましょう。と言ったので
どこから来たのか尋ねると
遠い昔に 円盤が迎えに 来たけれど
お団子食べている間に
帝ったら 遠いお空の国を忘れて
この世の美しすぎる 女の子に夢中になって
暫くは天へと 帰らないとおっしゃって
待ち合わせの時間まで どこへ行ったのやらと
思いながらも レオナちゃんに見とれると
遠いお空を思い出し
月夜の団子を食べながら
遠いお空がいつか 迎えの円盤を
送ってくれることを 望んでいるのです。
と言いながら
夢と現実の違いはありますが
その時に 人間の姿となって
帝様の都まで 帰りたいのですと言うので
レオナちゃんは
その時はご一緒させてください。
帝様のお庭で
帝様の自家製のみたらし団子を
おなかいっぱい食べて
へそてんなどを
したいのです。
それに向こうの世界で
うさちゃんと飽きるまで
天体観測をしたいのです。
夢と現実。
それでも都は憧れます。
人間の姿になるとお互い
どのようなすがたでしょう。
きっと帝様も潤しくいられるので
会いたいと願っています。
と言いながら
うさちゃんと
レオナちゃん
遠い空を眺めています。
ぴょんぴょん
またね(*>∀<)ノ))またねー
さよならはいわないで
あんなに うさちゃんと
レオナちゃんが
お空ばかり見てたから
晴れた日には 小鳥が 会いに来て
あれほどまでに お互いが 穴が空くほど
見つめあっていたのよ
世界は遠くまで 青い空が広がっていて
うさちゃんが 遠くに白くなった
月に指差すと 遠くから 鳥たちが
羽ばたいてやって来て
ぴよぴよ ちゅんちゅんと
嘴をならして 挨拶しに来る
うさちゃんが 遠くまで いけるまで
とりさんたちが やって来るのを お庭で迎えては
さよならはいわないでと 囁いている
きっとうさちゃんが いつかはとりさんたちと
一緒に食べる クルミでできた おもちをついて
レオナちゃんが喉につめないか
心配しても ペティナイフで
ちょうどいい大きさに 切ってあるから
大丈夫。
それでもうさちゃんと
レオナちゃんが
日向ぼっこをしていると
とりさんたちが
もう少し さよならをいわないで
遠いお空に飛べないけれど
一緒に日向ぼっこをしながら
食べる団子を楽しみに
しているから
月夜でなくても
青空が綺麗な 昼間の太陽も
素敵だね
またね(* ^ー゜)ノ