tk,83

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3/4/2023, 10:38:52 AM

ずっと一緒にいた、幼馴染の君へ
僕はいつの間にか恋をしていた。
思い返すと、幼稚園、小学校、中学校と
君へ恋心を抱いていた時なんてなかった気がする。
でも、一緒の高校に入って君と過ごしていく内に
なんだか可愛いなぁ~って、好きだなぁ~って
思うようになったんだ。

君は僕へどういう気持ちを抱いていたいるか知りはしないし、彼女はいわば美人で、スタイルもいいから ひょっとしたらもう、他の人と付き合っているのかもしれない。
でも、もし、本当 もし だけど
両思いだったら、どんなに最高なんだろう。
お互いに愛し合って、求め合って、

付き合ったら、映画館、水族館、動物園、ショッピング、自宅、クリスマス、初詣、
色々な時期に、色々な所でデートできるんだろうな

僕はそんな幸せのような時間が送れることを
夢見ていた。

そんな事を思いながら、今日も登校している。
いつも彼女と一緒に登校している。
この時間がとても恋人みたいな感じでたまらなく
好きだ。
授業をしている時は彼女の綺麗な横顔が、朝日に照らされて輝いている。
僕がこんなにも君を愛しているって本人に伝わっていれば今頃…

今日も何事もなく学校が終わった。
いつもは部活があって帰る時間が遅くなる僕も、
今日は部活が休みになって、みんなと同じ時間に帰れる。

そうなると当然彼女と下校することになる。
帰り道歩いている途中に彼女が話しかけてきた。
「ねぇねぇ、タクト君」
いきなり話しかけてきて僕は少々ビックリした。
「どうしたの?」
「タクト君って好きな人いるの?」
「…えっ!?」
僕は驚きが隠せない。なぜそんな事を聞いてくるのかと。
「えと、なんで?」
「うん?気になったからだよっ」
ここで、いると言って君だと言ってひかれたら
僕はたぶん病んでしまう。
「アイナさんは?いるの?」
彼女は一瞬驚いたが
「いるよ…」
と照れくさそうにいった。
「だ、誰?」
「そ、その前にタクト君は!いるの?」
言うか迷った。けど!ここでひいていたらもう、僕が望んでいる幸せが一生つかめないと思った。
「いっいるよ!!!」
彼女はビックリしていた、
「じゃ、じゃあさっ、お互いにその人の名前言い合おう。」
「お、おう、それならいいな、」
これでもし違かったら、僕は一瞬焦った。だが、
「あ、アイナだよ!」「た、タクト君です!」
えっ…
僕たちは一瞬止まった。
まるで時間が止まったかのように。
でも、彼女の言葉を聞いて一気に緊張がとけた。
「な、なんだ、一緒だったかw」
「だ、だねw」
彼女は恥ずかしそう
でも、その顔が、めちゃくちゃ可愛い。
僕は勇気を出した。
「えと、それじゃあ。
…僕と!付き合ってください!!!」
彼女は泣いていた。
「は、はい!!!!」

…やっとだ。僕の夢が叶った。
僕は嬉しくて、いつの間にか泣いていた。
でも、必死にその溢れてくる涙をこらえて、
彼女の涙を優しくハンカチで拭いた。
彼女は上目で僕を見つめていた。
その顔は、僕が今まで見てきた君の顔の中で、
一番可愛くて、綺麗だった。
僕は溢れる好きっていう想いを胸に、
彼女の唇に優しく自分の唇をあてた。


大好きな君に

3/4/2023, 9:17:02 AM

ひなまつり。
女の子の健やかなる成長を祝うためのもの。
私はひなまつりの時に飾ってある、あの人形さんが好き。
人形さんはとても美しく綺麗で、
いつか自分も ああなりたいと
そう思っていた。
「おばあちゃん、私もいつかあんな綺麗な人になれる?」
「なれるよ。」
おばあちゃんはいつも言ってくれた。
私はおばぁちゃんがすきだ。
いつも優しいおばぁちゃんがすきだ。
あの人形さんのようになれるように、
おばあちゃんのようになれるように、
これから頑張っていこう。

