やまめ

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3/31/2024, 1:00:25 PM

元気でいて。って言ったって、
きっと君には届かないんだよね。
だって君の願いはこの世界から
いなくなることだもんね。

君はたまに体調を崩すけど、
向こうではそんなこと気にしなくてもいいのかな。
あれ?もしかして感情もないのかな。
あると信じたいよね。
だって君の嬉しそうな顔は
僕が知る世界ではダントツで可愛いんだから。

だから、そう信じて言うけどさ。

どうか、幸せでいてね。
幸せに満たされて笑っててね。
病は気からっていうしさ、
僕もその言葉信じて
どうにかここで踏ん張ってみるよ。

「馬鹿野郎」って言いたいよ?
「なんで置いてくんだよ」って。
だけど、言わないよ。
ずるいのはあくまで
「ごめん」って言った君だけだよ。

だから、かわりにさ。
…これくらいは許せよ?

幸せでいてね。

3/30/2024, 2:21:08 PM

そんな普通に腹をつんつんって、
そんな普通に笑いかけちゃって、
そんな普通に僕の隣で「またね」なんて、
そんな普通に僕の手を握って、
そんな普通に僕の身体に肩ぶつけて、
そんな普通に連絡先交換して、
そんな普通に抱きしめさせてくれて、
なんで、そんな当たり前みたいに、僕に特別をくれるの?
君の何気ない日々の中で、何気なく僕は登場しちゃってんだね。
そうやってまた、過去の思い出へと溶けていく今日を歩きながら、僕も君に「またね」って手を振るんだよ。
またね。

3/28/2024, 12:41:20 PM

 涙が頬を伝った。泣くな。今は泣くな。そう言い聞かせても、もう遅い。
 喉が、痛い。グッ、と、変な音が鳴った。唇をかみしめて、何もかもを堪える。
 だって、君が見ているのだから。1番泣きたいのは、1番悲しくて悔しくて堪らないのは、君なのに。
「ありがとね。…私のおばあちゃんの為に泣いてくれて」
 いつもより穏やかで優しくて温かい君の声が、僕をまたしっとりと濡らす。
 腹に力を込めて、君を見つめた。君も、じっと僕を見つめていた。
 君の真っ黒い瞳のその奥が、落ち着きはらって僕の瞳を見つめ返していた。
 どれくらいの時間が経ったのだろう。君はおもむろに言った。
「私、泣かないから」
 笑うから、と。
 思わず泣き笑いのような声をあげる。
 もうやめてくれよ。
 君のその強い後ろ姿に、僕は涙が止まらないんだ。

3/27/2024, 12:04:05 PM

あの景色が、音が、匂いが、温もりが、
あの場所で、あの時の中で得た愛と祈りが、
「私の心臓」。
私こそ命。

3/26/2024, 1:10:26 PM

 玄関の鍵が開く音に身を強張らせる。一挙一動、相手の都合のいいように振る舞う。声音や表情を窺って、自分の心と相手の機嫌を天秤にかける。
 そうやって気を張り続けることのない生活を求めるのは、全部ないものねだりなんでしょうか。
毎晩怯え続けなくてはならないことに、ほとほと疲れました。こわいなあと呟いてしまわないように、どこか遠くを見つめ続ける日々です。
 「上京」という言葉に、希望を見出して生きています。頑張って、頑張って、どうにかここまで漕ぎつけた。あと1週間で、2度とここで暮らさなくていい。ようやく本当の社会的自立へと、一歩踏み出せる。それがどれだけ安定剤となるのか。きっとわからないでしょう。
 平穏な暮らしをください。心の安寧をください。そう神様に祈る。求めてはいけないものだっただろうか。
 そんなはずはない。だから、あと少し。
 大丈夫。今の自分には、ないものだけれど、絶対に手にいれるから。

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