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心のざわめき、それが誰にもバレないように、

ひた隠しにして居たのに、何でお前だけには、

バレてしまったんだ…お前だけ…に、バレては…

欲しくなかったな…何でと言われれば、それは…

お前が好きだからだよ…って言いたいのだけれど

それは一生掛けても出来ない、と言うより、

出来たら苦労しねぇっつうの…。

楽しく仲良く仲間で居ましょうよ宣言されて、

告白とかする神経の図太い野郎じゃないからさ、

一度失恋した身ですから、諦めてと思ったけど、

そんな事、今回は出来なかった、いや、諦めねぇ

諦めてられねぇから言ってるんだよ!って、

叫びたかったけど怒られるから、やめておく。

でも、俺はあの誰にでも好かれてしまう、あの顔

あの皆を守るであろう背中、強い心持ち、

揺るがない信念、幅広い寛容、器用な手付き、

そんなにも何でも出来てしまう完璧な人、

諦めてと言われても、諦めてたまるか、

そう感じたのはアイツが居なくなると言われて、

自覚したのだ、いやだ、行かないでくれと、

言いたかったけど困らせたくないので、

心に隠しておいた、だけど、居なくなる前に、

告白したい、から、もう、言わないは辞める。

決意を固めて、ソイツが居る屋上へ行った。






"俺は、お前の事が好きだ…色々とあったけど、

やっぱり、諦められねぇ…‼付き合って下さい!"






そう、真っ直ぐな目をして言うとビックリした、

というより、硬直していた、けど、嬉しそうだ、

でも、遅すぎる、とも、言われたけども、これで

俺はまた新しい一歩へと歩める自信へと変わった

今日も幸せな時間が続いていく、いつまでも。








元ネタ

花主(ペルソナ4)、

※設定上誰でも当てはめられるようにしています

のでお好きなカプでも構いません。

3/15/2025, 10:52:25 AM