マオ

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3/23/2025, 11:34:45 AM

曇り

今日の天気も曇り。
このところ、ずっと曇りだ。
日が覗くこともなく、
雨が語りかけることもない。
曇りでも、君がいればそれでいいや。
どんよりした灰色の下、僕と君は馬鹿話で笑い合う。

今日の僕も曇り。
君がいなくなってから、ずっと曇りだ。
君がどこにいるかもわからず、
悪い知らせを聞くこともない。
曇りでも、君がいれば僕は晴れたのに。

馬鹿にするような晴れの日。
わざとらしく輝く太陽。
眩しくて全てが白く見えた。
明日も、明後日も。
僕は今日も曇り空。

3/22/2025, 10:13:41 AM

bye bye

もう、きっと二度と見れない君の背中。
さよなら、は気恥ずかしくて。
昔から、ずっと追い続けていた君の背中。
またね、は無責任だと感じて。
今、霞になって消えようとする君の背中。
嘘みたいな笑顔を浮かべて。
bye bye.
またいつか。
そんな想い、届いただろうか。
でもこの淡い思いもいつかの日まで。
bye bye.

3/21/2025, 10:05:38 AM

君とみた景色

君とみた景色。
そんなの、挙げていけばきりがない。
2人で見た日の出。丘から見た夕日。
手を伸ばした満天の星。
本当に、きりがない。
…でも、それは全部『友だち』として。
『親友』としてみた景色。
僕は君と、『恋人』としてその景色を見たかった。
でも、叶わなかった。
君の僕への感情は、
僕の君への感情と。
違っていた。違っていたんだ。
でも、もう戻れない。
もう、あの頃のように君と見れない。
だから、思い出す。君と見た景色を。

3/20/2025, 11:02:51 AM

手を繋いで

手を繋いで歩いた夏の日。
熱くて手汗をかいていたの、
気づかれなかっただろうか。
そんなことを考えながら、2人街を歩いた。

ねぇ、いつの間にこの手が離れたんだろ。
君はどこかに消えてしまった。
幻だったのではと思うほど、
痕跡を残さずに。
でも、私は待ってる。
また、この手を繋ぐ日を。

3/19/2025, 12:19:31 PM

どこ?

ねぇ、今どこ?
電波越しに聞こえた、君の声。
電話しながらお互いの顔を見つけて笑い合ったっけ。
ただそれだけでやけに楽しくて。
真上に輝く太陽も笑っているようだったね。

ねぇ、どこ?
今、どこにいるの?
繋がらない電波。
歩けど歩けど見つからない君の姿。君がいない。
ただそれだけのことが
やけに苦しくて、
痛くて、切なくて。
沈みかけた太陽がばかにしてるようだ。
これが、幸せの代償。
でも私は今日も問う。
『君は、どこ?』

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