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4/21/2023, 10:57:22 AM




⚠︎︎重たい話です。


いつの日か、僕は感情がなくなった。

家族は誰1人泣かなかった。

父も、母も、兄も。

みんな、僕を毛嫌いしていた。

逆に嘲笑っていた。

僕なんかの居場所は無い、と。


僕は何とも思わなかった。


僕は家族にとって邪魔であり、使える道具だった。


だが、唯一弟は、僕を兄として見てくれていた。



「なんで、僕を産んだの?」


と聞くと、母は黙った。


「なんで、僕は産まれてきたの?」


父に尋ねると、僕を睨んだ。


「なんで、僕を嫌うの?」


兄に聞くと、兄は僕の胃をめがけてを思い切り殴った。

胃液が逆流し、酸っぱいものが込み上げてきた。


「ねぇ、なんで君は愛されてるの?」


弟に聞くと、弟は僕をそっと抱きしめた。


「痛いの痛いの飛んでいけ〜」


まだ3歳になったばかりの弟は何も知らなかった。


僕は自然と涙が溢れた。



僕は自分が愛されていない理由がようやく分かった。

僕は、母親の姉と、今の父の間にできた子供だった。

父は不倫したのだ。


そんな僕は、本当に場違いな存在だった。


僕はその日、自分の部屋で首を吊って死んだ。



「おにいちゃん、何してるのー?


……おにいちゃん?泣いてるの?」


最後に弟の呼ぶ声が聞こえてきた。

4/20/2023, 2:25:54 PM

何もいらない

君さえいれば

何もいらないはずだったのになぁ


あんなに輝いていたあの子は今や廃人。

あんなに虐げられていたあの人は世界で活躍している。

人って本当にどうなるか分からない生き物だ。

けれども、それでも、なぜ、あの子を失わければならなかったのだ。

本当に、私は、君さえいれば何もいらなかった。

だが今や、地球は君を置いて回っている。

みな、あの子のことを忘れ、私の中でも薄く消えていっている。



じゃあね。


と言ったきり帰ってこなかったキミへ


世界は、本当に美しく、果てしない。

けれども、君がいなければ、太陽のない太陽系と同じだよ。

どれだけ美しくても、儚くても、


未完成のままで終わる。


そんなキミに恋した僕は空っぽだ。


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この作品で何を伝えたいのかが分からないのは私もです。

4/18/2023, 1:14:12 PM

無色の世界



肌寒い冬の朝ふと外を見る世界。
そこには真っ白な冷たい羽毛が覆っている。

しばらく、その下に眠っているもの達は目を覚ますことはないだろう。


目の前にある色鮮やかな色を見失い、自我すらも見失い、心が無彩色に彩られる。

私は今、なんのために生きているのだろう。

そんなことを考え、一日が終わるのを待っている。


幸せになるため。

と、言うが、幸せとは一体何なのだろう。

愛する者を笑顔にするため。

あぁ、もう泣かせてしまった。

そして、失ってしまった。


もう、帰ってくることの無いあのヒト。


あの人を失い、私の心は、世界は……本当に、無色だ。


私の冷たい心に誰か、火を灯してください。

私はもう、自分から動くのは無理そうです。



4/15/2023, 4:09:56 AM

自分勝手な神様へ


なぜニンゲンなんて身勝手な生き物を作ったのですか?


ニンゲンはこの星を滅茶苦茶にした挙句、隣の星まで滅茶苦茶にしようとしてるではありませんか。

滅茶苦茶にされたこの星に残された種はもう限りなく少ないです。

この姿が、あなた様が望んだ星の姿なのですか?

温暖化が進み、あんなにもあった母である水が蒸発し、
ワタシたちを優しく包み込んでいた緑を破壊され、ほとんどむき出し。

その上、海が無くなったことで、大気が無くなったことで、ワタシ達の星はどんな星より綺麗だったはずだと言うのに、どんな星よりもみすぼらしい姿に変わったではありませんか。

そして、赤ん坊の頃から武器を持ち、家族や同族を殺す。

早くしなければ、あのニンゲンたちは更に加速し、そのうち自滅してしまいますよ。

あなた様がそういう風にしたのですよ。

あなた様があの人たちの脳を大きくし、言語を作り、芸術を作り………あのニンゲンたちの存在はこちら側まで迫ってきています。


あなた様は本当にいいのですか?

あなた様が大好きだったあのニンゲン。

忘れたとは言わせませんよ。


同じことはもう、言いません。

もう一度、やり直しませんか?

全て消して、全て無かったことにして。


そして、今度こそはこの星を守りましょう。

あの方が大好きだったこの、地球……“水の惑星”を生き返らせてみましょう。



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この地球上の歴史は、文明は1度崩壊した。という説を思い出して殴り書きしました。