11/11/2024, 12:16:44 PM
飛べない翼
後で書きます
11/7/2024, 1:23:44 PM
あなたとわたし
ままは言いました
ゆうえんちは楽しいところだと
ぱぱは言いました
ふうせんをかってあげるねと
あなたは言いました
楽しい?と
私は言いました
私は言いました
私は言いました
君はどう?と
そしたら返事が返ってこなくって
気づいたら独りだった
ゆうえんちは楽しいけれど
あなたはもっと眩しかった
11/2/2024, 10:53:13 PM
眠りにつく前に
ロウソクを灯し、地下へと降りていく
涼しくて、ゾッとする空気が私の肌を撫でた
地下には無数の牢屋があって、その中で誰かがしくしくと泣いている
私はこの人のことを知らないけれども、知っているんだ
そっとロウソクをその「誰か」に近づける
するとその人はあっという間にロウソクに吸い込まれて、ロウソクの中で踊り始めた
火となって
私は寝室に戻り、タンスの上にロウソクを置いた
相変わらず楽しそうに火は踊っている
それを見つめて、私は眠りについた
その理由を心に秘めながら
幽霊のロウソクが、私の心の病を治すすべなのだ
10/14/2024, 1:38:34 AM
子供のように
ある日の夜、
桜が咲き乱れる街並みの中
家屋の屋根の上を飛び回る
御用だ御用だと提灯を持った男たちが、街を歩く人々をかき分けて走っていく
しっかりとした正装を着た人は避けたくても避けれず、着物に足を取られ、転ぶ人が多々見られた
私は軽やかな足取りで、颯爽と走る
屋根を渡り、時に街に降り、クルクルと回りながら笑って走る
子供のように
10/13/2024, 9:08:46 AM
放課後
生きている
まだ、生きている
息をしている
雑巾は、血を全然吸ってくれない
あ、喋った
人間って、不思議
放課後の暗い教室で
必死に血を拭いている私を想像して
くすりと笑った