紅葉【もみじ】Family☆Story

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12/3/2022, 12:13:05 PM

     ☆さよならは言わないで☆
今日は、猫好きの私の、じぃじのお話です。
ある日の夏、じぃじの家に一匹の猫が迷い来んできました。
それはそれは、人懐っこくて。
小さくて可愛い女の子でした。
迷い来んできて、じぃじの家から離れないので、『小(ちい)』と名前を付けて、外猫で飼うことにしました。
しばらくすると、お腹が大きいのがわかり、4匹の赤ちゃんを産みました。
4匹のうち、二匹がキジトラ、どちらも女の子。
残りの二匹が真っ白です。
こちらは、一匹が男の子、一匹が女の子。
真っ白の女の子は、ある程度大きくなってから、私の母が引き取りました。
真っ白の男の子は、ご近所さんの家にもらわれました。

母猫、小と、二匹の子猫は、じぃじの家でくらしていました。
母猫は、野良猫だったので、家に入るのを嫌い。
外ですごしていました。
みんな大きくなった頃…。
(みんなの避妊手術が終わった後)
母猫、小が『さよならも言わずに』突然姿を消しました。

そんなある日、小が居なくなったら…。
守る存在が居なくなり…。
オスの大きい黒猫が、じいじの家の敷地内を徘徊するように、そしてキジトラの姉妹を激しくいじめるようになりました。
(キジトラの姉妹は、常に外に出ているわけではなく、じいじが畑仕事や草抜きをする時限定です。)
二匹は、随分遠くでも、黒猫の姿が見えたら逃げるようになり、外に出しても物陰に隠れて過ごすようになり、毎日怯えて過ごすようになりました。
特に、キジトラの一匹(梅ちゃん)がかなり、神経質で、少しの物音でもびくびくし、高い所から降りて来れなくなりました。
見ていて可哀想だったので、裏にある小屋を猫部屋に改造し、そこで過ごさせるようにしました。
ある日の事、じぃじが夜中、猫部屋が騒がしいから行ってみると、どこから入ったかわからないのですが、大きい黒猫がいたそうで…。
また、怖い思いを沢山したみたいで…。
梅は、小屋に居ても安心できなくなりました。
梅は、小屋で過ごす事事態が嫌になり、何度も脱走をくりかえし、その度にじいじは小屋の補修をして、梅を連れて帰りを繰り返していました。
そんな事をしているある日、ついにじぃじの元に、梅が帰ってこなくなりました。
じいじは、毎日探してまわりました。
でも、見つからず…。
諦めかけた頃、梅がガリガリに痩せて帰って来ました。
可哀想なぐらい痩せてガリガリで…。
そんな梅に、じいじが『もう、怖くないごとしてやっとるき、お前もう出ていくなよ…。安心せ。』と声をかけ、優しく撫でていました。
それから、しばらくは安心して過ごしていました。ですが…。
次は、タヌキが壁を壊して侵入し、猫達を威嚇しご飯を盗みます。
何度も、補修し壁の強度をあげますが、次は違うところから侵入。
この、タヌキがいけなかった。
再び梅の心に傷をつけてしまったようで…。
部屋の高い所から降りて来なくなり…。
いつも、びくびくして過ごすようになりました。
そんな矢先…。
また、小屋を破壊されタヌキが侵入し…。
梅が恐怖のあまり脱走…。
2ヶ月程いなくなり、帰って来た時には、ご飯も食べれない程ガリガリに痩せていました…。
『お前、どこ行っちょったか?こげ痩せて…。はよ、飯食え。』っとじぃじは、優しく梅に語りかけていました。
その、次の日の早朝、梅は亡くなりました。
冷たくなった梅に…。
『お前が、家におらんき、こげなごとになって…。黒猫やタヌキがこんごとしてやっちょったんに…。
何が嫌やったか?何がそんな怖かったんか?』っと言いながら、じぃじの目には沢山の涙が…。

この日から、じいじは、考えかたが変わりました。
『もう、あげな悲しい思いはしたくないき、桃は、家から絶対ださん。』が口癖になり…。
じぃじは、残された相方桃と、家で生活してます。

12/2/2022, 12:16:50 PM

       ☆光と闇の狭間で☆
我が家の愛猫紅葉は、肌寒い夜に、我が家の裏でポツンと1人で鳴いていた。
我が家の愛犬めいちゃんが見つけるまで。
真っ暗の中どうやってここに来たのか解らないけど、見つけた時は、足や手は、プルプルで…。
ここまで歩いてきたのか?
誰かに連れられてきたのか?
謎だ。
ここからは、私の空想です。


私の名前は、紅葉(くれは)。
今は、暖かいお部屋で、色々と世話してくれる人と暮らしてる。
この人は、自分の事を『ママだよ~。』って言うけど、私は、まだ心を全部開いた訳じゃない!
でも、悪くない。

私がどうやってここに来たのかみんな気になるんでしょ!

