雪花

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9/1/2024, 11:59:26 PM

アイツは厄介だと思う。
便利ではある。
しかしそれと同じくらい厄介だ。

そのままにしておけば、
『なんで開かないの?』〖赤い数字がそれはそれで気なる。〗

読んで後回しにしておけば、
『既読スルー?え?』〖後で返信じゃ嫌かなぁ。〗

直ぐに返信をすれば、
『え、はやーい!』〖直ぐに返信くるかもどうしよ。〗

などと諸々言われ、思われ、思い。
仕舞いには、《グループ》なる機能まである。
職場の《グループ》があり入らなければ業務連絡できない。
やら、その方が連絡が楽だから。
などと半ば強制的に入らされる。

通知をOFFにすれば
忽ちアイコン右上の数字が3桁になるのは想像に容易い。
どうすればこの厄介な奴を牛耳れるのか…
考えたこともあるけれど今の日本人にとって
スマートフォンは「当たり前」でその「LINEがインストールされている」のも「当たり前」なのでどうしようもできない。

そんな戯言を綴っている今もメッセージをスルーした。
開けない、後回しにしたLINE通知が今日も溜まっていく。

8/26/2024, 12:40:50 PM

引越しの時学生の頃の日記帳をみつけた
何気なくパラパラ読んでみた
楽しこともあったけど
殆どが苦しい、悲しいばかりで
日付をみると学生の頃の一番悲しい時期のものだった
それでも毎日自分の心を綴っていて
読むのは苦しいけど魅入ってしまった
少しすると未来へむけた少し前向きなことも綴られていた

家族のこと友達のこと将来の夢
楽しいの感情はこんな事を感じて
悲しい事はこんな風に泣いて
苦しいことは誰にもみられない日記に飾らない言葉で綴る

あの頃は続けられていた日記
今は?今はどうだろう?

社会人になってからは色々なものに余裕がなくて日記を辞めてしまった
その代わりデジタルな板で世界中の色々な人の感情、想いに触れるようになった

それがいいのかわるいのか。どちらか分からない。

でも今は学生の頃より関わる人が減ったのに
感情がぐちゃぐちゃになることが増えた気がする。
整理する時間もなく新しい波がきてのみこまれてそのまま何もせず心に揺蕩う時間が増えた気がする。

ふと日記を再開してみようか?そんな事を考えた。
今は素敵な日記帳も沢山あるみたいだからお気に入りをみつけて
ただ自分の心の内を投げる時間をつくるのもいいかもしれない。

何気なくそんな事を思って再開した日記帳
今は少しだけ心に余裕のある日々が多い気がする

8/24/2024, 2:12:17 PM

好きな小説作家さんが亡くなった
そんな知らせをきいたのは
その方が儚くなってから一月後だった
会ったこともない、顔も年齢も詳しくは知らない
でもその方が紡ぐ言葉が、創り出す世界がすきで
ただひたすら創作されていく世界を追いかけていた方だった

人間は生まれながら死に向かい生きている
それは分かっている
それが当たり前で唯一この世で平等なこと
それでも『なんで』『どうして』そんな事ばかり考えて
悲しくて切なくて虚しくてやるせない

まだ気持ちを整理し心に落とし込むには
沢山の時間が必要だ
そしてそれが出来たとしても
あの人の紡ぎ創り出した世界に触れる度
やるせない気持ちにきっとなってしまう

8/23/2024, 3:14:48 PM

色々な世界へ行って
沢山の景色をみたい
沢山の人と話をして考えを想いを知りたい

海が太陽の光を反射するように瞳をキラキラと輝かせて
貴方はよくそう言っていた

色々な世界へ行って
沢山の景色をみたかったな
沢山の人と話をして考えを想いを知りたかったな

海が月を朧気に映して揺蕩うように静かに
貴方は最後に言っていた

時には激しく大きな波、ひっそりと小さな波
少し荒い道のりかもしれないけれど
きっと色々な世界の景色をみて
沢山の人達の会話や、たまにひとりの人の想いをきく海へ
とても小さくなった貴方をそっと預けた

いつか自分が其方へ行くまで
少しの間旅にいってらっしゃい

いつか自分と其方で再会した時
海の旅の話を聴かせてね

そんな想いを心の中で呟きながら願いながら
今日も自分は海へ貴方へ思いを馳せる

8/21/2024, 2:25:17 PM

お日様が元気に笑っている時は
青い綺麗な空をスイスイっと飛んで
空が泣いている時は木の枝で雨宿りをして
気が向いたらボーッとして
気が向いたら歌をさえずる
気に入った場所に家を作って
季節によって住めるように別荘を作ってみたり
気に入らなくなったらそのまま何処かへお引越し

そんな風に自由にできたらいいなぁ
そんな風に気ままに過ごせたらいいなぁ
お金も時間も他者も気にせず過ごせたらいいなぁ

翼があれば叶うのだろうか
翼があれば自由になれるのだろうか
翼があれば気ままに物事をできるのだろうか
翼があれば色々な所へ好きな時に行けるのだろうか

きっと翼があっても叶わない
だって私は鳥籠の中にいるのだから

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