決められないのなら私を壊してごらんなさい。
壊しても壊しても憎いなら嫌いなのでしょう。
壊して悔しいほど泣いたら好きなのでしょう。
決めたくないのならもう壊せばいいじゃない。
壊されても私は貴方のことを愛していますよ。
(250429 好きになれない、嫌いになれない)
夜が明けたというが、
一度も夜明けの瞬間を見たことがない。
真面目な性分かつ健康志向な人間だ。
朝の6時までぐっすりと眠っている。
暗闇を切り裂く日の光を知らずに育った
身体が大きいだけの赤子だ。
真っ暗な夢から醒めた時の感動もなければ、
いつもと変わらない平穏な風景に感心もしない。
よく寝たというが、おはようは言わない。
また朝が来てしまったといつも泣いている。
(250428 夜が明けた。)
気を抜くと、どうして私は生きているのかと疑問を持ってしまい、その疑問を解かねばならないと衝動に駆られて、心臓の鼓動が嫌にも速まっていき、身体から「安定させる」ものが、急に遠ざかって不安に宙ぶらりんとなって、どんどんと思考が奥へ奥へと沈んていっているようで、だんだんとたましいが上へ上へと浮いているような矛盾に苛まれて、このまま死んだら怖いと目の前が真っ暗になった時には、どうでもいいかとすぐに諦めてその場で呆けている。
(250427 ふとした瞬間)
どんなに人と距離を置いても、
寂しい獣になって食い散らかす姿に恥を覚えるも、
だからと言って人と接しても、
人間に近づきすぎてぬるい人肌に苛立ちを覚える。
(250426 どんなに離れていても)
私、アロマンティックなので
普通に呼んでいただけませんか。
(250425 「こっちに恋」「愛にきて」)