舞姫

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12/12/2025, 12:28:50 PM

テーマ:スノー 

南の島に住む私は雪をあまり見たことない。
地面に積もったのを一度見たくらいだ。
だからこそ、粉雪が舞い降りる様子を、
雪合戦やそりすべりをすることを、
雪うさぎやかまくらをつくることを、
白銀の世界を夢見てる。

あとがき
超お久しぶりです。私は生きています。
【四季いちばんの音色】(略して四季音)は
続きが思い浮かばないのでしばらくお休みです。
自分語りが多くなると思います。これからもよろしく
お願いします。

9/30/2025, 10:40:26 AM

テーマ:旅は続く (一次創作)
四季いちばんの音色【7】

私の旅は続く。
小さい頃からピアノを弾いてたくさんの
音楽にふれてきた。
中高生になると忙しくて弾けない時もあったけど、
音楽への愛は変わらなかった。
なんなら、この忙しい日々が成長させたと思う。
未来への道は不安がたくさんあるけれど、
輝くピアニストになるために、
私の旅は続く。
(ゆりあの話)

あとがき:お久しぶりです。私は生きています。
     まだまだ書く力は衰えていません。

9/7/2025, 7:25:24 AM

テーマ:誰もいない教室 (一次創作)
四季いちばんの音色【6】

ゆりあと蓮央が高1のときのお話。
2人はクラスメイトじゃないので接点は無かった。

『誰もいない音楽室からピアノの音が聞こえる』
新学期から密かに流れている噂だ。怪談じみた噂なので
信じない人が多い。けれどその噂に興味津々な男子が
1人いた。
「俺があの音の正体を突き止めてやる!
 これもスターの仕事だ!」
彼は蓮央。入学した時から学年でお調子者だと言われている。それは、彼の目立ちたがり精神から来ていた。
今回もその精神から行動する。

(まずは詳しいことを知ってないか聞き込まないと)
クラスメイトはもちろん、1学年の隅々まで聞き込んだ。
一週間ほど…1人の男子が
「そういや、先輩がよくピアノの音を聴くって
 言ってたなぁ」
と言った。やっといい情報が!
「その先輩、放課後呼び出してくれないか?」
そして放課後…その先輩が言うには音は朝早い時間
に、不定期で聞こえるんだそう。
「よし、明日から張り込みだ!」

翌朝…蓮央は早くから学校に来た。
(今日で正体がわかるかも…!)   
そう思うと早足になる。音楽室のある2階に上がると、
(あっ…!ピアノの音…!)
足音をたてずに音楽へ近づき、扉の影に隠れる。
恐る恐る戸を開けて覗き込んだ。
(やっぱ、誰もいな…)
「そこに誰かいるの?」
誰かの声がして、音が止まった。
蓮央は思わずビクッとする。
中に入ると、1人の女子がピアノの側にいた。
「幽…霊…?」
「幽霊なんて、人聞き悪いわ」
ため息をついて蓮央を見つめる女子。
「もしかして、ピアノの音は…」
「そう。私が弾いていた」
女子はそう言って少し微笑んだ。
(とにかく、正体がわかったな…)
「ここ最近弾いているのか?」
「まあね。なんか無性に弾きたくなるの」
「お前、噂されてるぞ。『誰もいない音楽室から
ピアノの音が聞こえる』って」
「えっ?そうだったの?」
(まさか知らなかったのか…)
女子は窓に向かい、閉めていたカーテンを開ける。
「カーテン掛かって外からは見えないし、
 ビビった生徒がいたんでしょ」
「あぁ…確かに…」
思わず声が出た蓮央。女子がこちらに戻ってきた。
「私はゆりあ。あなたは?」
「俺は、蓮央」
「あぁ、確か学年1お調子者の男子…」
どうやらお調子者のことは知っているようだ。
「名前だけで、顔は知らなかったから…」
「そ、そうか」
苦笑いする蓮央。ゆりあは涼し気に笑って音楽室を
出ていった。

(ゆりあか…なんか不思議な雰囲気ある女子だな…)
(蓮央…お調子者過ぎてウンザリなんだけど…)
これが2人の出会い。それから仲を深めるのは
まだ先のお話。

9/5/2025, 8:09:16 AM

テーマ:言い出せなかった「」

夢見ていたあなたに会えた。
目の前のあなたはとってもカッコよくて
目を合わせられなかった。
写真を撮るときでさえドキドキが抑えられない。

その日私は彼のイメージカラーのカーディガンを
羽織っていた。すると、
「服似ているね」(服の色のこと)と言われた。
そしたら余計に照れずにいられない。

だからこそ言いたかった、照れに負けずに。
「ありがとう」「大好きです」って。

8/31/2025, 1:19:58 PM

テーマ:8月31日 午後5時 (一次創作)
四季いちばんの音色【5】

夕方の公園にて…
「あぁ、夏が終わる…」
ゆりあはベンチに座って元気なく呟いた。
夕日を眺めて夏を振り返る。

高校3年の夏、青春が終わる。楽しかったなぁ。
夏祭りも、海水浴も、何もかも…。
あの日々が恋しいよ…。

「ちょちょ、俺のこと忘れてる?」
隣にいた蓮央がつっこんできた。
(そういや、黄昏れていて存在忘れてたな)
「ごめん、夏が終わるのが寂しくて」
苦笑いしながら謝るゆりあ。
「はぁ〜、お前は…」
ため息をつく蓮央。
「でも、青春はあと半年ほどあるよ、
 夏だって来年も訪れるし」
蓮央が夕日を眺めて呟く。
その姿はとても爽やかだった。
「うん、そうだね。ありがとう、蓮央」
なんか元気が出てきた。
そして、2人は公園をあとにした。

帰り道の坂道…
「そういやゆりあ〜」
「ん?何か?」
「お前、この夏勉強していたか?」
「そりゃあ、課題きちんと終わらせたわよ」
得意気に語るゆりあ。
「じゃあさ…」
蓮央が顔を覗き込むように言う。
「大学受験の勉強は?」
2人の歩みが止まる。一瞬沈黙が流れる。
「……えっ?」
「俺は養成所行くけど、将来のためにある程度した」
「………」
「まさか…やってない…とか?」
ゆりあの口が半分開く。そして、
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
気づいた声が夕空にこだましていた。

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