中身はまだない

Open App
3/19/2025, 10:18:35 AM

どこ?、そう、悪夢の声が呟いていた。

その声に向かって戦いたかった、抗えなかった、

そんなグルグルと嫌気が波のように、上がって、

'貴方の夢を食べて差し上げよう。'まだ、悪魔は、

自分に対してにこやかな、いや、企みを隠せない

顔をして、僕を全て喰らい尽くされそうで、

怖くってしょうがない、いや怯えているのかも、

しれないの、って、思ってしまうから、

まだ、夢の中で彷徨っていたいの、だがら、

夢は夢のままで、居させてよ、ねぇ、呼び掛けず

突き放しておくれ、まだ、後悔されては、

生きていけないから、例え、夢を喰らうバク、

人外でさえ、抑え切れないかもしれないから、

早く早く、逃げておくれよ、僕や俺の為にも。






"一つだけ貴方に伝えるなら、夢に溺れるより、

私に喰らい尽くされた方がまだ、マシだよ?"






だから、食べさせてよ?喰らわせてよ?

貴方のホントウを、食べ尽くさないと、

私が後悔しちゃうじゃんか、こんなにも、

こんなにも、美味しそうなゴハンを見逃す程の

弱々しい人外じゃないのだから。

貴方のタメに産まれて、生きている、

生物でもなんでもない、人外であるから、

ねぇ、本当の心をほのかに香る、

本当の姿の気持ちを晒け出して自分に、

嘘を付かずに、私を見つめて、ワタシを見て。

醜いモノ同士踊って居ましょ?

暗い闇の底で生きていようよ、ね?

3/18/2025, 2:46:49 PM

大好き、それは、愛情であり、親しみの言葉で、

あり、好きな人へ送る幸せな言葉であり、

もう一つの意味を知ってしまったら、

もう、貴方は何も信じれなくなるでしょう。

そう、彼女は呟いた、それは、それは、大変だと

感じたが実際には、その意味を聞くまでは、

分かっていなかった疑問だったのだから、

それの核心を突いたのがもう一つの本当の意味だ

それは、






"それは、裏返しに憎しみや劣等感、

誰かを縛り付ける呪いともなり、それを付けた、

当の本人には、自覚がなければ出来ない事である"






