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4/22/2026, 12:42:51 PM

『たとえ間違いだったとしても』


私の選択が
彼の選択が
たとえ、間違いだったとしても
私たち──いえ、私は、何度でも同じ過ちを繰り返すでしょう。

あなたに抱かれた夢を知らないまま歌を歌い
偽物のエンドロールが流れる。
その先がたとえ火の海だとしても、たとえ地獄だとしても、私はその手を離さない。

4/20/2026, 8:55:12 AM

『もしも未来を見れるなら』



地球最後の日まで、花のように咲う彼女は歌を唄い水溜まりの上でバレエシューズの音を響かせる。

白鳥のように美しく、しなやかで、彼女の手はいつも氷のように冷たい。

隣で笑っているのは私ではなくて──


放課後の踊り場

その時間だけは私と彼女だけとの世界
夕焼けが踊り場を暖かく照らし
バイオリンの音が響く校舎に彼女のステップが響く。


そっと弦から弓を離せば彼女と目が合い、彼女はにへらと笑った。

この時を永遠という名に閉じ込めてしまいたかった。
この時間だけは私は素直になれた。

ボロボロになったスカートに、薄汚れた鞄
ケースにバイオリンを仕舞い、彼女は軽くストレッチをしていた。

“帰ろう”


彼女の差し出した手は私よりも小さくて、細くて──




この時間だけは、まだ、私の隣にいる。


私は彼女の手をじっと見つめた。
彼女は不思議そうに首を傾げ、私の手をそっと握った。


私は、ほんの少しだけ、握り返した。




4/19/2026, 12:59:32 AM

『無色の世界』

盲目な少年はいつも縦笛を吹いていた。

静かな畔に響く彼の音色は、楽しそうに、イキイキとしているその音はみんな大好きだった。

だが、あまりそれをよく思わなかった人が現れた。
彼は少年の縦笛を奪い、谷底へ落とした。

少年は悲しみのあまり、夜が明けるまで泣いていた。

悲しみの夜に暮れていると、ふと、暖かな陽の光が少年を照らした。
柔らかな風に、包み込むような仄かな光は少年の心を満たした。

そして、ふと、横に何か置かれているのに気がついた。
手に取りそれが笛であることがすぐに分かった。

少年は優しくそれを撫で、沈みゆく月にセレナーデを送った。

4/17/2026, 3:45:47 PM

『桜散る』


川の流れる音にそっと耳をすませば、少し遠くの公園から子どもの笑い声が聞こえてきた。

素足になり川に足を入れれば、少しひんやりとした水が心地よかった。
ふと見上げれば、散り残った桜がやわらかな緑に溶け込んでいた。

ヒラヒラと舞い散る桜の花びらを思わず掴んだが、息を吹きかけた途端あっけなく手を離れていった。

川へ落ちたそれは、もう二度と戻ってこないように、ゆっくりと流れていき、とうとう見えなくなった。

綺麗だと思ったときには、もう届かなかった。

4/17/2026, 3:43:51 PM

『桜散る』


川の流れる音にそっと耳をすませば、少し遠くの公園から子どもの笑い声が聞こえてきた。

素足になり川に足を入れれば、少しひんやりとした水が心地よかった。
ふと見上げれば、散り残った桜がやわらかな緑に溶け込んでいた。

ヒラヒラと舞い散る桜の花びらを思わず掴んだが、息を吹きかけた途端あっけなく手を離れていった。

川へ落ちたそれは、もう二度と戻ってこないように、ゆっくりと流れていき、とうとう見えなくなった。

綺麗だと思ったときには、もう手の届かない場所にあった。

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