名も無き小説家

Open App

        『木枯らし』

木枯らしが吹くころ
言葉を交わす事なく
君は去っていった

やがて寒さが和らぎ
陽気な日々が続く

秋風が枯れ葉を落し
寂しさと孤独を抱かせる
枝を揺らす音に
僕は耳を澄ます

END-名も無き小説家-



1/17/2024, 2:37:50 PM