それを聞いた瞬間に体から何か込み上げるような

感覚に陥った、吐き気がする、気持ちが悪い、

本当にそうであれば、何も信じられなくなる。

それは、言われた本人であるからこそ、

良く理解してしまう事であり、紛うことなき、

黒くドロドロとした感情を自分に向けられていた

という、事実がその目の前にあって、

狼狽えてしまう。

いや、その反応じゃなきゃ、まず変だろう。

だって、信じていたかったから、アイツの事を。

信頼していたから、アイツの事を…。

相棒って元気に呼んでいたアイツから、

言われるなんて、思いもしなかった、

けど、もう実害も出ているから、

もう遅いのだろう、吐き気を抑えて彼女の居る、

そして、もう一人の居るリムジンから降りて、

最初に倒したであろう、仲間の影や、本体との、

戦いがまた火蓋を下ろす、だが、一人でする。

仲間なんぞ巻き添えにしたくなく、一人で行く。

だが、それが詰みだったのだ。

それは、甘味な罠に引っ掛かるウサギのような、

美しい人を惑わすために作られたものだった。

彼との対決では精神面でも強くならなければ、

いけないようだった、今にしては遅し。

もう、仲間の顔や、家族の顔も見れない程に、

穢れてしまった、自分の姿にため息を付き、

脱出なんぞ、出来やしない、地獄の迷宮に、

誘われてしまった、自分と迷宮の主のただ、

獣のように、乱れ合う声しかそこには、

木霊しなかった。あぁ、やはり、此処には、

絶望しか残っていなかったのだ。

3/17/2025, 11:15:15 AM

叶わぬ夢、それは、恋も同じようなもの、

そう、誰かが風のようにスッと言っていた、

その声の主を探すかのように、見渡したが、

居なかった、いや、見つからないように隠れて、

側で見守られていたからこそ、分からなかった、

それが悲劇を産む事を彼が知る事は一生ない、

だろうと、誰かがニヤけながら、笑っていた。

それを気にせず家へ戻ろうとした帰り道、

それは、起こってしまったのだ、彼が混乱すると

もう一人である黒に身を包まれている、

パーカーを着ている、人物、

それに見覚えしかない、いや、何でとしか、

感じなかった、だって、それは、信じていた、

自分の隣でいつも居て、信頼して背中を預けてる

相棒であったのだから、彼の笑顔は狂気を孕み、

大切なものを手に入れた子供のように喜んでいた

だが、それは、まだ、良かった方だった。

その後が問題だった、誘拐されてからの行動が、

彼の心を壊すまでに、時間が少しは掛かったが、

問題はなかった、それはそれは、甘美な匂いの、

甘い蜜を纏わせて、とある人物だけを誘う、

誘引剤となってしまった、あの人は、

煌びやかな姿ではなく、誘惑をするだけの、

存在となっているから、

探しても見つからない訳であるから、

優越感に浸れる自分がまた、

バレないように笑ってしまった。

仲間は、それを知らずに今も家族も探している。

そんな、可哀想なことをしても興奮できる俺が、

今居る、それが事実なのだから、彼はもう、

自分のなのに、何で探すんだろうね。






"こんなにも、可愛いネコを手放せるかと

言われると、絶対に離してやらねーとしか

言えねぇな。マジで仲間にも教えてやらねぇ。"






彼はもう、手の平の中に居る、それだけで、

幸せだ、この姿を自慢するには、

時間が掛かるだろう、だけれども、

これを教えないでどうする?

その事実に打ちのめされる姿を見ないで、

後悔される羽目に遇うのはもう二度と勘弁かな。

NEW GAME!!なんてもう言わせないからな?

絶対に…絶対に…させるものか。















安定の元ネタ

花主(ペルソナ4)、周回要素を少し匂わせ。

3/16/2025, 12:38:18 PM

花の香りと共に、私はあなたの元から消えていく

そう、誰かに予言されてしまった、いや、予告か

まぁ、後悔しているかと聞かれるとしてはいない

だって、辛くても何も感じなくなれば、無問題!

望まれて産まれてきた訳でもなくただ、

イレギュラーで産まれてしまった、ただそれだけ

強姦して産まれてしまった、ただそれだけの存在

貴方のように望まれて、産まれてきた訳でない私

貴方と真逆の位置に居る、だから相容れぬ存在、

それだからこそ、運命とは残酷だと感じさせる、

あぁ、神隠しならぬ、監禁隠しですかぁ、はぁ、

やっぱり、私には、貴方の隣に居る権利なんて、

存在しないのかもしれませんね。

あ、もう、お仕舞い、御仕舞いですから、






"赤黒い液体に戻るだけ。ただ、それだけ。"






胎内回帰する、それだけ。

望まれないなら、元へ戻るだけ、

ただ、それだけなのだから、

悲しまないで下さいよ、寂しくなるから、

行きたくなくなるから、止めないで。

3/15/2025, 10:52:25 AM

心のざわめき、それが誰にもバレないように、

ひた隠しにして居たのに、何でお前だけには、

バレてしまったんだ…お前だけ…に、バレては…

欲しくなかったな…何でと言われれば、それは…

お前が好きだからだよ…って言いたいのだけれど

それは一生掛けても出来ない、と言うより、

出来たら苦労しねぇっつうの…。

楽しく仲良く仲間で居ましょうよ宣言されて、

告白とかする神経の図太い野郎じゃないからさ、

一度失恋した身ですから、諦めてと思ったけど、

そんな事、今回は出来なかった、いや、諦めねぇ

諦めてられねぇから言ってるんだよ!って、

叫びたかったけど怒られるから、やめておく。

でも、俺はあの誰にでも好かれてしまう、あの顔

あの皆を守るであろう背中、強い心持ち、

揺るがない信念、幅広い寛容、器用な手付き、

そんなにも何でも出来てしまう完璧な人、

諦めてと言われても、諦めてたまるか、

そう感じたのはアイツが居なくなると言われて、

自覚したのだ、いやだ、行かないでくれと、

言いたかったけど困らせたくないので、

心に隠しておいた、だけど、居なくなる前に、

告白したい、から、もう、言わないは辞める。

決意を固めて、ソイツが居る屋上へ行った。






"俺は、お前の事が好きだ…色々とあったけど、

やっぱり、諦められねぇ…‼付き合って下さい!"






そう、真っ直ぐな目をして言うとビックリした、

というより、硬直していた、けど、嬉しそうだ、

でも、遅すぎる、とも、言われたけども、これで

俺はまた新しい一歩へと歩める自信へと変わった

今日も幸せな時間が続いていく、いつまでも。








元ネタ

花主(ペルソナ4)、

※設定上誰でも当てはめられるようにしています

のでお好きなカプでも構いません。

Next