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4/29/2023, 3:34:24 AM

その日、彼女は刹那のように過ぎ去った。

昨日までは私の隣で笑ってたのに。

数分前まで私の指に触れていたのに。


彼女は頭から血を流し

不協和音が響いている交差点。


“ごめんね”


彼女の声がうっすらと聞こえた。
少し微笑んでいたが、たちまち体に力が入らなくなった。

心肺蘇生を行っても、人工呼吸を行っても、彼女心臓の音は呼吸の音は聞こえてこなかった。






4/27/2023, 1:13:58 PM

僕の生きる意味とはなんなのだろう。


そもそも、なぜ人間は生まれてきたのだろう。
何千年、何万年ものとてつもない時間をかけて僕達は生まれてきた。

少しづつ、少しづつ。


単細胞の時から刻まれた、40億年ほどある“記憶”の遺伝子。

奇跡の積み重ね、偶然が必然となり、我々は今も尚この地を歩いている。

人はみな記憶こそは無いが魂の循環が起こっているのかもしれない。


この宇宙、星、世界で考えた時、僕の悩みなど本当にちっぽけな存在だ。

宇宙から見れば世界恐慌なんてきっと歯痒いもクソもないだろう。


きっと、僕たちは本当の生きる意味は見つけられないだろう。

だが、神様のいたずらでも、この奇跡を憎んでも、僕達は存在している。

アリが道際にできた水溜まりの広さを知らないように、僕達は宇宙の広さを知らない。

苦しく、辛く、死にたいと思った時も、本当に世界が滅亡してしまった時も、神様のいたずらなんだ、と思っておこう。

きっと、僕たちのこの存在も神様のいたずらから産まれた不完全な存在なのだから。

4/27/2023, 9:49:27 AM



僕は昨日弟を殺しました。

20センチくらいある包丁で何度も何度も刺した。
弟は暴れていたので何度も殴り大人しくさせた。

弟は毎日変なことを呟き、発狂し、暴れ、僕は何度も骨をおり、僕の大好きな家族を傷つけます。

そして、弟は最近、僕が大事に育てていたカブトムシを殺しました。

それが許せなくて、許せなくて、殺しました。

お父さんもお母さんも喜んでくれると思って、2人の結婚記念日に殺しました。


なのに、どうして、そんな顔をするの?

なんで、僕の頬をぶったの?

ねぇ、なんでよ。

なんで?

僕は、あんな弟より劣っていたってことなの?

なんで、2人とも泣くの?

なんで、喜んでくれないの?

なんで、僕に謝るの?弟に謝るの?


あぁ、僕の大事な家族をこんなことにした弟は、やっぱり許せない。




4/24/2023, 10:48:20 AM




キミに新しいルールをさずけよう。


それは、絶対に人を殺すな。

……え?簡単だって?

ふふ、そうだね。
簡単って言って欲しいものだね。




でも、そうやって簡単って言ってる奴ほどルールは破るんだよ。



無自覚ほど怖いものはない。

知らぬが仏?

はは、ならそう思っときなよ。


神は見ている。

お前のその行動一つ一つを。

そして、他人にしたことは必ず自分に返ってくる。


仏の顔も三度まで

無知は罪

因果応報


キミが信じるか信じないかはしらない。

キミが守るか守らないかはどうだっていい。


ただ、地獄に落ちた後にあーだこーだ言われるこっちの身にもなれよ。

うぜぇんだよ。

生きているだけで、お前らは罪人だ。


罪名……?

そうだな。

…………そんなに欲しけりゃ、犯罪を起こせよ。


お前らはたしかにすごい存在なのかもしれない。

ミクロ単位の不可能な可能性に勝ち取り、今、立ち上がり、文明を築き、破壊し、存在している。

だが、この何千とあるこの星、お前らだけが知的生命体と思わぬ事だ。


はは、お前らは未来偽造罪。

未来は今まで神が作るものだった。

だが今はお前らが作っていくのだ。


その罪を償うのに、殺し合いはいらねぇ。


お互いに尊敬しあい、敬愛し、認めあえ。


もう、何人足りとも地獄に落ちてこないよう見張り会え。

堕ちてしまいそうな人がいればほっといてもいい。助けてもいい。

だが、情けは人の為ならず。

……ま、このことも信じるか信じないかはどうでもいい。


俺が言いたいこと??

は、知らねぇよ。

俺のこの存在は、どっかの誰かが書いた空想に過ぎないのだからな。

俺の存在意義はない。
書いているやつが消そうとすれば何時でも消える、そんな存在だ。

だが、この欠片はどっかの誰かの想いだってことは消せないなぁ。

ま、そいつが誰かに向けてかいたストレス発散のひとつなのかもしれないけどな。

それについて俺が知る義理はない。
私がそう思っているからね。

せいぜい生きようじゃないか。
せいぜい足掻くといいわ。

この空想の世界で。
虚言だらけの世界で。

だが忘れるな。
忘れてもいいわ。

お前らの世界は空想ではない。
あいつのその虚言を。

どこかで誰かは死に、生まれ、殺し、殺されあう世界だ。
そして、作るのよ。


それが、物理的なことだけでは無いということを──


そして、最後の引き金をを引くの!

赤く朽ちる、人間の魂に向けて!



アハハハハハハハハハハハハハハハハハハ


ルールがなければ、ものすごく小さなモノで支えられている地球は、世界はやがて滅びるだろう。

ルールは存在するだけで価値がある。

ルールはルールを守るためにあるのではない。

ルールは私たちを守るためにあるのだ。





4/23/2023, 12:17:24 PM

今日の心模様はなんですか?

黒い狐のお面を被った不思議な少女は今日も現れた。

その子はいつも変なことを聞いてくる。

僕の来世のことを聞いてきたり、明日の太陽の天気を聞いてきたり……と。

なので、今日のは幾分マシだ。

そんな答えが分からないような質問なので、いつも適当に答えていたので、今日も適当に答えた。


「まぁ、晴れのち曇りっていうところかな。」

「ふうん。」

その子は興味なさげに返答した。

きっと、この子も正直僕の答えに興味ないのだろう。
その方が楽だ。


「君は?」

「……雪だな。」

「なら、温めてやるよ。」

僕はそう言い、その子の手を握った。

その子は猫みたいにビクッとし、警戒していたが、徐々にその警戒は解かれ僕の手に自分の手を委ねた。


僕はそのまま調子に乗りその子を少し自分の方へと引っ張り、バランスを崩したその子を抱きしめた。


「今の心模様はなんだ?」


「………………晴れ、です。」


ほんのりと耳が赤くなったその子を僕はしばらく抱きしめていた。


「僕も、晴れになった。」


こっそり仮面を取ろうとしたが、その子は頑なに仮面を取ってくれなかった。

お互い、何も知らない。知ろうとしない。

どこかもどかしいその関係はお互い心地よく、ずっとそこに酔ってしまいたくなるような……。

僕の心は甘く、満たされていた。

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