「香水」
「そろそろ君も30になるんだし、いい物も少しずつ持っときなさい」と、夫から誕生日にプレゼントされたのはCHANELの5番
香水など今まで買った事も贈られた事もなく、そもそも誕生日プレゼントはスニーカーにするって言ってなかっただろうか。「あのおじさんの顔描いてある靴辞めたの?」「スタンスミスはいつでも買えるから」
色々と理解が追いつかない
なんでも早朝に唐突に思いついたそうで、めちゃくちゃネットの口コミだけで一番良さそうな香りを1時間程かけて選んだらしい。どうしよう、ツッコミが追いつかない
届いた香水をひと振りすると、大人の女性な香りがした。私もこの香水の香りが似合う年頃になったのね
少し背伸びをする時に良いかもしれない。それからその香水は宝物になった
「言葉はいらない、ただ…」
***
「突然の君の訪問。」
時間指定の10分前に「少し早いですが」と一言添えて来る事があったのがヤマト
夜に時間指定をしても朝一番に何食わぬ顔で来る事があったのが佐川
追記:いつもお仕事お疲れ様です
「雨に佇む」
元々傘をさすのが面倒なタイプで
多少濡れても平気なタイプで
送り迎えの少しの時間だけだし、ちょっとくらい濡れたって平気よと雨の中幼稚園バスに手を振っていたら
同じバス停で一緒になるお母さんに無言でそっと傘を半分譲られてしまい
あ、気を遣われている…
すみません、ガサツなだけなんです
次からは傘を持っていくようにした
「私の日記帳」
最初はキャンパスノートだった
中学生の頃、キャンパスノート片側1ページに絵と文字をいっぱいに書いて1日を終えていた
しかしそれも高校生になり限界がくる
日記を負担に感じ始めた。読み返すとたまに呪詛のように愚痴を綴ってある日もあり読んでて辟易した。愚痴はもう書かない…
中学の日記は黒歴史となり、畑のゴミ焼き場で燃やした
でも日記は続けたい私は手帳の後半にあるページに目をつける。俗に言う3行日記というやつだが、私のは4〜5行くらいだ
その習慣が今までずっと続いている。書けなかった日は気合いで思い出して書いているので、毎日必ずという訳でもないが楽しく続いている