Lacryma

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9/22/2025, 1:11:29 PM

曇天が覆う世界の隅で

最期の考え事をする

思えば、待ちぼうけの人生だった

誰にも愛されず

誰からも認められない

誰も来ないとわかっていながら

私を迎えに来る誰かのことを

ずっとずっと待っている

でも、これでもうお終いなのね

幸せにはなれなかったけれど

もう終わりで構わない

視界は次第に暗くなっていく

強い眠気に身を委ね、目を閉じる

結局、私を迎えに来てくれたのは

涙と永遠の眠りだけだった

9/21/2025, 7:55:42 PM

雨の降る街の中、私たちはカフェにいた

話を聞いてほしかった

何も気づかないフリをして

愛をくれた人を邪険にして失ったことを

どうすれば、またあの人に会えるでしょうか

私がそう話すと、貴女は静かに呟いた

虹の架け橋を渡ると、大切な人に会えるのだと

そんなことできるわけがないと返すと

貴女は窓の外を見て、ただ悲しげに笑った

「そう、虹を渡ることはできない」

「失ったものは、もう二度と戻らない」

心が締め付けられるように痛くなった

雨は止むことなく酷くなっていく

本当はずっとわかっていた

後悔するには遅すぎたのだと

今さら何を願ったところで叶わないんだって

9/18/2025, 4:51:18 PM

貴方が遠くへ行ってしまうと知った

ただ一言行かないでと言えていたら

今も言葉を交わせていたかもしれない

でも、ずっと怖かった

貴方に拒絶され、嫌われることが

もう二度と会うことはできないのに

意味のない希望を持って、恐れてしまった

もしも世界が終わるなら

あの時きっと、貴方に想いを伝えられたのに

9/16/2025, 4:18:30 PM

思い出すことしかできなくなった

貴方の隣で笑えていた記憶を

何度も何度も繰り返して

以前の想いに囚われたまま

自分だけが取り残されていく

いつか私も全てを思い出にして

前へ進むことができるだろうか

9/15/2025, 11:30:20 AM

「貴女と出会えて、本当に幸せだった」

最期にそう言って瞳を閉じた貴方は

誰よりも安らかな眠りについただろう

悲しみに暮れる私の心も知らないで

ひとりで先にいってしまうなんて

でも、立ち止まっている時間はない

貴方が残してくれた約束を

必ず果たしてみせるから

だから、貴方が望んだ彼の地に辿り着いたその時は

きっと私を迎えに来てくださいね

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