優しい陽の明かりと頬杖

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11/14/2023, 10:32:37 AM

秋風

秋風や 香りは残し 戸をたてて
風はつめたし かのもの何処

あぁ生憎に 名前を伺うことも せず事に
人を払いて 忘れることが おおかりし
せむなきか それでは人は 浮かばれざりし
立ち去りがたし 名をば聞くこと かなわざり
あぁ
何処に君は 花の香を 忘れるほどの
秋風が 肌に立ち 君の名を 思えば何処
あれほどに たちたる腕や 名をば聞こえて
誰ほどと 人の名を きかざらなけれ
袖は濡れ すぎたれば わかざりし
姿を忘れ かのものの かりよりも
真なるものを とどめしなりぬ わすれけれ
さりとて人を とどめしものは 名をば聞く
つゆ知らず 忘れいきたる 年の瀬や
それでも人は 綴らを重ね 名をば残して
あぁ生憎に
人は名を 聞くもはじたり その歳も
すぎたる日々を 思い返せり 若くなく
あぁ 何時も
この世をば 書き連ねたる 文字という
香り残りし ものこそあれど 人は忘れり
名をば聞け
ものすぎたるは 人は無くした ものをば惜しみ
人の名を 名乗りてわする 元服は
人はいずれの 姓を身につけ うまるるか
かこはどちらか 雌雄をといて それでも人は
おの子とおなご どちらかと なをばきかざり
よしあき

11/13/2023, 1:07:48 PM

また会いましょう

綺麗な水に素足を浸し
長い夢でも 見ていたみたい
暖かい風は 君を探して
ぼくらが探した
情熱は
どうしているか
尋ねて来るけど

絶対君は僕に
勇気をくれた
太陽と風が出会った
青空の下
君の声がもう一度
夜明けの部屋 零れて
君と出会った あの季節 思い出す

何度言ったって
微かな希望 込み上げた
大きな空から降りてくる
この世界がくれた
最後の天使さ

朝日が差し込んだ あの部屋で
君と話した school days
大きな太陽を 浴びながら
君を急かした あの町角は 僕らを待つのだろ?


また会えるよね いつかは
瞳を閉じて 胸の中見えてくる
ポケットに詰め込んだ
希望の糧を 君に渡すよ
また会えるよね

時間が早く流れても
寂しさ溢れて 涙こぼす
いつの日か君は光浴びて
太陽が輝き 愛の歌 奏でるから
また会いましょう
君の温もり消えないうちに

11/13/2023, 5:43:14 AM

スリル

退屈を抜け出したくて
本能のガソリンを 傾けたまま
限界まで飛ばす
欲望の果て 怪物までも ひしゃげたBEATで
この世の終わりまで 暴走してる
なけなしのスリルが 欲しくてアドレナリンを
放出させる この世の宇宙空間に
捧げる夜の 数え切れない星々

それでも君は 美しく笑うような
可憐な人でいて欲しいから

後先は無くさないで
本能のまま踊らない あたしはCyber lady
優しい口付けを そっと交わして行こう
終わりなき輪舞曲は coolな方がいいから
君はもっと綺麗でいて欲しい
誰よりも 素敵なheartで
naiveな性格でいい
不貞腐れないで 甘えた表情を見せて

流れる銀河さえ 何度も敬愛を 誘うのよ
何度も聞かせて欲しい
あなたが産まれる前の 運命のcircleを
感じさせるほどの 神経が欲しいから

thrillに任せないで
丁寧な甘い声で 慎重に夜を解いて見せて
thrillに任せないで
声を潜めて 銀河に愛を 約束をして
口ずけを深く塞ぐ 夜は長いよ

11/11/2023, 10:16:55 AM

飛べない翼

今 深い森の中で
飛べない鳥たちの
鼓動さえ 怯えるような
ため息をつく 毎日が聞こえてくる
何度も大空を 駆け巡ったイカロスの
羽はもうすぐ 焦燥へと投げ出されるから
自由の意味さえも 知らずに 都会の浅い眠りへと

飛べない翼
心臓の脈打つ音さえも
微かな愛の 行くえさえ 知らされてないから
でも忘れないでね
あなたを包む 深い親愛のそこに
眠りを忘れ 本当の空へと 飛び立てる時が来るから
明日祈りが もし 途絶えたとして
それでもあなたと 会えたことを
忘れはしないから 新緑の丘の上から

ずっと ずっと
探していたことが 何度も 色あせて
何度も歌を 忘れそうになっても
今 飛べない翼
銀色の 空は晴れかけている
今 飛べない翼
なくしかけた愛を 再びこの胸に

何度でも 私を
呼び覚ます
夏の草原
君と描いた
あの夢を
懐かしむ暇など
そこになくても

今 飛べない翼
大空を何度も 憧れて
今 飛べない翼
それでもあなたの事を
忘れてないからずっと 心の奥から
何度でも 大空目指し 飛び立つ

11/10/2023, 11:25:26 AM

ススキ

うさぎ 兎
十五夜お月様
あなた待つ
十六夜に 黄泉の国への
使いはまだか

あなた待つ
都会の月夜
何度目の
秋の夜長に
あなたはいずこ?

ススキ揺れ
秋の月影
誰思う?
昔何処の
ちぎりを謡い
秋の夜長に
団子を飾り

ぴょんぴょんと
ぴょんぴょんと

うさぎとかえる
跳ねる月
秋の夜の
鹿も鳴くとて
家思う

遠い月夜に
忘れ形見を
浮かべては
遠い都に
思いを馳せて
まだむべに
浮かんで消える
月思い

遠き夜中の
秋はかなしき
よながとなりて
月夜を思い
かの方や
今はまたなむ
よい人と
ひとはいう


兎かな
もののあはれと
みるものや
我をわすらむ
月夜は長し

万葉に
うちにこもりて
なくしかや
うさぎがはねし
月に似る

兎 うさぎ

誰まつらむそ
誰を待つ
この月夜

ススキの穂
ススキの穂
うさぎと跳ねて
遠き月

十六夜に
我ふみわする
遠き夢
鏡にうさぎ
まだそこへ

兎 うさぎ

またね

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