高く高く
あの風を 捕まえたくて
自転車の勢い強く 坂道の途中に浮かぶ
雲を追い越して 君に捕まりながら
ごくっと飲んだサイダーが 喉を少し締め付けて
君にすきだよ 夏風届け 太陽めがけ
高く高く 空色のした 二人の影できて
早く早く 息を切らして 君がぼくに言うよ
永遠に 僕らはずっと 同じ夏空の季節をこえて
永遠なんて わからない二人だけど
呼吸を整えて 改めて 君といつまでも二人で
何回も 訪ねるよ この季節が 過ぎ去っていつか
離ればなれになって お互いが 探し歩いて
再び君と 手を繋げたら 君がいつかぼくに
くれた言葉で 何度もすきと言って
子供のように
蒼空いっぱいの
目が覚めるような星が
君の瞳を 輝かせていくよ
子供のように そっと聞かせて
銀河の星が 今夜は君に
教えてくれた 全てを
100年続いた 神話のロマンスを
深夜のビルの 屋上を 駆け抜けて散った
ほうき星は君の 願いを聞いて
君の街へと 夢を降らせる
何度だって 空に描いた
あなたのように なれますように
心の中を 切り裂いては 走り抜けていく
彗星のような まばたきのような
僕らの街は いつから こんなにも綺麗な
輝きを放つ 夜空のしたで
いつか僕らが 少年の頃に
描いた星座 空へ広がる
真空の空を 流れる星のように
放課後
ハレルヤ 空は 君のコロンの 匂いを運び
ハレルヤ 雲は 永い年月 君を待っていた
放課後の静かな日差し
君の可憐な 指先が 長い髪をかき揚げて
君のロッカー
君とのアクセスの場所
待ち合わせの場所へと向かう
爽やかな 春先の午後を 走り抜ける
この先 何年も
この先 ずっと二人
永遠なんて 言葉は
大きくなるにつれて
忘れてしまっても 君と
紡いだ時間 なくさないから
であった頃のよに
指切りした あのときのよに
君を抱きしめた 胸の中に込み上げる
君といた時間は オピオイドのように
ぼくをきゅっとさせる
カーテン
君の部屋は 南向きの 優しい風が
僕と君と 新しい歯ブラシと カップが並んで
いつまでもここに いるかは わからないけど
ずっとここで 日差しを浴びている
あぁ もう少し 分けてくれないか
あぁもう少し そばにいてくれないか
そっと顔を向けあいながら
いまよりそばへ 風が運んだ カーテンが靡く
君といた部屋 そこは 町外れ 南向き きみといる部屋
突然 君の 静かな瞳
長い沈黙 言葉を探す
このまま君に 告げないと
日差しが去っていくようで
指を絡ませ 別れを惜しむ
あぁ カーテンが 風を運んで
あぁ 翻る 君のブーケが
銀の時計を止めて ここで休もう
これからも約束しようよ
長い午後 見つめあいながら
涙の理由
悲しみを覚えた 今は そっと 目を閉じて
あなたの背中を越えて 吹く風が冷たくても
長い眠りを解き放ち 今は そっと 蒼空に
きっと空が求めた 祈りを知っているから
涙の理由は いつか聞かせて
大人になってく 階段をそっと 上っていくなら
涙で歪んだ空に 雨が落ちても
君が選んだ 大地に 花が咲くまで
遠くなる 友は いつか
また会えるよね
君がいつか微笑みを
思い出したら
夢や希望の欠片を
そっと集めてみてね
哀しみで支配された
そんな世界に
君と出会った
運命の螺旋に 導かれた友達の
言葉を今は 夢の中へと
さあ思い出してね
輪廻の再生を
さあ鳥たちの朝が来たら
君を待ってる世界へと 目覚める