テーマ:ふたり (一次創作)
四季いちばんの音色【4】
(未来のお話)
織姫と彦星が会えるのは年に一度だけ。
ふたりはそのひと時を大事にするはず。
自分たちもそうだ。
気持ちを伝えあった日から
時間がすぐに過ぎていくようで。
だから一日ひと時を大事にするんだ。
一緒に暮らしていてもこの心を忘れないようにしたい。
ふたりで過ごす時間が言葉にできないほど愛おしい。
テーマ:素足のままで(ひとりごと)
素足を水に浸ける。海でも清流でも。
そうすると、夢中で水を楽しめる。
なんだか、幼い自分に戻れるみたい。
素足のままが気持ちいいんだ。
あとがき:これからは忙しくてお休みになる
時があるかもしれません。
ご了承を。
テーマ:遠雷 (一次創作)
四季いちばんの音色【3】
蓮央は中庭のベンチで座っていた。
少し吹いている風が心地よい。
(あの空の様子…雨が降りそうだな)
見上げた空は太陽が出ているが、雨雲が立ち込めている。
そうしていると、見慣れた姿が近づいてきた。
「あっ、蓮央ここに居たんだ」
ゆりあが声をかけ、隣に座る。
あまりにも自然だったので、蓮央は
「お前、隣が男子で緊張とかしないのか?」
と聞いた。すると
「全然、そんなに意識してないわ。今んとこ」
とあっさり答えた。
(今んとこ…)
少し意味深な言葉だが、気にしないことにした。
ゆりあが空を見上げて呟いた。
「この空模様、雨が降るわね」
「まぁ、夏のにわか雨ってところだな」
蓮央が呟いたそのとき、
ゴロゴロゴロ…
遠くの雷の音がした。
2人の間に一瞬沈黙が流れる。
「蓮央、そろそろ行こ。次移動教室だから」
最初に口を開いたのはゆりあだった。
「あぁ、そうだな。天気も悪くなりそうだし」
2人は立ち上がり、校舎に向かった。
雨雲が広がっていく。雷の音も大きくなる。
昼休みのとき…
続く
あとがき:やっと書けました。
前回のテーマも時間を見つけて編集します。
テーマ:なぜ泣くの?と聞かれたから
なぜ泣くの?、か。
とてつもなく自分が嫌になったとき。
何か不安がこみあげたとき。
理由はこれくらいかな。
自分のことで泣いているのがほとんど。
負の感情以外で泣いたことはない。
でも、いつかは…
他の人のことで、感動や嬉しさで、
泣く人間になりたい。