微睡み

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10/30/2022, 1:40:28 PM

今日の心模様



今日はあの子と初めて出会ったときのことを思い出してみた。向日葵のような、というと月並みだけれど、本当にあの子は向日葵のような女の子だったな。考えてみると、無駄なことなんてひとつもない、それはほんとうのような気がしてくるから不思議だ。こんな気持ちは綺麗事って言われてしまう。でもね、もしかしたら、限界の人がどうにか心を支えようとして吐き出すのが、綺麗事かもしれないの。いつか救われるから、大丈夫、大丈夫。って、なんとか言い聞かせてなだめるの。いつかのいつは、どうやったら訪れるの?って、そんなことを聞かれたら困ってしまうくらい曖昧で、だから綺麗事って嫌われるのかな。確かなことを知りたいね、

10/28/2022, 11:34:38 AM

暗がりの中で



瞼を閉じて広がる暗がりが、わたしを縁どってくれる。だからわたしは暗がりに身を任せるの。寝転がって、天を仰いで、わたしを遮るものは何もない。無音と静謐は紙一重? わたしはそう思わない。無音は、煩わしい。いろいろとよくないことを考えてしまう。暗がりの中から響く鈴虫の声、蝉の声、布が擦れる音、雨だれ。好ましいのは自然な音。わたしを許してくれるから。

うょしでいならかわはにたなあ。のいなら堪てく怖がれそ。うましてれ溢てべすがのもたいてえ堪らたっなにりとひ、らかだ。いなれさ許はのういとい怖をとこい怖。う思といしま好うとっいがさ当適うましてれさ許でけだるすを息だたてしと象無象有、てくなもめ留り取、てくしが騒。いしまぞおがのもなから清たっいうそ、さ謐静なから安。い怖がりが暗。い怖がりとひはしたわ。嘘部全、はうとんほ



あなたの手を×××の中で手繰り寄せる。冷たい手。しっとりとした湿り気を含んだそれを、きゅっと抱きしめた。わたしはあなたになった。

10/26/2022, 12:05:37 PM

弾かれるぼくらの鎧みたいな言葉だね



愛言葉

10/25/2022, 10:25:51 AM

友達



いつからか、君の澄んだ瞳をまっすぐ見つめることがつらくなった。蜂蜜色のカラコンが不思議と似合っている君は、目を細めて笑う癖がある。ほら、今だって。ひこうき雲を指さして、まるで子供みたいに楽しそうな三日月が覗く。焦げるほど甘い蜂蜜がちらりと見える度に申し訳なさが募ってゆく。子供みたいな君は見たくないのよ。しゃんと背を伸ばしてじっと遠くを見つめる君の横顔が、好きだった。
「本当に好きだよ」知ってる。
「いちばんの友だちだって思ってる」
君を傷つけるのがいやだから、同意することはせず曖昧に微笑んだ。私も、すきだよ。君とは違う形だけどね。心の中で呟いた。君はなにも知らなくていいの。
「私も」えっ? 蜂蜜色が満月になる。
「私も、すきだよ」
頬を染める愛らしい君。私は吐きそうになるため息を飲み込んで、ひこうき雲を見上げた。

10/24/2022, 10:18:30 AM

行かないで



目をあけたら、当たり前に世界がひろがるように。わたしが眠るときは、いつだって君が隣にいた。だって、それが当たり前じゃん。や、わたしに非が無かったとは断言できないけどさ、わたしがうまく寝れないとき、いつだって、普通に君はいたわけで、でも今はいないね。そっか……。ウン。シャッと音を立ててカーテンを開ければ、差し込む日の眩しさに思わず目を細めて、なんかすごく普通な感じで嫌だな、と思う。ふたりぶんのソファをひとりで座るから、なんか贅沢なほどに寂しい。さびしい。たった4文字を当たり前に呟いてはじめて、あー寂しいんだって実感湧いて、じゃあ今までわたしはなにを抱えていたんだろうね。きみがいないことがわからない。酸素がなくなったとき、ひとは何を思うんだろう。わからないでしょ? それと同じ。でも、もしかしたらこれは後悔。絶え間ない人生だから、わたしが息を吸って吐くたびにそれは繰り返されるけれど、君はやめちゃった。その事実に、なんだかやりきれなくて浮かぶ。ぷかぷかって感じ。マヌケだって笑う君はいないから、わたしも笑わない。あーーわかんない、わかんない。どうしたらよかったなんて、君はなにも教えてくれなかった。寂しそうに笑う顔が頭にこびりつく。息が出来なくなりそう。げほって、まるで噎せたみたいに涙が湧いてでた。言えたらよかったのかな、君がいないと寂しいって簡単なこと、でも言えるわけない。君が苦しいのは痛いほど知ってたから。しゃくり上げるのが止められない。君のあたたかな手は、もう届かない

わたしを置いて

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