ハートが踊る
素敵なメロディー
軽やかな僕ならいいのにね
君の指先
細く白い腕
白いワンピース綺麗
僕はタップを踏むんだ
眼鏡が飛んでも
拾ってる暇ない
君をつかまえるまで
流れるように
風に身を任せて
リズミカルな木琴のように
跳ねるのさミュージカル
ハートが踊る
素敵なメロディー
ココロコロコロ
ドングリコロリンコ
夜中の一時から朝の六時
ベッドに倒れ込んで寝息を立てよう
君のことを考えながら
眠る夜は心地良いから
まるで波が寄せるように
私の心に静かに寄せる
君の微笑み優しい声に
過去の二人を思い出すから
あの日ケンカしたことも
そしてサヨナラしたことも
遠い遠い記憶の隅に
しまい込んで今はもう
束の間の休息を
一緒に夢の中で過ごす
明日の朝が来るまでずっと
揺られながらただ浮かんでいる
私の体は少しずつガタが来ている
肩をやって手術して
リハビリ途中で足を痛めた
肩をやる前までは
なんでも思い切り力を込めて
引っ張れたし踏ん張れた
自分の頭は信じられなかったが
自分の体は信じていた
ところが今はあまり強くひねると
ネジがバカになるこの椅子の足のように
引っ張りすぎるとポロリと外れるんじゃないかと思う
それと同時になんだか少し大事に扱ってやろうと
思うようになった
人生はどうやら限りがある
思っていたより早くそれはやって来るかもしれない
女子大生が二人公園でトレーニングしている
とても強くて逞しい
溌剌とした笑顔を見ながら
頑張れと静かに呟いた
朝のうちはくもり空
静かな町を歩いていく
いつも吠える犬も
眠たそうにしていた
こんな朝早くに
起きるなんてこと
君といればなかった
甘えていた僕さ
過ぎた日を想う
繰り返し寄せる波のように
瞳を伏せて呟いた
別れの言葉
あの日から全てが
変わり果ててしまったんだ
それは悪いことじゃなく
気づき始めたから
朝のうちはくもり空
静かな町を歩いていく
少しずつ雲が
風に飛ばされていく
星座
宇宙をキャンバスにして
描いた世界さ
何もない小さな田舎の馬小屋で
君と見上げた空に広がる満天星
この空をいつまでも
忘れないように
今日の星を一つ一つ
残しておこう
二人が未来を誓いあった
かけがえのないものも思い出に変わるから
肩を寄せ合いずっとずっと
歩いていこうと決めたから
星と星を繋いだら
形を作り意味を持つ
君と二人で明日から
意味ある日々を繋いでいこう