「マグカップ」
初めて友達にマグカップを贈られたのは中学一年のときだ
自分用のかわいいマグカップを持つという概念がなかった私はそのプレゼントが甚く気に入った
また、誕生日プレゼントにマグカップというチョイスがなんだか少し大人っぽい気がした
そのディズニーの某生物兵器の試作品が描かれた割とデカいマグカップに牛乳と砂糖たっぷりのコーヒーを母に入れてもらい毎朝飲んでいた
恐らく漠然と、ちょっぴり大人っぽいぜなどと思っていた
時は流れ、あのマグカップは割れてしまってもうこの世にはいない
マグカップはあれから時々貰ったり、必要に応じて自分で購入するなどしていたら家に沢山溢れてしまった
もう貰ってもあの頃のようには喜べないだろう
コップを貰って嬉しいタイミングは、きっと10代前半頃と実家を出る時くらいなんじゃないだろうかと予想してみる。私はそうでした…
「もしも君が」
子どもの水着は派手な色柄のものを購入した
もしも君が溺れてもすぐ助けられるように。同級生の中でも一際目立ちそうな色柄を選んだ
学級だよりに写真が載っていたが、水着のお陰で我が子はすぐに見つかった。計画通りだ
「君だけのメロディ」
最近のマイメロディ
一人称がメロディなのが、まだ慣れない
「I love」
娘と初めて一緒に見たアニメはちいかわであった
最近流行ってるなと思い何の気なしに見ていたら、まだ幼かった娘もテレビをじっと見ていた
それからよく一緒にアニメを見て、ぬいぐるみや百均の小さいフィギュアを買い与えてみたり、ある日突然「とーばつ」という言葉を覚えたりと楽しく過ごした
その後自然とアンパンマンやサンリオなどへブームは流れていった
相変わらず娘の中ではちいかわは可愛いものとして記憶されているが、最近「お母さんが好きなやつだ」と言われたのは非常に切なかった
「雨音に包まれて」
雨の日に傘を差すのが億劫で
濡れた傘を干す事を考えると、
外では干す場所もなく無理に干しても雨風にさらされどこかへ飛んでいってしまいそうで
玄関で干せば場所をとる上に玄関が汚れそうで
浴室はそもそも持って行く道中に室内が汚れそうで
他に干すところもなく、いつも仕方なく玄関に広げて置く
傘を干す手間を考えれば少し濡れてもすぐ乾く!これくらいの雨なら大したことない!と一気に歩くが、いつも思ったよりびしょびしょになってしまいズボラがバレてしまったようで少し恥ずかしい