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5/26/2023, 10:45:50 AM

お題 月に願いを


次の夜から 欠ける満月より
14番目の月が いちばん好き

ユーミンはこの歌と、返事はいらないが最高。

今日は帰りにスピッツがカバーした14番目の月を聴いてたの。
スピッツは仲良しをたまに聴いてる。
返事はいらないは森七菜ちゃんがカバーしていて、
どれもとっても素敵だから、お暇なときにでも聴いてみて欲しい。

月に願ったことがないから、最近聴いてるJ-POP紹介ってことで。何卒。




昨日のお題 いつまでも降り止まない、雨


雨の日は居心地がいい。何となく、休みの日は外に出なくちゃいけないんじゃないか、という気持ちも、雨だから仕方ないと納得させる事が出来るし
雨で周りの音が掻き消されて、まるで世界で自分ひとりきりになったような気分になる。


昔『今日はすごく落ち込んでる』と言ったら、
『止まない雨はない。闇が深くなるのは夜明け前』と言った人がいた。
結局あなたが去ってから、心の一部分がずっと晴れない。頼むよ、なんとかしてくれよ。



5/24/2023, 3:05:05 PM




お題 あの頃の不安だった私へ


小学生のわたしへ


あなたは今、生まれて初めて命の危機を感じていますね。
自分の命どころか、家族や友だち、世界中の人の命が危ないのに
なぜみんないつも通り日常生活を送っているのか理解出来なくて、泣いていますね。


大丈夫。地球は滅びないし、恐怖の大王も降ってきません。あれ全部うそです。
さっさと夕飯を食べて、宿題をして下さい。よろしくお願いします。

〇〇年後のわたしより。

追伸、地球は今のところ無事です。




ノストラダムスの大予言で恐怖の大王が降ってきて、人類は滅亡するってテレビでやってたのよね、昔。
あれ本気で間に受けちゃって。

『明日地球が滅びるのに、なんでお母さんは普通にしてるの?死んじゃうんだよ』って泣きながら聞いたの覚えてる。恥ずかしい。

あとは、漠然と『わたしは長く生きられないかもしれない』『死んじゃったらどうしよう』という謎の不安がいつもあった。

死ぬのは今も恐ろしいけど、そのくらいの時期に、初めて死生観が芽生え始めたんだな、と勝手に解釈してる。漠然とではあるけど。
あの頃、あんなに死ぬことが怖かったのに、
もういつ死んでもいいんだよねぇ、とか感情に任せて投げやりな言葉を吐いてみたり、
身体に悪いことしかしてないな。生活を見直そう。

明日も明後日もその次も次も、生きる。
全然生きてく。生きていく気は全然ある。

よし、寝る。おやすみ。





5/23/2023, 4:41:20 PM



お題 逃れられない呪縛


女だから、男だから、◯歳だから、独身なのに、妻なのに、夫なのに、母なのに、父なのに、子どもなのに、
挙げればあげただけきりがないけど、
そういう類いの固定概念は、大なり小なり
物心が付くような頃から家庭や集団生活の中で無意識にすり込まれていて、
人生のあらゆる場面で呪いのように顔を覗かせる。



ここ数年で、やっと自分の心のあり方や生き方を具体的に考えられるようになった。
結局は、誰にどう見られたいかではなく、自分がどうありたいか。これに尽きると思う。
随分楽になったこともあるし、まだならないこともある。

私のしあわせは、私が決めます。どうぞ、お構いなく。と、全方位に胸を張って、はっきり腹を括れたら、今より自分の事を愛せるのだろうか。
そんな日がいつか来るんだろうか。
何十年後かに、あの頃の私ってまだまだ若かったのね〜なんて、
懐かしんで笑い飛ばせるくらいには、強い人になりたい。


難解で、困難の連続である。
生きていくって、厄介だ。






5/22/2023, 2:25:59 PM



お題 昨日へのさようなら、明日との出会い



簡単にさよなら出来て、いつもとは違う明日に出会えていたら、
もっと違う未来が待ってたんじゃないだろうか?
そんなの、今が可哀想じゃないか。

昨日も、今日も、明日も、明後日も、なんとなく続いていく、ただの暮らしの羅列でしかないよ。



って、身も蓋もないこと言ってみる。




週末に憂鬱な予定が入ってしまった。

今朝、よく考えずに安請け合いしてしまって、
それから段々と、あーあ、なんで快諾したんだろう。と、じわじわ後悔し始めている。
暮らしぶりを他人に見せるのは得意じゃない。

日中あまりにも布団の中で過ごしすぎて、なかなか眠くならない。
このままいくと、キラキラの明日を迎えられそうにない。

とりあえず、目だけ瞑ってみようかな。
昨日のことも今日のことも忘れて、いい夢を見たいよ。
おやすみなさい。










5/22/2023, 8:04:24 AM


お題 透明な水 


ベッドから、腕だけを伸ばして、サイドテーブルに置いてある310mlのペットボトルを掴み取り、ゆっくり蓋をあける。
うつ伏せの状態のまま、上半身だけ起こした身体に、勢いよく水を口に流し込んでいくと、
身体の内側にあった熱が徐々に引いていき
口の中にあった諸々の不快も、喉を鳴らしながら飲み込まれていく。

ペットボトルの水が空に近くなると、
飲み切れなかった分の水が口から溢れ、ぼたぼたと数滴シーツに落ちる。

こういうとき、水で良かったな、とか
あの番組録画してあったっけ、とか
大概すごくどうでもいいことを考えている。


『あーあ、やっちゃったなって顔してる』


突然確信を突かれた気がして、ハッと我に変える。
『こぼれたこと?今日のこと?』
隣で寝ている彼の方へ身体を寄せると、わたしの額に手をおいて髪を撫で始めたので
この会話が続かないように、微睡んだふりをする。


水が無色透明で無味無臭でよかったと思う。

わたしの中にまだ僅かに残ってる味も匂いも、
完全に消し去ることなく、そのままの状態で潤してくれる。




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