転生したい民

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前世の話。
わたしが生きていた時代は、人の寿命は医療の進歩により100年以上生きられる時代だった。
生まれた時から70.80歳なんていうのは当然の年齢で、100年生きればすごいくらい。
私は100歳なんてなりたくなかったし、老けたくも忘れたくもなかったんだけど。

けど、君は歳を重ねれば重ねるほど、世界を知れていいんじゃないか、と言ってたよね。

私には理解できなかった。

それと、君は頭が良かった。
テストは毎回クラス一位で、話が合わないから勉強会はしたくなかった。

頭は良いくせに、先生には媚を売ってなかった。
それに先生も気に入ってなかった。

私には理解できなかった。

けど、君に勉強教えられた時、はじめて劣等生でよかったと思ったよ。

人生の意味とか、何かをする意味とか、毎分毎秒考えてるわけじゃない。
でも、君と会った時、話せた時、目が合った時、笑い合った時、君に触れた時。
その1秒1秒を噛み締めていたのは確かに覚えてるし、いつまでも考えてるんだよね。

心臓が跳ねておかしくなりそうな時も、小さくなって潰れたちゃいそうな時も、それはたった一瞬の積み重なりで。
もうとっくに慣れてしまったけど、思い出すとまた胸が痛い。



今日はもうやめよう?
また泣いてしまう。
あの雨は止まないで欲しかったのに。

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今日も誰かわからない人と話した。
というか、聞かれている感じだった。
問い掛けられてはいなくて、盗み聞きされてる感じ。
私は前世の彼に話しかけてるはずなんだけど、いないよね。


2026/04/29
夢の内容は1日過ぎれば忘れる。
あの人が誰なのか、前世と何の繋がりがあるのか。
自分と向き合うためにも、日記をつけることにした。

4/28/2026, 1:06:59 PM