きっとあなたは、私を選ばない。
私と話す時、あなたはいつも少し違うところを見ている。
懐かしそうに、柔らかく微笑むその瞳の先。
そこにいるのは、私じゃない。
何度もあなたに愛を叫んでも、
返ってくる答えは"ごめん"の3文字。
誰よりもあなたが好きだという自信があっても、
それではあなたの唯一にはなれない。
どんなに尽くそうとしても、
"必要ない"で一蹴された。
"いい加減諦めて"
諦めないよ。だって、だってあなたの想い人は
____7年前に、亡くなっているじゃない。
あなたはいつまで、彼女に縛られるの?
"自分が望んでいることだから"?
死んだ人は2度と戻ってこないの!
あなたがどんなにたくさん愛をその子に伝えたって、その言葉が届いているかなんて、誰にもわからないじゃない!
前を向いてよ!
立ち上がってよ!
今を見てよ!
いつまでも彼女を見つめていないで、今あなたを大切に想っている人の目を見てよ!
「…君が勝手に想っているだけだろう」
「私は一度も、君に大切にしてほしいなど思ったことはない」
「君の今の発言…なんて言うかわかるか?」
やっと彼の瞳の中に、私の姿が映った。
髪は乱れて、涙で化粧も落ちたぼろぼろの姿だ。
ああ…なんて醜いものか。
「余計なお世話だと、言うんだよ」
そして2度と、彼の瞳は私を映さなかった。
『忘れられない、いつまでも。』
"美崎"
その声は、今でも耳元で反芻する。
"___美崎"
彼が触れる感触も、肌はまだ覚えている。
この部屋も、ベッドもあの日のまま。
そして私も、あの日から変わることができないまま。
"忘れてはいけないよ"
それは、まるで呪いだった。
人をだめにしてしまう呪いだ。
たったひと晩で私の全てを暴いたその男は、まるで玩具を扱うように、反応を見ては楽しそうに微笑んだ。疲弊して動かなくなったことをいいことに、監禁してもっと酷いことまでしてきて。
そして____
「今の君では、もう楽しめないね」
簡単に、捨てた。
忘れることのできない悪夢を人に強要したのに、
当の本人はなんてことのないようなことで
____ふざけてんの?
適当に書いてたら意味不明文章が完成しました
脈絡ないお話
いつか書き直します
___その刹那、鮮血が女の視界を埋め尽くす。
鼻が捻じ曲がりそうな生臭さと、鉄の匂い。生温い感触が頬を伝い、口の中に入り込む。
震える手を、女は何かを確認するように自身の胸元に寄せた。命の源はまだ動いている。その血の出どころは、彼女ではないらしい。死に対する恐怖と安堵が、同時に襲った。
___私はまだ、生きている。
だが、これは私の血ではない。
傷もないようだ。
ではこれは、一体誰の血になるのだろう。
視界を潰した血を拭い、静かに目を開ける。暗闇に染まった室内は、女以外の存在を隠しているようだった。
女はその場に居るであろう仲間の名を呼ぼうとして、やめた。ここまで暗ければ、まだ敵が潜伏しているのかもわからない。相手ももしかしたら、我々の出方を探っているのかも…
記憶を頼りに壁際を探って、灯りを付けるスイッチを探す。だが、なかなか見つからない。時間だけが経過していくこの部屋で、女は少しずつ焦り始めた。
朝早くに起きて
楽しくもない仕事をして
日が沈む頃に帰宅して
ぼんやりテレビを見ながらご飯を食べて
SNSを眺めながら眠りにつく
同じような日常が、あっという間に流れていく
変わらないまま、変わることができないまま、歳を重ねる
そして考えた
わたしは今、なんのために生きているのだろうか、と
わたしは高校を卒業した後、就職した
理由は単純に、勉強する理由がなかったから
将来の夢すらないというのに、楽しくもない勉強をする気になれなかったから
…いや、あった。なくなったというほうが、正しいのか
幼い頃からずっと、漫画家になりたいと言っていた
ずっとずっとずっと絵を描いていた
絵を描くのが大好きだった
小学1年生の頃、先生に褒められたことは今でも覚えてる
両親に漫画家にはなれないよと言われたことも、覚えてる
わたしはいつから、絵を描かなくなってしまったのだろう
あんなに好きだったのに
もう思い出せない
でも今もたまに、絵を無性に描きたくなることがある
でも、描けない
思い通りに手が動かない
苦しくて苦しくてたまらない
生きる意味がテーマなのに
今もまだ、わたしは生きる意味を見つけれていない
ずっと海に潜っているような苦しさがある
好きなことがわからない
何もしたくない
何も考えたくない
…きついなぁ、大人って
「もう2度と顔を見せんな」
その言葉が、わたしにとってはどれだけ嬉しかったか。
寒い冬の夜空の下、ほんの少しの荷物を持つことも許さずに、彼は恋人であるわたしを追い出した。息は吐くたびに白くなり、雪がちらつくほど冷えた日のこと。
長年住み続けたアパートを後にして、人気のない公園に身を寄せる。着古したコートを羽織り、肩を抱いた。
冷たい風を避けるように、遊具の影に身を隠す。行く当てもなければ、頼れる人もいない。お先真っ暗な状況だというのに、こんなに嬉しいのは何故か。
"もう殺しちまおうか"
それは悪魔のような恋人から、ようやく解放されたからだ。
気まぐれで恋人を殴り、罵倒し、しまいには命を奪おうとしてきた、悪魔のような男。彼の両親はまともなのに、一体どこで歪まされたのか。酷く性根の腐った男だった。
最初は優しかったのに…
いや、付き合ってもすぐに恋人に逃げられてしまうと、君で5人目なんだと言われた時点で怪しむべきだった。
だが今後悔しても、無一文になったことには変わらない。
雪が肌に触れて、溶けていく。体温も一緒に吸い取られて、わたしの身体は氷のように冷え切っていた。
お腹空いた
寒い
眠い
怖い
ねむ、い……
そこでわたしの意識はぷつりと途切れる。
次に目が覚めた時、視界に映ったのは見慣れない真っ白な天井だった。
「お、お目覚めやな」
まだ虚ろげな意識の中、特徴的な方言が鼓膜に優しく響く。聞き慣れない、少し掠れた低い声だった。
「随分と酷い怪我してはったから、ひとまず簡単な処置はしといたで。でもまあ、病院にも行ったほうがええよ」
甘い、匂い
香水ではない。これは…卵?
痛む身体を動かして、声がした方へ視線を移した。
「ええ匂いやろ?俺特製のお粥やねん」
適当なあらすじ
同居していたDV彼氏から追い出された"わたし"
路頭に迷っていたところを、1人の男に拾われた。
その男は「ハルト」と名乗った。関西弁と京都弁の混じった話し方をする、笑顔の柔らかい男だった。
「俺は優しいって周りからよく言われててな。君みたいな可哀想な子は特に放っておけんの」
彼はあの元恋人よりもとても優しく、善い人だった。
わたしの身体を誰よりも気遣って
些細な変化にもすぐに気づいて
交際がトラウマになっているわたしに、親身になって寄り添ってくれた
「何も心配せんでええの。アンタは俺が守るんやから」