「ラララ」
ランドセルはミニーマウスだった
別にミニーちゃんが好きという訳でもなく嫌いという訳でもなく、なんでミニーなんだ…?という気持ちで6年間背負っていた
母曰く、3月に売れ残ってたから。だそうだ
一万円台で買えたらしい
「question」
すみっコぐらしのぺんぎん?は、どう発音していいのか迷う
無難にぺんぎん?↑と疑問系で発音したらいいだろうか。昔はそう発音していたが、会話中に名詞に疑問符を使うのはなかなか気を遣う
結局最近は「すみっコぐらしのカッパがさぁ〜。ごめん間違えた、ぺんぎんだ。ぺんぎんじゃなくてカッパなんだけど、ぺんぎんだよ」「本物じゃない方のぺんぎんいるじゃん。緑の」「記憶喪失のカッパ」などと、キャラ設定の方で呼んでしまっている
「cute!」
うちの娘、順当にかわいいもの好きに成長しているが
まだ少々滑舌が足りてなく
よくよく聴くと、マイメロディの事を「マイメロリ」と呼んでいる
「一輪の花」
昔、フリーゲームのIbをプレイした
ホラーゲームは自分一人でプレイするのが怖いので実況か皆でわいわいプレイ派だったのだがIbはどうしてもプレイしてみたく、いそいそとダウンロードした
絵画の世界に入り込み、無個性に追いかけられヒイヒイ言っていたら背後から
「お姉ちゃん。音楽が怖いからイヤホンでやって」
妹からの無情な要求に、私の心は折れそうだ。お姉ちゃんだって怖いんだぞ!と涙目になりながらイヤホンを装着し続きをプレイした
結局ビビり過ぎて序盤からあまり進んでいない
そんな時声をかけてきたのは弟だ
「そのゲーム俺もしていいの?」
是非どうぞ。セーブデータは好きなだけ作れる
弟はゲームが上手いのもありサクサクと終わらせてしまった
その後、私は普通にプレイした。弟がプレイしているときに見学していた為に多少先の予測ができるようになったからだ
必要以上にビビらなくなり、エンディングも全て見る事ができた。要は慣れである
その後はフリーホラーゲームそのものに耐性ができ、ドット絵であれば初見でもプレイできるようになった。めでたし
「君と見た虹」
虹のふもとには宝物が埋まっているらしいよ
そんな噂が流れていた頃、下校中に偶然虹のふもとを見つけた
「すごい!初めて見た!」「あそこに宝物が埋まってるこもしれないって事!?」「見に行っちゃう〜?」
皆でキャッキャと談笑しながら、結局遠くから眺めて帰った
歩いてすぐそこという位置ではあったが、会社らしき建物は建っているし明らかに他人の土地だった
掘るにしても家が建つようなしっかりした土地を子どもの素手では無理だろう。流石にそれくらい分かる
今でもその会社の近くを通ると、あの日見た虹を思い出す
記憶そのものが宝物になり、あの土地を見かける事で記憶を掘り起こす現象が起きている