1/18/2026, 3:53:52 PM
閉ざされた日記
引越しの最中、埃まみれのその日記は出てきた。錆びついた小さな錠前は、かつての私が誰にも見せたくなかった心の防壁だ。鍵はもうない。
壊して開けることもできたが、私は表紙の冷たさを確かめただけで、再び箱の底へと沈めた。そこには、今の私には眩しすぎる未熟な熱情が眠っているはずだ。封印された言葉たちは、誰の目にも触れず、記憶の中で美化されたまま朽ちていくのが、一番幸せなのかもしれない。
11/1/2025, 3:17:04 PM
凍える朝
微睡みの中を泳いでいる時、朝から元気な太陽の光が覗き、窓の外から「ちゅんちゅん」という小鳥の囀りが聞こえて、意識が段々と浮上してくる。
そうして、少しずつ感覚を取り戻していくと、明け方のまだ暖まっていない空気を感じて、布団にしがみつく。
かと言って、この感覚が嫌いかと言われたら、そうではない。冬の乾いた空気で、布団が肌に吸い付いて、布団と自分との一体感を感じて、一人満足感に浸る。
この時間がずっと続けと願うと同時に、今日の一日が、この布団の中みたいに、温かくなればと祈るばかり。
10/31/2025, 3:29:35 PM
光と影
街灯だけが頼りの夜更けに、少しだけ顔を出した太陽が、薄ら明かりを差し込ませている。
この世に、光と影が綯い交ぜにされ、その境界が曖昧になる。
この時間は1日に一瞬だけ。今日なのか明日なのか分からない時間を、夢見心地で過ごす。そんな時間が、私は好きだ。