ひなまつり

3/3/2023, 7:51:56 AM

また仕事で失敗した。
毎日毎日
「なんでこんなこともできないんだぁ!」
って怒られる。
本当だったら今頃とっくに仕事をやめてるはずなんだけど、一緒に仕事をしている、ある女性に恋をしている。彼女といるとなんだか心が温かくなって
落ち着くんだ。

今日も今日とて先輩に怒られる。
「おい!佐藤!またミスしてるぞ」
「す、すみません」
みんなの前で叱られて恥ずかしそうにしている僕を見て彼女はわらっていた。
でもその姿を見ても、怒りが湧いてこない。

その後
「まーたミスしてやんのっ」
彼女にいじられる。
「宮崎さんはどうなのっ、ミスしないの?💢」
「えへへ、ごめんごめん。そんな怒んないで」
「別に怒っているわけじゃっ」
彼女は大きな目を細めた。
「え~、ほんとかなぁー?」

僕はこの会社で、彼女と話している時が一番好きだ
彼女がいるから続けられる。
この時間がずっと続けばいいなと思う。

でもそんなことは無いって突然教えられた。
…彼女が死んでしまった。
殺人事件が起きたんだ。
なんでも、容疑者は彼女が僕の女にならなかった。
言うことを聞いてくれなかった。
と、言っている。
しかも殺しただけでなく、相手を弱らせてから
強姦、強盗など、好き放題していたそうだ。

…ぼくは悔しかった。彼女のことを守れなかった。
もっと彼女と居たかった。
また会社で他愛もない話をしたかった。
「なんで。なんでだよぉ、」
僕はその日から会社に行かなくなった。

一つの希望

3/1/2023, 12:05:39 PM

生き物の欲望とは本能。
その欲望とやらを抑えることのできるのは人間だけ
よく理性をというが、実際それは自分を生き物ではないようにしているだけ。

生き物とは、本能のままだから生き物なんだ。
お腹がへったら狩りをして、眠くなったらどこかで眠る。
そうやって自由気ままに、ありのままに生きている

でも、そのありのままを人間は理性とやらでなくしている。それはもう人間ではない。生き物ではないんだ。
お腹が減ってもがまんする。眠くなっても起きている。
そうやって自分という存在を消しているんだ。
だから人間はなに考えてるのか分からないんだ。
ひょっとしたらお腹がすいてる?
ひょっとしたら眠たい?
その意思表示すらしない。

人間はAI に似てる…

欲望

2/28/2023, 11:24:23 AM

ある中学校の夏休み、ずっと好きだった女の子が 転校することになった。
冬から遠くの学校に行くらしい。
僕は受け入れられず、涙が止まらなかった。
もっと、一緒に居たかった。
想いを伝えたって、もうどうすることもできないのが辛かった、悔しかった。

ある日彼女のお別れ会を開いた。
彼女はとても嬉しそうだった。

お別れ会が終わり、みんなが帰っていく。
そんな中、僕はまだ帰っていなかった。
彼女も同じく、楽しかった時間の余韻を楽しんでいる。
「なぁ」
僕は話しかけた。
「なんで、引っ越すことになったんだ。?」
僕はずっと気になっていたことを聞いた。
「親が、出張で…」
彼女は息が詰まっていた。
「本当は行きたくなかったんだけど」
「そうか。」
悲しい顔をしている彼女をみて、聞いたことを後悔した。
想いを伝えるなら今しかないのだろうか。
僕は思った。
いや、今しかない。伝えないぐらいなら、伝えた方がいい。
「ぼく、ずっと君が好きだったんだ。」
「え、?…」
彼女は困っていた
「君は引っ越して、また会えるかも分からないけど、僕は離れていても君を応援している。離れていても そばにいる。」
僕の溢れる思いをそのまま口にしていた。
「君と。ずっと一緒に居たいんだぁぁ!」
「ありがとう。」
彼女は嬉し泣きをしていた。
「今までそんな事言ってくれる人なんて居なかった。そうだね。
引っ越しだって、君がいるから怖くない。」
彼女はニコッとした。
その顔がとっても好きだった。
「おう!頑張れよ」
僕は泣いていた。
「またいつか。!!どこかで会えたらたくさん話そうね!」
僕は手を振って、彼女が見えなくなるまで、ずっと見守っていた。

遠い町へ

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