'25年5月5日 手紙を開くと
せっかくの長い休みだから少し部屋を片付けようと思う。
特に紙類の整理が苦手で、捨てるタイミングを失った紙達を一気に片付けたい。
チェストの中にとりあえず押し込めた紙類を全部引っ張り出して、1枚ずつ確認していく。
あー途方もないこの作業が嫌で手付かずだったんだよな。
何年も前の請求書関係は迷うことなく処分。
雑誌等から切り抜いた情報達=例えば読みたい本や行ってみたいお店、手土産におすすめのお菓子等=あまりに古い情報は捨てよう。
今はもうやり取りしなくなった年賀状や手紙。
手紙を開くと当時の思い出が甦ってきて懐かしくなり、次々読み始めてしまう。
片付けしてることも忘れてしまうのよね。
もちろん捨てることもできないし、また元の場所に戻すだけ。
手紙を読んでいたらいつの間にか時間が随分経っていて、もう今日はこの辺でいいか、ってなっちゃう。
でもちょっとは片付けられたから良しとしよう。
残った紙類をまたチェストの引き出しへ戻し、片付けは次の連休まで引き延ばされたのでした。
'25年5月3日 青い青い
美術館で見た絵
青い服青い帽子の人がたくさん並んでいる
その青い人達の目はみんな真っ赤な唇
私はじーっと見て考える
『目は口ほどにものを言う』
その唇は全部閉じているのに
何か言いたげに見える
人は口では愛想の良い言葉を発していても
目が笑ってなければその言葉を信用できない気がする
真実を語っているのか目を見て確かめる
'25年5月2日 sweet memories
生クリームよりあんこが好きなんだよね。
小さい頃からわりと和菓子派だったかも。
中学生の頃にケーキバイキングが流行っててね。
電車に乗ってちょっと大きな町の繁華街にある喫茶店で、たしか14時~17時までとか、時間限定でケーキバイキングをやってたの。
その頃でもケーキはそんなに沢山食べられなかったんだけど、友達に誘われて行ってみたのよ。
お店に着いたら他の友達や上級生達でいっぱい。
席に座って注文すると、大きなトレーに色んなケーキを乗せて店員さんが回ってくるスタイル。
飲み物も珈琲か紅茶ならおかわりができて、その頃はまだ珈琲を飲めなかったから紅茶で。
ケーキ1個と紅茶1杯ならケーキセットの方が安いから、ケーキ2個は食べないといけない。
1個目はチョコケーキ。
美味しく食べてそれでもう充分だったけど、友達はまだまだ食べるつもりだし、私も元を取らないと勿体ないからもう1個、チーズケーキを。
みんなが4つ5つ食べてる間に私はチーズケーキを少しずつ味わう。
紅茶のおかわりもなかなか喉を通らない。
今の私からは想像もつかないくらい、甘いものに関しては少食だったなぁ。
sweet memoriesじゃないスイーツの思い出。
'25年5月1日 風と
'25年4月30日 軌跡
美術館へ行った。
展示されている作品達は作者の年表を辿って並べられている。
誰もが知っている有名な作品にたどり着くまでには、色んな経験や時代背景や、それだけでは説明できない作者の心の軌跡が反映されているのだろう。
実物には、画像や写真で見るだけではわからない紙のシワやインクのシミ、余白部分にはペンの試し書きをしたような跡まであって、やはり原画を実際に見ることは大切だなと思う。
すごく興味があって見に行ったわけではなかったのに、実物を見るとファンになってしまうのは、私が単純なだけなんだろうか。
そんなことを思いながら、最後のグッズ売り場で大枚をはたいてしまう。
A4ファイルなんて沢山持ってるのに。
ポストカードも誰に送るわけでもないのに。
アクリルキーホルダーはすぐにバッグにつけた。
高価な画集は思いとどまったけれど、画集がピッタリ入るトートバッグは買ってしまった。
画集はないけれどトートバッグに買ったものを早速入れて帰る。
これがファン歴1日の私の軌跡。