◎一歩目に「もうムリ」使うは「逃避」だと
ローマの世から聞こえてきそう
古代ローマでありやなしやと
人の心のありやなしやと
説教垂れる我も歳なり
困難に立ち向かいてこその人生よ
◎最初から「もうムリ」使う「逃避癖」
人生は長くて辛いものなり
の心のありやなしやと
古代ローマになかった仕組み
長くて辛い人生に早すぎやろ(笑)
説教垂れる我ら年寄り
◎最初から「もうムリ」使うは「逃避」だと
我ら年寄り説教垂れて
◎最初から「もうムリ」使う逃げ癖に
説教垂れる我ら年寄り
◎九州へ渡るフェリーの波跡に
亡き父母の顔ふと浮かびけり
◎チョコチョコと歩きし「くう」の鼻先を
ヒラヒラと舞う蝶に追い付け
ヒラヒラと舞う蝶を追いかけ
◎道標指す方向は違えども
笑いたいよね 人生の旅
やすらぎこそと今は気付けり
旅の終着地は笑いたい
◎人生の道標こそ数あれど
やすらぎこそと今は気付けり
「もうムリ」使うありやなしやと
最終に残りしは人に与えしものとは
◎幼い日帰省の度に亡き父母の
顔浮かびけり白き波跡
連れられ乗りし船いと懐かし
◎人生は苦あり楽あり
一歩目に「もうムリ」使うは考え直そ
◎九州へ渡るフェリーの
震動に父母の顔ふと思い出す
◎九州へ渡るフェリーの
波跡に亡き父母の顔ふと浮かびけり
◎同級とゴルフする度思い出す
授業サボりて囲む雀卓
◎チョコチョコと前を歩きし「くう」の鼻先
ヒラヒラと舞う蝶を追う我
ヒラヒラと舞う蝶に追い付け
◎くうと僕 モンシロチョウを 追いかけて
チームみたいに 盛り上あげて行く
◎言い訳は売るほどあれど「信」無し
政治家の質 いと嘆かわし
世に流行る「退職代行」を受けつけて
他人任せが そんなことまで
◎顔知らぬ祖父の百回忌に誓う
命の縁 その次次に
◎百回忌祖父に誓わん血の縁
繋ぎ続けるその次次に
おじいさん 百回忌 玄孫 卒塔婆
青い空 血の繋がり ありがとう
ちょこちょこと 歩く「くう」の鼻先から
ヒラヒラと舞うモンシロチョウよ
パーシモン
なぞなぞで
ゴルフのあれだよ
柿は英語で
「なそなぞの柿は英語で」
パーシモン
昔のヘッド
僕は答えり
載ってない こと起きてくる そりゃそうだ
年表の先は白紙だもの
給湯器「お風呂の栓はしましたか」
「はい、しました」といつも答えり
◎エコキュート「お風呂の栓はしましたか」
「はい、しました」と僕は答えり
トイプーの「くう」は、9歳になるけれど
今も赤ちゃん 僕にとっては
◎「ご不満」は売るほどあれどお互いに
グッと飲み込む夫婦の会話
◎擦れ違う見知らぬ子らの
挨拶に「もしかしたらば僕は不審者」
◎血便は 孫の帰省の ストレスか
「くう」にとっては 辛い連休
◎大臣の「売るほどあるは」方言と
言えば言うほど火に油さす
擦れ違う見知らぬ子らの挨拶に
「世の中的に僕は不審者」
トイプーの「くう」は今年で9歳なれど
ゆっくりと待合室に染み渡る
テレビの中の「歌会始め」
○子がくれし「脳活本」へ忍び寄る
ボケの足音負けてたまるか
春を待つ菩提寺の庭
百回忌の朝祖父を偲ばん
○ゆっくりと待合室に流れ込む
テレビの中の「歌会始め」
○初夢で亡き父母に語りかけ
ひ孫の笑顔 未来の夢を
○初詣2時間超えてたどり着く
社殿の隅で「吉」に癒され
○子がくれし「脳トレ本」に抗いて
老いの足音負けてたまるか
流れ込む→溶け込むは?
テレビの中の→音の拡がり
語りかけ→見せてやる
に抗いて→と闘いて
老いの足音→老いの近づき
戻れない道を歩いてきたんだと
65でただ思い知る
ぐいーっと軀震わせ自販機が
冷やした「ビール」ぐいーっと飲む
○顔知らぬ祖父を忍びし百回忌
恥ずかしながら僕が「孫」です
○百回忌祖父に届けとからメール
「孫もひ孫も玄孫もいます」
顔知らぬ祖父を忍びし百回忌
孫も曾孫も玄孫もいます
○百回忌出来ることなら伝えたい
「孫もひ孫も玄孫もいます」
知らぬ間にスポーツジムに
なっていた元コンビニに面影探す
知らぬ間にスポーツジムになっていた
元コンビニに残る面影
○知らぬ間にデイサービスに変わっていた
元コンビニに爪痕探す
年取れば備わる訳じゃないけれど
もう少しほしいな品格とやら
還暦を過ぎてこそ知る教訓は
人生に起きること全てに意味がある
戻れない川を渡って来たんだと
66でふと気付く夜
○戻れない川を渡って来たんだと
還暦過ぎてただ
○グウィーンと体震わせ自販機が
冷やしたビールグウィーンと飲む
○自販機に入りて間もない「いろはす」じゃ
喉の渇きを癒せやしない
政治家に求めることは無理なれど
せめてほしいな品格とやら
知らぬ間に空き店舗だらけの街を
いつまでも銀天街などと呼べるかな
「綾鷹」のボトルをひねる
熱中症予防を義母に呼び掛けながら
高齢者だらけの団地を
いつまでもニユータウンと呼べるのだろうか
綾鷹のボトルをひねる
熱中症対策とやらを呼び掛けながら
高齢者ばかり残ったマンションを
いつまでニュータウンと呼べるだろうか
お年寄りばかり残った山村を
いつまで限界集落と呼べるだろうか
高齢者ばかり残った団地棟
いつまでマンモスと呼べようか△
綾鷹のボトルをひねる
熱中症予防とやらを呼び掛けながら◎
冗談か聞き間違いか
ニュースから流れる気温40℃◎
命に関わる 危険な暑さ
ニュータウン
ありえない
ありえないニュースが告げる40℃