名も無き小説家

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1/27/2024, 7:28:29 AM

『ミッドナイト』

ガソリンは満タン
準備はOK
車に乗り込み
エンジン音を響かせる

車はゆっくり走り出し
どこまでも走っていく

高速道路の橋を駆け抜けて
スピードは緩めるない
行き先のない日は
夜が明けるまで走り続ける

END-名も無き小説家-

1/18/2024, 12:30:30 PM

       『閉ざされた日記』

子供の頃
ボクは独りぼっちだった
遊ぶ友達さえいなかった
1人でお絵かきをする毎日
学校へ行くのが憂鬱だった

高校生になったボクに
初めて友達が出来たんだ
それが偽りだったとは知らず
ボクは喜んでいた

嘘だったと気付いたとき
ボクの心は壊れていた

それ以来ボクは引き籠もった
何にも日の当たらない場所へ


END-名も無き小説家-

1/17/2024, 2:37:50 PM

        『木枯らし』

木枯らしが吹くころ
言葉を交わす事なく
君は去っていった

やがて寒さが和らぎ
陽気な日々が続く

秋風が枯れ葉を落し
寂しさと孤独を抱かせる
枝を揺らす音に
僕は耳を澄ます

END-名も無き小説家-



1/16/2024, 2:09:44 PM

         『美しい』

僕は君が美しいと知っている

君が居るだけでいい

どこまで続く青い空に

変わらぬ思いを届けよう


END-名も無き小説家-

1/15/2024, 2:58:43 PM

        『この世界は』

どれくらい遠くまで来たのか
あの日から何か変われたのか
僕は弱虫でずっと逃げていた
嫌なことから遠ざけるように

だけど時間は過ぎ去る毎日だ
止まってくれと願うよう祈る

それでも世界は止まる事なく
周り続けることを止めないさ
この世界に生まれたその意味
いつか辿り着けるのだろうか
行き先のない旅路のゴールへ

END-名も無き小説家-

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