題名:スノー
真っ白だった。
何もかも。全てが全て。
だから大丈夫だと思っていた。
そんな予想は外れた。
前置きなんていらなかった。
止まらず続くこの劇場で。
全て演技だと勘違いして。
そう願うのはきっと私だけ。
真っ白な心に、墨汁でもドボドボ垂らしましょう。
そしたら、私達の勝ちです。
勝手だけど、そんな考えが、革命になるから。
そんな文句と独り言。
呟いては、“どうせ”と否定する。
降ってくる雪と外。
このままでは、負けてしまう。
そう書かれた台本を、しかめっ面で読んでいく。
観客は減って、沈黙が続いて、ほらねって私はあざ笑う。
それは、自嘲的な笑みでした。
それは、苦しい笑みでした。
狂ったように笑った私は。
観客からは白い目で見られる。
最初から分かっていたけれど。
どうも、おかしくて笑ってる。
馬鹿みたいで、
阿呆らしくて、
アハハ、
雪で埋もれている。
12/12/2025, 11:38:02 AM