こころ

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6/28/2024, 11:04:12 AM

 夏が始まったら
 私は走り出すんだ
 今は早歩きぐらいで進んでいるけど
 この夏は
 この夏だけは
 駆け抜けなくちゃいけないんだ
 最後の高校生の夏だから
 最初で最後の青春だから

6/27/2024, 12:37:11 PM

 ここではないどこかに
 もっと生きやすい場所はあるだろうか
 
 君たちの考えは浅くて甘い
 君はまだ何もわかっていない
 君は出来ない人間だ
 君はそんな器量じゃないはずだ

 先生という存在は
 たやすく言葉に期待と失望を込める
 それらを受け取った側の
 やり場のない劣等感も葛藤も気に留めずに
 
 
 

6/26/2024, 1:29:48 PM

 君と最後に会った日
 私は最後とわかっていたはずなのに
 言いたいことのひとつ言えずに
 言おうとさえせずに
 まるで君は見知らぬ他人だったかのように
 最後の最後まで向き合わなかった

 この途方もない寂しさから
 全身全霊で逃げていたんだ
 君がいなくなって
 自分が保てなくなるのが怖いから
 君がいなくなって
 自分の愚かさに気づきたくないから
 
 私が先に去った方が
 私の傷は浅くて済むと思った
 どんな時も私は
 自分のことしか考えていなかった
 君のことを考えている振りをして
 常に自分を守ろうとしていた

6/25/2024, 11:34:07 AM

 繊細な花に愛情をかけた人がいた
 儚いものばかりの世の中で
 愛だけは離さないと誓ったその人は
 優しくて哀しかった

 その人は私に教えてくれた
 別れることと手放すこと
 そこには真の愛があると
 その愛は繊細な花のように
 脆く美しいものであると

 守るべきものに守られて
 好きなものに大切なものを奪われて
 失って初めて得られるものがあって
 愛を求めるほど虚しくなる
 答えがほしいことほど矛盾している
 そんな世界で
 私はいつからか
 心から生きられない呪いにかけられていた

 でもきっと
 その呪いに向き合う人は
 なによりこの世界を愛したいと思っている
 
 

6/24/2024, 11:57:38 AM

 1年後
 好きなあの子も
 嫌いなあの子も
 今みたいに一緒にいることはない

 私がずっと好きだった人が
 私だけの人ではないことが辛い
 私は束縛されたくないと常に思っている
 私は最低なエゴイストの遺伝子を持っている

 私がずっと苦手だった人が
 今日は人前ですごく頑張っていた
 本番前にとても緊張していたのを私は知っている
 ああこの人も私と同じ人間なのだと思った

 どんなにその時は嫌だと感じても
 たまらなく好きな時があっても
 ずっと同じ気持ちでいられることはないんだ
 

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