露酒

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10/5/2024, 12:50:22 PM

星座

暗い獣道
そこを突き進んでいく
上を見上げると満点の星空があった。だが、木々に隠れて少し見えづらい
前に視界を戻す
すぐ目の前には獣道の出口が見えていた

林から出ると、木が邪魔しないからか少し明るい。
月と星の明かりのおかげだろう。
そこは広場のようになっていて、遠くには大きな城が見える
きっとあそこで美しい姫や王子が踊っているのだろう
そしてその広場の真ん中には、小さな湖があった
私はそれを覗き込む

綺麗な顔が見えた。私の顔だ
そしてその背景には、沢山の星座が映っている
もう一度城の方を見る
オーロラが光っていた

雪がよく映えている






城の鐘が深夜零時を告げた






目を覚ました
自分の部屋
こんな夜中に目が覚めるなんて、運が悪い日だ
もう魔法は溶けてしまったみたい
窓の外を見ると、魔法で見た幻覚と同じように夜空に光っていた



美しい星座が

10/5/2024, 6:57:03 AM

踊りませんか?

夜の海
ざざぁ、ざざぁと波の音が鳴っている
私は靴を脱ぎ、スカートを腕に抱き、持ち上げた。
そのまま海へ入る
私は歩いた
何分も何分も
気づけば周りは海だけになり、島や砂浜など一切見えなくなった
海の上で、まるで普通に地面にいるみたいにスキップをした。
風が涼しかった

その風を思いっきり吸って、味わった後
水面に手を当てる
そしてこう呟いた

「踊りませんか?」

小さな波が押し寄せ、水面の上に乗せた手に水が当たった

その数秒後、水は私を取り込んだ

海の中へ。

10/3/2024, 9:22:55 PM

巡り会えたら

後で書きます

10/2/2024, 11:36:09 AM

奇跡をもう一度

朝、目が覚めると、太陽の光が私の目に刺さる
眩しくってたまらないけど、それが朝の良さだと思う
ベッドから降りて洗面台に向かい、支度をして部屋から出る。
そのまま街へ出ていく。相変わらず商店街は賑わっていて騒がしい
お気に入りの店に入り、商品を眺める
ポーション、ポーションの材料、杖、魔法動物…
やっぱりここの店は品揃えがいいな


この世界は魔法が当たり前だ。
何故か?分からない。私以外の人間はね
私は知っている。

それは、1人の魔女が奇跡を起こしたから。

人類で初めて魔法に成功した彼女は、魔法が当たり前の世界にした。
自分だけが特別なのは嫌だったんじゃないかと私は思っている。
私はその魔女の子孫だ
なぜ記憶にあるのかは分からないが、謎の遺伝というやつだろう。魔法があるのだから不自然では無い

私は研究をしている
魔法を消す奇跡を起こす研究

何故そんなことをするのか?

魔法があったって無くたって、根本は変わらないから
世界から戦争は無くならないし、人間がいる限り問題は解決しないから。

なら、物騒な魔法は消すに越したことはないでしょ?


奇跡をもう一度起こすために、私は机に向かった

9/30/2024, 10:55:41 AM

きっと明日も

曇った空の下、軽快な足取りで道路を歩いてゆく
落ち葉が踏む度にパリパリ音を鳴らした
右を見ても左を見てもビルばかりだ。都会ってすごいなぁなんて思いながら、とある大きな倉庫に入る。
ズラっと並んだ棚達。その棚一つ一つにある食べ物が私にとっての生きるための道具だ。

時はXX年。人類は消えた。私だけを残して
食べ物をいくつか手に取り、また倉庫の外に出た。
相変わらず空は曇っていて、薄暗い。
先程のビルにまた目を向ける。ツタが絡まっていて何だかかっこいい

きっと明日も、明後日も
ずーっとずーっと私は1人

ああ、なんて楽しいんだろう!!

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