生きるって何だろう。
時折考えてしまう時がある。
美味しいものを食べてる時、音楽を聴く時、仲のいい友達と話す時。
幸せは感じるけれども、これが、人生なのだろうか。
いつしか過ぎていく日々にあの頃の心を置いてきてしまったように思う。
あの頃のほうが生きていたな。
生きるとは、答えは、まだ、
だるい、だるすぎる。
なぜこんな日でもここに来なくてはならないのだろうか。
来ているこちらを少し、いやかなり褒め称えて欲しいものだ。
傘が意味をなすかなさないかの狭間の雨。
そんなに暑くはないが異常に高い湿度でジメッとした外。
これらが私を感情のどん底に落としてくる。
昨日はあんなに空は青かったのに。
入道雲を見たときに嫌な予感はしたが、こうも当たってしまうとは。
知識とは時に残酷だなと思う。
ぼぉっと空を見ていると、山の向こうが光った。
光ってからいち、にぃ、さんと数を数える。
…きゅう、じゅうと数えたところで音が鳴った。
およそ3,4km南に落ちたのだろう。そう遠くない、いや遠いのか?
その辺りは知り合いの家がある、はず。
もうずっと行っていないから曖昧な記憶だけれど、確かにそうだろう。
……知識あってよかったなぁ。
「遠雷」
揺れる木陰
私には難しい
木陰が揺れる余裕がある季節が早く来ますように
『揺れる木陰』
空が青い。向こう側には中学時代の友人が見える。
あ、手ぇ振ってる。
変わんねぇな、あいつも、俺も。
もうあれから十五年経ったっていうのに。
聞いてくれよ、上司がさ………
(ピピピピ…ピピピピ…ピピピピ…)
…懐かしい夢を見た、日曜、昼の十一時。
昨日何時に寝たんだっけ……こりゃ昨日は寝落ちだな。
また日曜の午前を無駄にした。明日も仕事だっていうのに。
でも、今日はそれでいい。
なんかいい夢を見た気がするから。
『真昼の夢』
公園で日が暮れるまでクローバーを探したのも
私ん家の庭で線香花火をしたのも
駅前のイルミ行ったのも
毎日一緒に下校したのも
二人だけの思い出
修学旅行の三日目はオールで迎えたのも
学校サボってイオン遊びに行ったのも
小テストしぬほどカンニングしまくったのも
あんたがサッカー部の先輩のことずっと好きだったのも
二人だけの秘密
私があんたのことずっと好きなのは
私だけの秘密
結婚おめでとう
あんたの親友兼、証人1より
『二人だけの。』