優しい陽の明かりと頬杖

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10/27/2023, 10:23:44 AM

紅茶の香り

駅まで急いで 来てよ
お気に入りに着替えてはやく
似合いの服着て
いつものカフェで 待ち合わせ
土曜の忙しさ かきわけて
定番メニューは スフレで決まり
退屈な午後を
スプーンでかき回す
白いドレスのうえから
紅茶の香り お気に入りのムスク
夜までここで 君を見ている
時間は光より 早すぎて
まるで映画の ワンシーンみたく
やっと会えた 気まぐれな天使が 降りてきて
太陽が差し込むテラス
紅茶の香りが 立ち込める午後
君はカフェに降りた 最後の天使

10/26/2023, 10:38:18 AM

愛言葉


それでも 君は
僕に最後の 言葉を噛んで
何度目の 恋を告げたか?
花吹雪

春はまだ先に 花を咲かす
記憶のすみ 静かな夜が何度でも

君の笑顔を探して もう一度
春の花は咲きますか?

愛言葉 咲き乱れ
心に残る 花となれ

今日の桜は まだ 花びら散らしますか?
今度の春が 去る頃に

心に写った 花は咲くらむ
この季節 儚くて
それでも想い 募らせて

何度想いを 描いたんだろ?
君は眼を伏せ
僕を忘れる

それでも君は
何度もきっと
愛言葉 いつか思い出す午後に

きっと花が乱れ
何度もそっと
空をなぞるか?花吹雪

いつか花が咲く頃に
何度も呼んで
またいつか会おう
空が晴れたら そこに
花が咲く

10/25/2023, 10:18:46 AM

友達

星の上 キミをおもって眠る
街の色 明日も会えるかな?
恋人にはまだ遠く
友達のような 二人だけど
輝く星のむこうに どこか繋がっていて
君と話した この世はなんて
素敵なことが 多いのだろう

恋人未満 授業が始まれば
君は隣の席で 僕の顔を見つめてる
まだ始まってない 物語を
顔を赤らめながら キミの横顔
カーテンが風を 運んでく窓際で見ている

遠くても 真夜中に
君と話した
知らない街は 今でも僕が
大人になっていくのを
期待しているだろうか?
とにかく君は いろんなことを
僕に教えてくれるから
きっと君との距離が 肩を並べた
隣の君に 近付いていくから

10/24/2023, 10:25:11 AM

いかないで

流れいく 時を じっと その時が来るのを
わたしはここで どれだけ待ってたんだろう?
すり替えていく時間の 重さとはなんだろう?
窮屈すぎる 鳥の籠から 解き放たれて
空を見たいと 何度も すがるように泣いた

ゆっくりと ゆっくりと
不確かな調和など 気にせずに過ぎていく
でもいかないで もう少し 立ち止まって
そうよ 君はいつでも 僕にうなずき キスをする

止まっている 時が きっと 答えを出そうとして
わたしは今も 理由を聞かれているの
答えがでない後先 宙を見つめて祈った
長い沈黙 時の狭間で 頭かかえて
結論急ぎ 何度も 帰りたいと願う

ゆっくりと ゆっくりと
非情なまでの歯車 音階もならなくて
でもさよならは 空がいま 暗いから
そうよ 晴れるまで待って 僕の全てを かきけして

ゆっくりと ゆっくりと
天国の階段さへ 足元をとられても
いま暗闇の 空をいま 光待って
そうよ 樹海のような 疑問がいつか 晴れるのを
深海のような夜に 独りそっと 歌うから

10/23/2023, 10:31:19 AM

どこまでも続く青い空

消えていくものたちが
わずかな声で 僕らを呼んでいる

あれは都会から消える
或いは 生存のためだけに
僕らは何度でも

君に話した言葉が
君のおもかげ なくさないようにと

古いものたちが捨てた
優しさと 生きていくために出来る
僕らなりの分別を
何度だって聞かされた 子供の頃にずっと

どこまでも続く青い空
レールの上を僕らは言ったり来たりで
それでも誰かが敷いた 道じゃなければ
走りづらいと 照れ臭そうに 君は言う

大声で叫んでも 君は僕を遠ざける
理屈じゃないんだ ここは4LDKの 密集地
小声でも伝わる 言葉がないか
手探りのようだけど 考える
小さい頃からの 生きる知恵だと 教わった

ガラスの割れた 窓などに
青春などは 感じない
ひび割れた夜中の アンプの雑音に
平和など少しも 感じないから

いまは少しだけど
息を継げる方法を 見つけるよ
頭を使って生きることなら出来る
ナイフを振り回す 力など持たないから

どこまでも続く青い空
この世界が誰のものだとしても
生まれたからには 栄光と 勲章を
飾り立てる ヒロイズム
泥まみれの英雄で 生きていくから

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