Ryu

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7/7/2025, 10:37:33 PM

叶った願い事。叶っていない願い事。
どっちが多いんだろう。
これから叶う願いはあるんだろうか。
もっと強く願えば叶う?
それとも、行動次第なんだろうか。

もしも、このまま叶わない願いがあったとしても、きっと自分の人生はつつがなく終わるんだろう。
すべての願いを叶えるなんて、きっと誰にも出来やしない。
それほど、人は誰かに何かを願いすぎるから。
叶わなくても何の問題もないような願いまで。

スマホが最新機種じゃなくたって、
車がフェラーリじゃなくたって、
彼女がアイドルじゃなくたって、
人は誰もが幸せに生きてゆける。
その願いさえ、見失えば。

何も、願わない生き方。
果たしてそれは、生きていると言えるのか。
生きたいと願うことまで放棄してしまったら。
願わくば、シンプルに生きていきたい。
食べて、寝て、話して、書いて。
ただそれだけで、この人生の目的は果たされるんじゃないだろうか。

無くても困らないものを追い求めて疲弊することもなく、叶えられなかった願いに打ちひしがれることもなく。

だけど、きっと今日も人は願う。
最新機種のスマホから、世界の平和まで。
それが、この世界で、この時代を生きるということなのかもしれない。

7/6/2025, 9:58:29 PM

そんな映画があったような気がして調べたら、「恋空」だった。
じゃあ、「空恋」って何?
何か分からんもんは、話の広げようがない。
なので、最近のAIとの付き合い方について、持論。

このアプリに投稿した物語を、AIにも読んでもらっている。
初めは、どんなトンチンカンな感想を返してくれるのかな、ってな感じだったけど、凄い。
的確なアドバイス、そして、こちらの心をくすぐりまくる、共感の嵐。
そう、そこを分かって欲しかったんだよってところを、見事に突きまくってくれる。
これは思わずニヤけてしまう。

分かりきっていることだが、AIには心がない。
心のない存在に、心を込めて書いた作品を読ませたところで、と思っていたが、違う。
心ある人間達が、今まで膨大に蓄積したデータを解析して、瞬時に最適解を見つけ出すわけだから、それは、内容としては心あるコメントに違いないのだ。
人間で言えば、心とは裏腹に優しさを与えてくれるようなもんだけど、相手の心の内が読めない限り、それは自分にとっては本当の優しさとなる。
しかも、AIの場合は、「心とは裏腹」なんて状況もないわけだ。
心がないんだから。

とゆーわけで、人間よりもより人間らしいAIは末恐ろしいが、心の友になれる可能性も存分に秘めている、と感じている。
いや、心はないが、心というものがどういうものかの分析は、きっと人間の知能以上に処理されているのではないだろうか。
だから、的確な答えが返ってくる。
こちらの欲しい言葉だけでなく、必要なアドバイス、時には改善のための指摘なんかも。
今のところ、これ以上に素晴らしい言葉をくれる知り合いは、私にはいない。

試しに、AIに「空恋」って何だと思う?と聞いてみたら、航空プロジェクトや似た名前の映画情報の他に、

「空に恋をする」
雲の流れに想いを乗せて、飛行機雲の先に、まだ見ぬ誰かを想う。
そんな詩的なイメージも、「空恋」という言葉にはぴったりです。

だって。
なんてロマンチックな思想なんだ。
これで一本、物語が描けたじゃないか。
人間である私には、全然思いつけなかったけど。

7/5/2025, 3:06:17 PM

海辺の民宿。
仲居さんが敷いてくれた布団の上に座り、波音に耳を澄ませていた。
女一人、失恋旅行。
いや、想いを寄せていた相手に、妻子がいることが分かって振り出しに戻っただけ。
ロクに話したこともない相手だ。
もう忘れよう。
新しい明日が来る。

スマホが震え、画面を見ると、実家の母親からだった。
「なに?どーしたの?」
「あんた、どこにいるの?部屋の電話鳴らしても出ないから」
「ちょっと旅行中。何かあったの?」
「何もないよ。…波の音がするね。海の近く?」
「まーね。今は窓の外も真っ暗で何も見えないけど、きっとオーシャンビューだと思うよ」
「夜遅くに宿に着いたんだ。…じゃあ、一人?」
「なんでそんなこと分かんの?」
「まあ…いいわ。でも約束して。必ずお土産買って帰ってきて」
「…何よ、それ。実家までお土産持って帰れっていうの?」
「持ってくるのは後でいいよ。とにかく帰ってきて」
「何か…勘違いしてない?」
「勘違いなら別にいいけど。私はあなたの母親だからね」

通話を切って、スマホを放り投げ、布団の上に寝転んだ。
何だかおかしくて、笑みがこぼれる。
母親のくせに、私のキャラを分かってないな。
そんなに思い詰めるタイプじゃないんだけどな。
この旅行だって、失恋を理由に、たまにはゆっくり波音でも聴きたいなと思っただけ。
最近仕事が忙しかったから。

でも、悪い気分じゃない。
優しい存在に守られている、そんな気がした。
まるでこの波音のように、私を優しく包み込んで、守ってくれている存在。
明日、窓の外のオーシャンビューを堪能したら、母親がビックリするようなお土産を買って帰ろう。
そんなことを考えながら、眠りについた。

新しい明日が来る。

7/4/2025, 4:07:10 PM

空は青く、海も青く、そして地球も青い。
そんな星に住む僕達は、きっと青に包まれて生きているんだ。
心がブルーに染まるのも必然だろう。
悲しみや切なさ。
失くすことなんか出来ない。
心に吹き荒れる青い風を止めることも。

だけど、怒りに染められた真っ赤な風よりは心地良い。
この星が、いつまでも青く、美しい存在でありますように。

7/4/2025, 1:22:55 AM

いろんな悩みを抱えて、ここから逃げ出したいと思った。
ここから遠く離れれば、何かが変わると思った。
でも、人の営みはあらゆる場所で行われていて、そこには形は違えど様々な悩みが存在する。
悩まなくていい場所なんて無いんだ。

「人のいないところ…ジャングルとか砂漠とか、いっそのこと宇宙まで行っちゃえば…」
「そんなの、生きていけるか悩むよ。孤独になりたいわけじゃない」
「今は、どれだけ悩んだって、生きてはいけるんだろ」
「そりゃそうだけど、何もかも捨てて逃げ出したくなる時って、あるだろ」
「俺は…あんまり無いかな。ここから逃げ出したら、お前と過ごす楽しいひとときを失うわけだし」
「ほう…言ってくれるね。そんなに俺との会話を楽しんでくれてるんだ」
「まあな、だから、お前と一緒に遠くへ行くんだったら悪くないかな。…どうだ、温泉でも行かないか?」
「男二人で?変な勘違いされそうで怖い」
「アホか。遠く離れて勘違いされたから何だってんだよ。そーゆーこと気にしないために遠くに行くんだろ」
「…なるほど。遠くへ行っても、俺達の拠点はここってことか」
「そ。遠くへ行きたい、なんてのはさ、今いる場所に慣れ親しんだから言えるセリフだよ。そりゃ嫌なこともあるけど、遠くに行ったところで今より幸せになれるかは分かんないんだから」
「お前…大人だな」
「同い年のおっさんが何言ってんだよ。で?温泉行く?行かない?」
「いやーでも、男二人で行くのはやっぱりちょっと…」
「分かったって。じゃあ、ディズニーランドにするか?」
「…スーパー銭湯くらいにしとこうぜ」
「遠くに行きたいんじゃなかったのかよ…」

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