気を抜くと、どうして私は生きているのかと疑問を持ってしまい、その疑問を解かねばならないと衝動に駆られて、心臓の鼓動が嫌にも速まっていき、身体から「安定させる」ものが、急に遠ざかって不安に宙ぶらりんとなって、どんどんと思考が奥へ奥へと沈んていっているようで、だんだんとたましいが上へ上へと浮いているような矛盾に苛まれて、このまま死んだら怖いと目の前が真っ暗になった時には、どうでもいいかとすぐに諦めてその場で呆けている。
(250427 ふとした瞬間)
4/27/2025, 12:44:49 PM