お題 理想のあなた
少し気難しくて、煩わしい男が好きだ。
正確には、わたしにとってそういう人というだけで、会社や社会では気の毒になるほどの協調性を持っているし、謙虚なふりも上手にできる。
社交性があり、親切に見られるけど、頭の中ではいつも周りを斜めに見てるし、
非難するときには、皮肉なのかユーモアなのかギリギリの所を狙ってくるので
こちらも頭を使って、慎重に応戦しなければならない。
明日の夜、映画を見ようとデートに誘うのではなく
明日の朝、一緒に朝食を食べようと誘って欲しい。
自分で料理を作るくらいなら、外食のほうがマシだと言い放ったり、
たまに突然、思い出したように、いついつに食べたあの料理が美味しかったと言い出して、
内心呆れてるわたしに全く気づかずに
誇らしげに目を輝かせて、返ってくる言葉を期待して待っていて欲しい。
ときどき何気なく話す言葉を拾って、ずっと前に読んだ覚えのある小説の一節を言い始めたら、それはもう心が震えて、一生離れたくないと思うだろう。
わたしも複雑で、わりと面倒な人間だから、たまに酷く傷つけ合うかもしれないけど、
安心して一生愛されていて欲しい。
と、いうふうに理想のあなた、と妄想すると
どうしても昔の愛憎相半ばする男に寄った人物が浮かんできてしまう。
歳が離れていたので、中年から初老に入ろうとしている今の姿を見たら、夢から覚めたような気持ちになってしまわないか、
若い女でなくなったわたしのことを、今のあなたはどう感じるのか、
ときどき想像して、真剣に考え込む。
これはもう癖に近いので、諦めて欲しい。
お題 突然の別れ
突然だろうが必然だろうが関係ない。
はじめまして、さようならを繰り返して、ひとは代謝され、人生は良くも悪くも磨かれていく。
痛みはいずれ薄れていくし、悲しみは永久には続かない。怖がらなくていい。
生き物みんなが経験することで、いつか必ず終えるのだ。
ありがとう、思い出たち。
さて、今日は昨日に比べてぐっと気温が下がった。
めずらしく『炭水化物を山盛り食べたい』と言われたので、冷蔵庫にある野菜をみじん切りして、冷凍のエビとイカも入れて、カレー味の炒飯と餃子を焼く。
箸休めに、きゅうりとちくわの梅和えも置いておく。
好き嫌いがないし、何を出しても美味しく食べてくれるので
本当に世話要らずでありがたい。
お題 恋物語
キャッチーな題名だったから軽い気持ちで見たのに泣かされたのは
『世界一キライなあなたに』だな。
気持ちが昂りすぎて落ち着かなくて、結構な時間しくしくやってた。完全に舐めてた。
ラストシーンの主人公を見えなくなるまで、目が追っちゃうんだよなぁ。ほんとに最後まで。
エンドロールが終わっても
許されるなら、これから先の彼女の人生もずっと見ていたい。見守っていたい。そんな気持ちになる。
そして、気付く。うわぁーーーーってなる。色々と。
って、これは恋じゃないな。愛とか人生の話だった。
恋は、しばらくしていない。
昨日のお題 真夜中
寝てる。ここ何年かは夜遊びもしてないし、次の日が仕事だと思うとね。
次の日休みなら、尚更寝たいしね。
うん、だいたい寝てる。
暑い日が続いた。仕事関係で昨日と今日、会う人会う人だいたい全員に『暑いですねー』って言ってる。
冬はだいたい『寒いですねー』って言うし、
言う事ないと『夏ですねー』って季節言っちゃう。ついこの間までは『春ですね』だった。
この流れは、わたしも言われた相手も
だいたい決まったテンプレがあって、自然に次の言葉が口から出ている。
次から次に入れ替わり立ち替わり人が変わっても、同じ会話ばかり繰り返して、
こういうとき、自分が九官鳥にでもなったように思う。
そして同じ言葉しか出てこないときは、だいたい頭が疲れてる。
ご自愛しましよう。おやすみなさい。
お題 愛があれば何でもできる?
『With love, you can get over any obstacle!』
出来れば言ってみたいけどね。
口が裂けても言えない。言わない。
わたしの人生で最も言わない言葉100選に入る。たぶん。
だけど、皮肉屋にも、現実主義にもなりたくないし。
澄まし顔してるのも、なんか違うんだよなぁ。
絶対そんな機会ないけど、もし子どもにそう聞かれたら、迷わずそれを言える大人でありたいけどね。
綺麗ごと上等じゃん。どうせいつか分かるし。
サンタクロースだって、いるんだよ。パパかママじゃないんだぜ。最高だろ。
お題 後悔
ちょうど今日した後悔。
久々に友人と遊び、昼、天丼を食べすぎた。
欲張りすぎたのよね。
そのあと、お腹いっぱいなのにジェラートも食べた。
ミルクティーとカフェオレ味。一口おまけでメロンフロート。
メロンフロートは夏休みに食べた、あのメロンの容器のアイスの味を思い出したよ。はー初夏ですな。
友人と、仕事や生活の話をして、ご自愛するって難しいって話でひとしきり盛り上がる。
夕飯は、ぶり大根と酢の物とにんじんの金平。
彼ひとりで食べてもらうことにする。
『具合悪いの?』と無駄に心配されるが、
ごめんね。と思いつつ、天丼食べてジェラート食べたからだってのは内緒にして、
『夏近いし、ね』と何か意味ありげに言ったら、
夕食後、自室にこもって筋トレし始める彼。
ダイエットしようって意味じゃなかったんだけど、
まぁいいか。
すぐ騙されるとこ、ほんとにかわいくて好き。笑