夜が明けたというが、 一度も夜明けの瞬間を見たことがない。 真面目な性分かつ健康志向な人間だ。 朝の6時までぐっすりと眠っている。 暗闇を切り裂く日の光を知らずに育った 身体が大きいだけの赤子だ。 真っ暗な夢から醒めた時の感動もなければ、 いつもと変わらない平穏な風景に感心もしない。 よく寝たというが、おはようは言わない。 また朝が来てしまったといつも泣いている。 (250428 夜が明けた。)
4/28/2025, 12:31:05 PM