丘の上に登ろう
青い空を見に行こう
行き場をなくした想いは
高く高く消えていく
どこまでも続いていく
目の前のこの道を
迷いなく歩いていく
雲一つない未来へ
見下ろすわが町の中を
軽トラックが走っていく
こんな小さな町の中
日常が詰まっている
丘の上に登ろう
青い空を見に行こう
行き場をなくした想いは
高く高く消えていく
高く高く果てない空は
宇宙のように澄み切っていた
あの日あの人と見上げた空と
何一つ変わらないと思う
曇り空の下アスファルト
色付いたポプラの葉っぱ
風にくるくる舞い上がる
高く高くそびえ立つ
並木道を一人歩き
秋の街は心地良い
君がくれた優しさたちが
胸の奥に火を灯している
冬が来れば全て消えて
雪が静かにふりつもっていく
爽やかな朝
何もかもを忘れて
少しの荷物と
列車に乗り込んだ
どこまでも続く
日常の連なり
踏切を待つ
サラリーマンの姿
そうだよあの人と
別れ話をしたのだった
しがらみの日々も
もう終わった
まるで子供のように
愛せればよかった
何もかも忘れて
列車に乗り込んだ
まるで子供のように
ココロのままに
何もかも忘れて
列車に乗り込んだ
放課後かくれんぼ
陽が射す学校で
階段下の空間に
私は忍び込む
いつしか時は経ち
静まり返る空間で
探しに来ないから
出たら見つかった
なんだか笑えてさ
二人で笑ったの
ほんとにホッとして
見つけてくれてありがとう
放課後かくれんぼ
陽が射す学校で
過ごしたあの日々は
私の宝物
放課後かくれんぼ
チャイムが鳴ったらさ
一緒に駆け出した
自由な空の下
その日は朝から小雨模様
黙々と植林の中を進んだ
君と何度登っただろう
僕はまだこんなところにいる
暗い暗い森の中を
ただただ水は流れていく
君がくれた温もりさえも
もう忘れてしまったよ
その時空から陽が射してきたんだ
気まぐれな一瞬の優しさが
まるで笑顔をくれたように
感じて少しだけほっとする
空から下りたカーテンが
とても綺麗だったのは
多分空が灰色に
包まれていたからだろうね
そうだった僕が君を愛した頃
見上げればいつも灰色だった
けれど君に助けられて
僕は幸せだったと思うよ
君の涙の理由を僕は知らない
多分聞いても理解出来ない
君だって僕に言っても仕方ないと
何一つ言ってくれないから
どこまでも死ぬまで歩いていく
砂漠の砂を踏みしめて
炎のような日が沈む
風の音だけが響いていた
君は俯いて泣いていた
友達が心配そうに見つめている
こんなにも君のことを思っているのに
僕は君のことを何も知らない
どこまでも死ぬまで歩いていく
孤独の砂を踏みしめて
炎のような日が沈む
風の音だけが響いていた
僕には何が欠けているのか
他の人と生まれつき違うのか
全ての人は向こう側で
僕はどうしてここにいるのか