柔らかな光
今は 何も 思い出せなくても 忘れないでね
銀色のドレスをまとい 追憶を駆け巡る
いつかこの世界で 知ったことの全てが
走馬灯のように 駆け巡っては
僕らが少年の時に 初めて知った事と
わかるときがあるでしょう
思い出を捨てたり 悲しい言葉が何も
美しいことではない
永遠の中へと 消えていった 幼さが
いつかは僕ら 生まれたときの 純粋な情熱を
抱いた 傷口も知らない 天使の微笑みと
わかってほしいから
優しい風と 柔らかい光の中へ
捨てなくてもいい その若さでできた
言葉の全て 思い出してね
悲しみの世界を 忘れて行けるから
時々流れる 星のように 願いをかけて
柔らかな光へと 上っていく 階段の途中で
君と見た夢 思い出すから さよなら
鋭い眼差し
真夏の季節
通り抜けてここまで
君に会いに来たよ
長いスコールを越えて
真夏の天使
僕の町へ降りてきた
鋭い眼差し サングラスを はずす君が
いたずらな目付きで ぼくを見つめる
やっとのことで であえた女神さ
暑いサンバーンのむこうの
水のアーチを抜けて
横に絞ったTシャツ
ウィンクする キュートな視線
やっと会えたよ 千年も 時を越えて
何度も祈った 君だけが ここにいて
永遠の時を数える ずっと二人でいよう
高く高く
あの風を 捕まえたくて
自転車の勢い強く 坂道の途中に浮かぶ
雲を追い越して 君に捕まりながら
ごくっと飲んだサイダーが 喉を少し締め付けて
君にすきだよ 夏風届け 太陽めがけ
高く高く 空色のした 二人の影できて
早く早く 息を切らして 君がぼくに言うよ
永遠に 僕らはずっと 同じ夏空の季節をこえて
永遠なんて わからない二人だけど
呼吸を整えて 改めて 君といつまでも二人で
何回も 訪ねるよ この季節が 過ぎ去っていつか
離ればなれになって お互いが 探し歩いて
再び君と 手を繋げたら 君がいつかぼくに
くれた言葉で 何度もすきと言って
子供のように
蒼空いっぱいの
目が覚めるような星が
君の瞳を 輝かせていくよ
子供のように そっと聞かせて
銀河の星が 今夜は君に
教えてくれた 全てを
100年続いた 神話のロマンスを
深夜のビルの 屋上を 駆け抜けて散った
ほうき星は君の 願いを聞いて
君の街へと 夢を降らせる
何度だって 空に描いた
あなたのように なれますように
心の中を 切り裂いては 走り抜けていく
彗星のような まばたきのような
僕らの街は いつから こんなにも綺麗な
輝きを放つ 夜空のしたで
いつか僕らが 少年の頃に
描いた星座 空へ広がる
真空の空を 流れる星のように
放課後
ハレルヤ 空は 君のコロンの 匂いを運び
ハレルヤ 雲は 永い年月 君を待っていた
放課後の静かな日差し
君の可憐な 指先が 長い髪をかき揚げて
君のロッカー
君とのアクセスの場所
待ち合わせの場所へと向かう
爽やかな 春先の午後を 走り抜ける
この先 何年も
この先 ずっと二人
永遠なんて 言葉は
大きくなるにつれて
忘れてしまっても 君と
紡いだ時間 なくさないから
であった頃のよに
指切りした あのときのよに
君を抱きしめた 胸の中に込み上げる
君といた時間は オピオイドのように
ぼくをきゅっとさせる