朝起きて学校へ行く 7:00
学校で席に着く 8:20
授業をを受ける 8:40
友達とくだらないことを話す
もやもやする
私の夢に届くのかな
家に帰る 19:00
ご飯を食べる 19:30
お風呂に入る 20:45
明日のテスト勉強 21:00
ベットに寝転んでスマホをみる 22:00
スマホを閉じる 1:00
就寝 1:10
明日こそ昨日と違う自分になりたいー。
「緋夏さん、今回も大会には間に合いません。やっぱり肉離れ、癖になってますね。」
この言葉が告げられるのは一体何回目なんだろう。
私はまた怪我が再発して走れなくなってしまった。
一度くらい駅伝出たかったなぁ。
たすき渡したかったなぁ。
走りたかったなぁ。
そんなくだらない願望だったものが浮かんでは自分で消す。それを繰り返す。
あぁ、頑張ってたのがバカみたいだ。
練習メニューで喧嘩したあの日も
みんなでひいひい言いながら走った10kmも
熱中症になりかけながら、走った大会も
みんなで励まし合って走り続けた日々も
練習後の吸い込まれそうな大空も
全部無駄だった。
届かない夢ー。
[木漏れ日]
ミーンミーンミンミンミーン
豪雨のように降り注ぐ蝉の声
地面を照りつける太陽
まるで強火のフライパンの上みたい
「おーい、おやつにしよう!」
手に持っていたボールを置いて
見慣れたエプロンへ向かって一目散に走り出す
貰ったのは割って食べるあのアイス
つめたい
うまく割れずに苦戦
激闘の末に
ぽっきん
アイスの飛沫が手にかかる
木漏れ日の中の青いベンチに座る。
届かない足をぷらぷら
木も風に吹かれてざわざわ
木漏れ日がゆらゆら
そんな夏
青い青い中に僕は飛び込んだ
「おい、カナヅチw飛び込んでみせろよ」
何もない田舎の唯一の遊び場は滝壺だった。近所の子供らは10歳頃になるとそこで飛び込みをする。僕は12歳にもなって一度も飛んだことがなかった。
その理由はただ一つ。あまり泳げないからだ。
「なぁ、いい加減とぼうぜ!優!怖くねぇって。」
と言って、一人が縁石からジャンプするようにふわっと体を浮かせた。
僕を弱虫だと囃し立てる奴らはしつこく絡んでくる。
天然の岩場はゴツゴツし、足の裏が痛い。そっと、小さじ程の勇気を持って下を覗き込む。
青い。高い。怖い。
無理だ。
僕はその場で呆然とした。
「やっぱ、コイツダメだわー。」
僕に絡んできたヤツらも痺れを切らして、飛び込んで行った。
その中の一人が、悪ふざけの延長で僕の肩を軽く押した。その一人もまさか僕がよろけて落ちるなんて思っていなかっただろう。目を見開いて驚いていた。
なかなかに間抜け面だった。
そんなことを思いながら宙に浮かんだ体は重力に従って落ちていく。
ヤバい、死ぬ。本能が訴えかける。これは死ぬ。
ゴォーと風が耳で鳴る。
たった少しなのにとても長い。
ザバーーン
僕は衝撃で思わず目を開けた。
青い世界だった。泡が青の中を楽しそうに舞う。青に吸い込まれた感じがする。視界を埋め尽くす青。青。水面を反射する光が美しかった。
あぁ、ここに居たい。ここなら、何も聞こえない。僕の耳を塞ぎたくなるような悪口だって、僕を叱る親の声も
何もここにはない。しかも、青以外何も見えない。
ここにずっといたい。
そんな感情を水底に置いて、僕の体は浮上していく。
顔を上げると、驚いた奴らの顔が見えた。
僕にこれを教えてくれてありがとう。
僕は自然と声を上げて笑っていた。
「優選手!夢の舞台ですがどのように挑みますか?」
「青い中に飛び込むだけです。」
僕はあの時のように笑って、飛び込み台へ登った。
そして僕は青い青い中に飛び込んだ。
このお題考えてたら
電車乗り過ごした
これが今日の軌跡