転生したい民

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4/30/2026, 2:03:42 PM

2026/04/30

夢を見なかったから、今日起きたことを話すわ。
今日はやることが多くて中々眠れなかったの。

私は生まれてからすぐ妹の世話役になって、娘らしい扱いをされたことなんて一度もなかった。
この世界は私の読んでいた漫画の世界と似てるけど、私のこの体は誰のものか見当がつかない。
ただその分、罪悪感を感じることはないし自由に生きれると言うもので。
でも、妹の世話役になったからには私に自由なんてなかった。
私がそう思ってるということは、たぶん妹は何倍も自由を望んでいるんだろうと思う。

それからしばらくして両親が亡くなった。
別に情なんて湧いてるわけがなかったが、一応娘なので泣いておいた。
その後、私と妹は…。
というか妹はその美貌から、聖下に気に入られ、教会で暮らすことになった。
私はあくまでも世話役だったけど、聖下もその弟子さんたちも、私を一人の人間として見てくれた。
それが、ただただ嬉しかった。
弟子さんと、妹と、教会を抜け出して夜の街に出かけたことがあったな。
行きつけのお店で匿ってもらって、みんなで飲んで語って…。

話が長くなったから、昔話はやめようと思う。
それで、今日はそな教会から出て、公爵家に住むことになったので、その荷物整理やらなんやらをしていて眠れなかったのだ。
私だけの呼び出しだったから妹は行かないことになってたけど、手紙が来た時からずっと怒っていて、聖下も却下の手紙を何通か送ったみたいだった。
私も正直…行きたくなかった。
でも、“あの”公爵様の命とあれば、行くしかあるまい。
それに、漫画を読み尽くしこの世界のことを知り尽くしている私が、公爵様を利用しないわけにいかない。
やるからにはとことんやる。
何かをなくしてでも。




















でも本当は、私を認めてくれた人達を、この楽園を置いて行きたくはなかった。

4/29/2026, 1:29:24 PM

きれいな花畑…。
こんな神聖な場所、前世にはなかったし…。
どう考えても今世かな。

妹は美しい。
輝くルビーの瞳と天使のような白い髪と肌。
弱々しくて、守られるべきで、武術が得意な私とは似ても似つかない。
手を離したら飛んでいってしまうだろうな。
風に乗るたんぽぽのように、白くて淡いから。
そう花といえば。
クローバーがそこら中に咲いてたから、四葉のクローバーを探した。
妹に似合うのは、“しあわせ”の四文字だけだと、決まっているらしいから。

春の風が吹くこの季節。
今世の私なら小学校に入学した時かな?
はじめて声をかけてくれた彼と、クローバー探しをしたのを覚えてる。

花といえばもう一つ、彼が倒れた日花束を送った。
名前はチョコレートコスモス。
甘党だった彼にぴったりだと思ったけど、反応は微妙だったな。
ずっと寝てたし。


はあ、思い出は全部飛んでいったら良いのにな。
花みたいにきれいなものも、消しちゃった方が楽なのかも。
大切な人はもう作りたくない。
また、散ってしまうのは、もう懲り懲りだから。
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2026/04/29

妹に会った。
転生してからできた妹だけど、本当に愛らしい。
私はこの世界では、名家の娘だけど、妹の方が大切にされてきた。
それはもう見てわかる。
あのきれいな花を汚すわけにはいかないからな。

大人さえいなければ、彼女も自由だったはずなのに。

4/28/2026, 1:06:59 PM

前世の話。
わたしが生きていた時代は、人の寿命は医療の進歩により100年以上生きられる時代だった。
生まれた時から70.80歳なんていうのは当然の年齢で、100年生きればすごいくらい。
私は100歳なんてなりたくなかったし、老けたくも忘れたくもなかったんだけど。

けど、君は歳を重ねれば重ねるほど、世界を知れていいんじゃないか、と言ってたよね。

私には理解できなかった。

それと、君は頭が良かった。
テストは毎回クラス一位で、話が合わないから勉強会はしたくなかった。

頭は良いくせに、先生には媚を売ってなかった。
それに先生も気に入ってなかった。

私には理解できなかった。

けど、君に勉強教えられた時、はじめて劣等生でよかったと思ったよ。

人生の意味とか、何かをする意味とか、毎分毎秒考えてるわけじゃない。
でも、君と会った時、話せた時、目が合った時、笑い合った時、君に触れた時。
その1秒1秒を噛み締めていたのは確かに覚えてるし、いつまでも考えてるんだよね。

心臓が跳ねておかしくなりそうな時も、小さくなって潰れたちゃいそうな時も、それはたった一瞬の積み重なりで。
もうとっくに慣れてしまったけど、思い出すとまた胸が痛い。



今日はもうやめよう?
また泣いてしまう。
あの雨は止まないで欲しかったのに。

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今日も誰かわからない人と話した。
というか、聞かれている感じだった。
問い掛けられてはいなくて、盗み聞きされてる感じ。
私は前世の彼に話しかけてるはずなんだけど、いないよね。


2026/04/29
夢の内容は1日過ぎれば忘れる。
あの人が誰なのか、前世と何の繋がりがあるのか。
自分と向き合うためにも、日記をつけることにした。

4/27/2026, 1:16:21 PM

何がいいかなんて分からない。
きっと、愛しているから目には天使が映って見えるんだろう。

君は私のことを見てなかったかも知れない。
君の瞳に映るのは、私と同じように天使なのかも知れない。
その天使の顔にはダイヤモンドが埋められているの?
光を放って君を見つめ返しているの?

だから、彼女を見る君の瞳は光り輝いているの?
ねえ答えてよ。

答えて

私の生きる意味。答えて、教えてよ。
私の瞳には全てくすんで見えるの。

あなたのその大きな目を刺してしまえば、私の記憶が最後の記憶になるかしら。
あなたのその綺麗な声を絞めてしまえば、私にしか届かなくなるかしら。
あなたのその逞しい手を縛ってしまえば、生涯私にしか触れられなくなるかしら。
あなたのその自由な足を縛って切ってしまえば、私から離れなくなるかしら。

もし、もしもその心を奪う薬なんかがあったとしたら。
そうしたら。
もう一度「綺麗」と言ってくれる?
ねえ、愛しい人。



あなたの天使をいつまでも汚さないでいてね。

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「…うわっ、濡れてる」
久しぶりに泣いてしまった。
転生してしまってから、この人生を良くするために考えすぎてよく眠れてなかったのに…。

近頃、毎日夢の中で誰かに会う。
知ってるんだろうけど、誰かはわからない。
それと、その人に会うと沢山質問したり、話したりしたくなる。
もしかしたら転生したの画関係してるのかな…?