私の本当のママは、白地に黒のぶち柄なんだ。
私には、私の他に二人兄弟がいる。
みんな私と同じ真っ黒。
(たまたま、めいちゃんの散歩中見かけた、親子ネコ、子猫がみんな紅葉にそっくりだった。)

私は兄弟の中で一番小さくて、身体が弱かったみたい。

その日は、息もできなくて、ママのおっぱいも飲めなくて、意識が朦朧とする中、気づいたらママ達いなくなってて…。

どうしたらいいか解らなくて。
一人でずっと『ママー。』って鳴いてたんだ…。
だんだん寒くなってきて。
このまま、死んじゃうのかなぁ?って思ったら。
どこからともなく、真っ白いお姉さん猫(私の母の猫、姫ちゃんです。)が表れてね…。

『どうしたの?』って聞かれたから、ママが居なくなったって言ったの。
そしたら、『歩ける?私いいとこ知ってるよ!私に付いてきて』って言われたの。
でも、私まだ、歩きだしたばっかりで途中で疲れちゃって立ち止まっちゃって…。
そしたら、白いお姉さん猫が咥えて運んでくれたの。
(実際、白猫の姫ちゃんは、色々咥えて運んで家の中に持ってくる。)
『さぁ、ついた。ここよ!ここで、鳴いたら絶対見つけてくれるから大きな声で、鳴きなさい。』って言われて。
残ってる体力使って、全力で大きい声で鳴いたの。
しばらく鳴いていたら、真っ暗だったのに、急に光がさしてね、眩しくて…。
気づいたら、大きい犬のお姉さんと、今私の身の回りのお世話してくれる人が現れたの。

来てそうそう、今お世話してくれてる人が、ちゅーるをくれたの。
喉も乾いてたし、お腹も空いてたから食べたの。

それから、お風呂で丸洗いさせられるし、爪は切られるし、オリに閉じ込められるし、病院とかいうところに連れて行かれて、チカンってするやつされたし…。
なんだか踏んだり蹴ったりで、怖かった。

でも、悪いことばっかりじゃないんだー。
朝早く、ガラスの向こうに、大きい犬のお姉さんが会いに来てくれるんだ。
ガラスごしに、タッチするのが朝の挨拶なんだ。
そしてね、お薬って言うやつ飲んで、風邪が治ったの、そしたら、美味しいご飯は沢山たべれるようになった。
ささみ味が大好きだから、お世話してくれる人が沢山、ささみ味のご飯を出してくれる。
それにね、1日に、三回ハーネスって言うやつを着たら、フリータイムがあるんだ。
この時間は、自由なんだ。
部屋を沢山走って回れるし、お世話してくれる人がおもちゃも、沢山持ってきてくれるんだ。
中でもシロネズミのおもちゃが私の一番のお気に入り。
ずーっと遊べる。
最近、咥えてお世話してくれる人に持って行ったら、嬉しいみたいで『偉い!』って言ってくれるんだ。
そして、また投げてくれる。
この遊び楽しいんだ。
でも、ずっと一緒には遊んでくれない。
『もう少しの我慢だよ。』って毎日言って、お世話してくれる人は、どっかに行っちゃうんだ。
(猫カビ治療中の為隔離中。)

でも、寒くないように、ハンモック買ってくれて、その中に入って寝るのが大好きなんだ。
『抱っこして一緒に寝てあげれないから、少しでも暖かくして寝てほしい。』ってお世話してくれる人が言ってた。

そして、外の世界より今いる場所は、色んな意味で温かいんだ~。

白猫のお姉さん。ありがとー。

12/1/2022, 12:53:23 PM

          ☆距離☆
愛猫、紅葉は何度も書きますが生後三週目ぐらいの時に、家の裏で鳴いてたのを愛犬めいちゃんが見つけた猫です。
まだ一緒に生活をして、1ヶ月と少し程です。
これも何度も書きますが、猫かびがひどく…。
思うように抱いて寝るとことや、ずーっと同じへやで時間を共にする事ができなかった。
(次の病院で、先生から許可が降りたら、晴れて同じ部屋で生活する事ができます。)
そのせいで、紅葉との距離感を縮めるのは難しいです。
最初の頃は、紅葉は猫風邪もひいていて…。
ひどいめやにもあり…。
鼻からは青鼻が出て、くしゃみすると鼻提灯ができて…。
鼻もつまっていたせいで食欲不振。
水も飲まなくて…。
ミルクを直接口に入れて、3時間おきで飲ませていました。
その時に、猫カビでフケが凄いのでタオルにくるんで抱くぐらいしか最初はできなくて…。
そのせいで…。
紅葉は、白いタオルが嫌いです。
そして、紅葉は、猫カビが激しくて…。
スターオーズのヨーダみたいだったので、2日に1回の薬浴…。
薬浴の時は、怖くて震えて、お風呂から上がってもしばらく震えていました。
紅葉は、来てすぐきっと訳も解らず、嫌なことばっかりされるから、不安と恐怖で一杯だったと思う。

