優しい陽の明かりと頬杖

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10/14/2023, 10:13:47 AM

高く高く

あの風を 捕まえたくて
自転車の勢い強く 坂道の途中に浮かぶ
雲を追い越して 君に捕まりながら
ごくっと飲んだサイダーが 喉を少し締め付けて
君にすきだよ 夏風届け 太陽めがけ

高く高く 空色のした 二人の影できて
早く早く 息を切らして 君がぼくに言うよ
永遠に 僕らはずっと 同じ夏空の季節をこえて
永遠なんて わからない二人だけど
呼吸を整えて 改めて 君といつまでも二人で

何回も 訪ねるよ この季節が 過ぎ去っていつか
離ればなれになって お互いが 探し歩いて
再び君と 手を繋げたら 君がいつかぼくに
くれた言葉で 何度もすきと言って

10/13/2023, 10:14:03 AM

子供のように

蒼空いっぱいの
目が覚めるような星が
君の瞳を 輝かせていくよ

子供のように そっと聞かせて
銀河の星が 今夜は君に
教えてくれた 全てを

100年続いた 神話のロマンスを
深夜のビルの 屋上を 駆け抜けて散った
ほうき星は君の 願いを聞いて
君の街へと 夢を降らせる

何度だって 空に描いた
あなたのように なれますように
心の中を 切り裂いては 走り抜けていく

彗星のような まばたきのような
僕らの街は いつから こんなにも綺麗な
輝きを放つ 夜空のしたで

いつか僕らが 少年の頃に
描いた星座 空へ広がる
真空の空を 流れる星のように

10/12/2023, 10:52:12 AM

放課後

ハレルヤ 空は 君のコロンの 匂いを運び
ハレルヤ 雲は 永い年月 君を待っていた

放課後の静かな日差し
君の可憐な 指先が 長い髪をかき揚げて

君のロッカー
君とのアクセスの場所
待ち合わせの場所へと向かう
爽やかな 春先の午後を 走り抜ける

この先 何年も
この先 ずっと二人
永遠なんて 言葉は
大きくなるにつれて
忘れてしまっても 君と
紡いだ時間 なくさないから

であった頃のよに
指切りした あのときのよに
君を抱きしめた 胸の中に込み上げる
君といた時間は オピオイドのように
ぼくをきゅっとさせる

10/11/2023, 10:13:21 AM

カーテン

君の部屋は 南向きの 優しい風が
僕と君と 新しい歯ブラシと カップが並んで
いつまでもここに いるかは わからないけど
ずっとここで 日差しを浴びている

あぁ もう少し 分けてくれないか
あぁもう少し そばにいてくれないか
そっと顔を向けあいながら
いまよりそばへ 風が運んだ カーテンが靡く
君といた部屋 そこは 町外れ 南向き きみといる部屋

突然 君の 静かな瞳
長い沈黙 言葉を探す
このまま君に 告げないと
日差しが去っていくようで
指を絡ませ 別れを惜しむ

あぁ カーテンが 風を運んで
あぁ 翻る 君のブーケが
銀の時計を止めて ここで休もう
これからも約束しようよ
長い午後 見つめあいながら

10/10/2023, 10:13:32 AM

涙の理由

悲しみを覚えた 今は そっと 目を閉じて
あなたの背中を越えて 吹く風が冷たくても
長い眠りを解き放ち 今は そっと 蒼空に
きっと空が求めた 祈りを知っているから

涙の理由は いつか聞かせて
大人になってく 階段をそっと 上っていくなら
涙で歪んだ空に 雨が落ちても
君が選んだ 大地に 花が咲くまで

遠くなる 友は いつか
また会えるよね
君がいつか微笑みを
思い出したら

夢や希望の欠片を
そっと集めてみてね
哀しみで支配された
そんな世界に
君と出会った
運命の螺旋に 導かれた友達の
言葉を今は 夢の中へと

さあ思い出してね
輪廻の再生を
さあ鳥たちの朝が来たら
君を待ってる世界へと 目覚める

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