マオ

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3/27/2025, 2:55:36 AM

七色

僕がまだ幼い頃のこと。
不思議な子と出会ったんだ。
顔はよく思い出せない。声も思い出せない。
でも、一つ覚えてるのは、一緒に虹を見たこと。
その子の髪と瞳も虹と同じように輝いていて、
つい見惚れたのを覚えてる。

青い空に、七色の虹。
『きれいだね。』
そう言って隣を見ると、
君は影も形もなく居なくなってた。

大人になって今でも、
あの日、あの瞬間を忘れられない。
僕はいつまでも待ってるよ。
君が残した七色の羽を持って、虹の空の下で。

3/24/2025, 10:11:48 AM

もう二度と

嬉しい、楽しい、ときめく。
いつでも君を考える。
桜舞う春の日、君と結ばれてから毎日が楽しい
こんな日がいつまでも続けばいいのに。


辛い、苦しい、切ない。
もう一度でいいから会いたい。
雪が降る冬の日、君がいなくなってから毎日が苦しい
こんなの耐えられない。
こんな思いをするなら…
恋なんて、もう二度と

3/23/2025, 11:34:45 AM

曇り

今日の天気も曇り。
このところ、ずっと曇りだ。
日が覗くこともなく、
雨が語りかけることもない。
曇りでも、君がいればそれでいいや。
どんよりした灰色の下、僕と君は馬鹿話で笑い合う。

今日の僕も曇り。
君がいなくなってから、ずっと曇りだ。
君がどこにいるかもわからず、
悪い知らせを聞くこともない。
曇りでも、君がいれば僕は晴れたのに。

馬鹿にするような晴れの日。
わざとらしく輝く太陽。
眩しくて全てが白く見えた。
明日も、明後日も。
僕は今日も曇り空。

3/22/2025, 10:13:41 AM

bye bye

もう、きっと二度と見れない君の背中。
さよなら、は気恥ずかしくて。
昔から、ずっと追い続けていた君の背中。
またね、は無責任だと感じて。
今、霞になって消えようとする君の背中。
嘘みたいな笑顔を浮かべて。
bye bye.
またいつか。
そんな想い、届いただろうか。
でもこの淡い思いもいつかの日まで。
bye bye.

3/21/2025, 10:05:38 AM

君とみた景色

君とみた景色。
そんなの、挙げていけばきりがない。
2人で見た日の出。丘から見た夕日。
手を伸ばした満天の星。
本当に、きりがない。
…でも、それは全部『友だち』として。
『親友』としてみた景色。
僕は君と、『恋人』としてその景色を見たかった。
でも、叶わなかった。
君の僕への感情は、
僕の君への感情と。
違っていた。違っていたんだ。
でも、もう戻れない。
もう、あの頃のように君と見れない。
だから、思い出す。君と見た景色を。

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