初めの頃、私が紅葉に触る時は、紅葉が『嫌だ。怖い。』と思うことばかりだったから…。

それから、猫カビについて色々勉強して、知識をつけて、紅葉と看病以外で触れあう時間を作った。
けど、初めは私の元から逃げ出したいばかり、私の姿を見ると物陰に隠れるし、逃げる。
私の事が大っ嫌いだったと思う。
噛みつく引っ掻くは、日常茶飯事。

私の手は、生傷だらけになった。

私は、動物にこんなに嫌われた事がないから、ショックが大きかった。
あまり、言いたくないが、紅葉に嫌われて、マジで泣いた。

でも最初から、嫌なことばっかりされてるから、私の事が嫌いなのは仕方ないと思い。
それでもいいから、紅葉の病気が治ってちゃんと大きくなればいいと思うようにした。
ショックだったが、私の事が嫌いでも、私以外の家族の誰かに懐けばそれでいいと思ったので、紅葉が嫌がるような役目は、全部私が背負った。

そして、紅葉に、噛まれても引っ掛かれても、入浴が怖くない事、爪切りもじーっとすれば怖くない事、お薬の飲み方、ハーネスをすれば楽しい事が沢山待ってる事、人間の手は本当は怖くない事、抱っこされても嫌なことばっかりある訳じゃない事を教え続けた。

そんなある日、私の姿を見つけ紅葉が自ら近寄ってきたのだ。
そして、膝の上に自分から乗って来て、ゴロゴロ言い出した。
この時は、凄く嬉しくて泣いた。
5分程おとなしく抱かれる事ができるようになった。

それに、撫でさせてくれるようになった。
でも、気を抜くと噛まれる。
今までは、紅葉に噛まれると、皮膚を引きちぎられそうで、ひょっとして、紅葉は、黒猫の赤ちゃんじゃなく、黒豹の赤ちゃんなのでは…?私の事を補食しようと思ってる?っと思うぐらい痛かった。
最近噛まれても痛くなく甘噛みされる事が、嬉しくて嬉しくて仕方ない。

そして、薬浴は、好きではないが…。
入るとポカポカで気持ちが良い事、怖くない事が理解できたようで、なかなか湯船から出たがらなくなった。
自ら肩まで湯船に浸かるようになり…。
上がりたくなったら『にゃん』っと微かに鳴いて教えてくれるようになった。

シャワーのヘッドにも、かなり強めのネコパンチを飛ばしていたが、シャワーにも慣れ、今では気持ちよさそうにシャワーにかかり、じーっとして動かなくなった。
紅葉が日々成長している。
少しずつ紅葉と私の距離感も縮まってきている。

あ~ぁ!早く紅葉におもいっきり、スリスリしたい。

11/30/2022, 10:21:34 AM

        ☆泣かないで☆
私は、主人とはめったに大喧嘩しません。
だけど、やっぱり他人同士だから、たまーに喧嘩します。
その時は、決まって大喧嘩。
私は、大泣き。
悲しくてじゃなくて、言いたい事が伝わらなくて悔しくて。
大泣き。
そんな姿を見つけると、愛犬めいちゃんが涙を拭きに(舐めに)来てくれて…。
心配そうに寄り添ってくれます。
まるで、私に『もう、泣かないで。』って言ってるようで。
めいちゃんの優しさが(こんないい子に育ってくれた事)嬉しくて。
いつも、嬉し泣きに変わります。

私は、昔から動物が出ている映画やドラマが好きでしたが、めいちゃんと生活を共にするようになり、特に、犬が出ているドラマや映画を見ると。
出演している犬が、もし、めいちゃんだったらっと思って見てしまうので、全部大号泣。
びっくりするぐらい涙が出てるので、家族みんなドン引き。
この時は、めいちゃんも少し引いてます。

11/29/2022, 11:35:26 AM

       ☆冬のはじまり☆
我が家の愛犬めいちゃんの朝の散歩は、5時だ。
夏から、秋、そして冬になるにつれて…
だんだん朝が真っ暗になってくる…
そして、朝飼い主が徐々に布団から出れない現象が始まる…。
こうなると、今年も冬がはじまるな…。っと思う。

一昨年まで、朝の散歩の時は、寒いのをやせ我慢して、『寒くない。寒くない。』と自分に言い聞かせて散歩をしていた。

しかし、作業着専門店で上下セットの寒くないジャンパーとズボンを手に入れた。
着ると、本当に寒くない。
走ったりすると、暑い。
随分と冬場の散歩が楽になった。

めいちゃんも、冬がはじまると、朝、散歩に行くのが辛くなるのか、なかなか起きてくれない。
起きてるのに、寝たふりをする…。
お家の中で、トイレできない子なのに、散歩拒否する…。
朝は、時間がないから、気が物凄く焦る。
これも冬限定で味わえるスリル。

今年も冬が始まりますね。

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