「もう…終わりにしよう?」
君の手にはライターが握られている。
『……え』
生暖かい風が僕のそばを過ぎ去る。
彼女はしゃがんでカチッと火をつける。
「周りに誰もいないから大丈夫だよ」
「暗くて煙も見えないから…火をつけても大丈夫」
『……おい……ちょっと待て』
彼女は僕の言葉を無視して、火を灯した。
が、火は一瞬で消えた。
「あ…」
『ほら、だから言ったろ。先に蝋燭を固定させろって。だから倒れるんだよ』
「だって難しいんだもん」
『ほら、貸してみろ』
「………おお〜!!やったぁ」
彼女はウキウキで蝋燭の火に手持ち花火を近づける。
やっぱりバーベキューの終わりには花火だよな。
ー終わりにしようー
あ、やっときてくれた。
いまって、なんじなの?
……ろくじよんじゅっぷん?じゃあ、わたしよじかんまったわ。
………もう…おそいよ。
らいん、きずいてなかった、でしょ。
…ふふ。だとおもった。
ちょっと…そんなにつよくにぎらないで。いたいわ。
……ごめんね…あたまを、たたかれたみたいで…
うまく…はなせ、ないの。
この、さき…わたしはいきてるか…わから、ない。
…でも……もし、いきて、いたら…
どんなことが…あって、も、
わたしの、こと、を…しんじて、ほしい…な。
ー手を取り合ってー
よし。今日は19時台に投稿できたか?
成長だなww
って、そんな事はどうでいいか。
ちょ、お前ら聞いてくれよ〜。
俺、高校の理系いるんだけど
今日化学のテストが帰ってきたんだよね。
聞いて驚くなよ…?
なんと……100点中 97点!!!!!
いや〜頑張ったわ。
物理も93点で2位と20点ぐらい差つけれて大満足!!w
数学は99点だし、俺ってば天才か???
……でもな〜
俺、理系脳だから国語とか地理とかやばいんだわ。
地理はどっちかというと理系かもしれないけど…
その…覚えるのが大ッッッ嫌いなんだよねwww
計算とかは見たこと無いやつだからいけるけど、
漢字とか人の名前とかは無理!!!
2年経っても部活の先輩の名前、知らねーもんw
ー優越感、劣等感ー
わりぃ…遅れた。
は?何がって?決まってるだろ。
これだよこれ。毎日投稿してるだろ。小説。
実は今日、学校の方で仕事があってよ。
超疲れて寝てたんだわ。いや〜俺としたことが。
19時ぐらいに投稿できるように頑張ってるけどな〜。
何回か過ぎてることもあったな…わりぃ。
…そういえば、俺の小説見てくれてる人って何人いるんだ?
お気に入り登録とかされても分からないからな…。
あ、13日の文に『ヨルガオ』って言葉を入れてくれたらわかるんじゃねーか??
やってくれる人、いんのかね?
いたら普通に嬉しいなw
…何言ってんだろw
ーこれまでずっとー
ピロンッ
寝起きの顔のまま、スマホを開いた。
そこには1件のLINEが。
…誰からだ…?
アイコンは俺ともう1人が写っていた。
これは…あいつか。
俺は彼女とのLINEを開く。
………は?
そこには一言。『たすけて』と言う文字が。
背中が凍った。送られた時間は午前2時43分。
俺は寝ていて、LINEの通知は切っていた。
起きていれば…通知を切っていなければ…
……いや。こんなことを考えてる暇はない。
一刻も早く、彼女の家に行こう。
ー1件のLINEー