題名:明日への光
間接的な暴力と、間接的な刃物を、
私達は知らずに使用してた。
だけど、僕はやってない。
自らやったんだ。あの人は、
自らやったんだ!あの人は、
自意識過剰でした。あの人は、
そういうものでした。あの人は、
自らやったんだ…。
その日、明日が必ず来るとは限らないと、改めて感じてさ。
あの人の死を、無駄にしないように、必死に生きようか。
それって、
ただの綺麗事だ。その言葉は、
ただの綺麗事だ!その言葉は、
一言を余計でした。その言葉は、
そういう人でした。その言葉は、
ただの綺麗事だ…。
生きるのが、光なら、明日を生きるのが希望なのかもね。
少しでも、闇に落ちぬように、必死に生きようか?
だけど、我慢は必要ないかもね。
それって本当?
大嫌いでした。全てが、
大嫌いでした!全てが、
矛盾でできてました。全てが、
そういう作りでした。全てが、
大嫌いでした…。
無駄とか我慢とか矛盾って、なんで作られたんだろう?
嫌な気持ちになるならさ、いらないって思うのは必然なのかな?
それとも僕が自意識過剰なの?
まるで、あの人みたいね。
題名:星になる
星になる。
それは死ぬこと。
星になる。
それには良い意味もあるらしい。
どんなに調べても、さまざまで、どれが正しいのかが分からない。
例えばスター、いわゆる有名人になることとか
例えば目標を達成したこととか
例えば永遠に輝き続けることとか
例えば何かしらの比喩表現のこととか
だけど最初に口をそろえて言われるのは、
人が死ぬことだってこと。
それは出会いは別れの始めということ。
それは無常観だということ。
それは一期一会だということ。
だから結局、良い意味ではないみたいだ。
それは、私的にはなんだけどね。
それは誰かにとっては良い意味なのかもしれない。
そんな考えの人と是非会えたら会いたいものだ。
呆れるけれど。
題名:遠い鐘の音
―うるさいなぁ…。
みんなそろってその言葉を発した。
ゴーンと鳴り響く鐘の音。
何回なるかは人次第。
響く回数だけその人は罪を犯している。
だから皆怯えて、強がって、口をそろえて言った。
―うるさいなぁ…。
と、一言を。
今回の鐘の音は何十回も鳴った。
皆の肩は震えていた。
その時私は下を向いて思った。
…嗚呼、今回は私か。
落胆したというかなんというか。
言葉にならない落ち込みと、自暴自棄になる気持ちが交差して、今私はどんな顔をしているんだろうか。
手を伸ばした。
心の中で。
叫びまくった。
心の中で。
私は捕まった。
…ね、私を見て、どう思ったの?
…なんで皆笑ってるの?
…無駄に強がっても意味ないでしょ?
…ねぇ、ねぇ、ねぇ?!
…………ねぇ?………
題名:スノー
真っ白だった。
何もかも。全てが全て。
だから大丈夫だと思っていた。
そんな予想は外れた。
前置きなんていらなかった。
止まらず続くこの劇場で。
全て演技だと勘違いして。
そう願うのはきっと私だけ。
真っ白な心に、墨汁でもドボドボ垂らしましょう。
そしたら、私達の勝ちです。
勝手だけど、そんな考えが、革命になるから。
そんな文句と独り言。
呟いては、“どうせ”と否定する。
降ってくる雪と外。
このままでは、負けてしまう。
そう書かれた台本を、しかめっ面で読んでいく。
観客は減って、沈黙が続いて、ほらねって私はあざ笑う。
それは、自嘲的な笑みでした。
それは、苦しい笑みでした。
狂ったように笑った私は。
観客からは白い目で見られる。
最初から分かっていたけれど。
どうも、おかしくて笑ってる。
馬鹿みたいで、
阿呆らしくて、
アハハ、
雪で埋もれている。
題名:夜空を越えて
星に雲がかかった。
目的が不明瞭になってしまったみたいで
将来に迷いができてしまったみたいで
どう見ても、不吉のようだ。
その夜空は。
その雲は邪魔者扱いされた。
だから、雲の上を見てみたいのだ。
雲の上には何かと神秘的な物があると信じて。
僕はそんな邪魔者だ。
こんな考えも、こんな僕も、変わりたい。
そんなことを考える自分は馬鹿だ。
そう思う、自分も馬鹿だ。
……?
無限に続く、果てしない夜空に。
そんな人がいましたね。