朝目覚めると 外は雨降り
テンションが下がる 気持ちが塞ぐ
空にはダークグレーの雲が低く立ち込めて
何ひとつうまくいく気がしない
今までもそうだったろ 心が騒ぐ
I don't want to go anywhere
I want to stay locked up in this place
このまま雨の香りに包まれて
昨夜の涙の跡も乾かないまま
こんなはずじゃなかった
こんなはずじゃなかった
うまくやれるはずだった
晴れ渡る気持ちで 朝を迎えるはずだった
電車に揺られて 窓の外の雨
憂鬱に眺めてる 気持ちが沈む
誰かを傷付けたり遠ざけたりすることじゃ
何ひとつ守ることなんて出来ない
今までもずっとそうだった 心が痛い
I don't want to go anywhere
I want to stay locked up in this place
このまま雨の香りに包まれて
昨夜の涙の跡も乾かないまま 消えてしまいたい
こんなはずじゃなかった
こんなはずじゃなかっただろ
うまくやれるつもりなんてなかったけど
晴れ渡る気持ちで 朝を迎えたかっただけ
I don't want to go anywhere
I want to stay locked up in this place
雨の香り 涙の跡
そこから何も生み出せず こんな歌にしてやり過ごす
こんなはずじゃなかった
こんなはずじゃなかった
うまくやれるはずだった
晴れ渡る気持ちで 朝を迎えるはずだった
あなたとわたしを繋ぐ糸は、釣り糸のように透明で見えづらいけど、あなたが水面下でどれだけ暴れても、断ち切れず私のもとへ引き寄せるだけの強度がある。
だから、好きに遊んでくればいいよ。
結局あなたは、私が用意した餌に飛びつくはずだから。
私が用意した餌は、あなたが一生遊んで暮らせるだけのお金。
だけど、釣り上げられたら覚悟して。
リリースなんかしない。お金も使わせない。
あなたはまな板に乗せられ、私の腕で好きなように調理されるの。
口に刺さった針は外さないわ。二人の記念だから。
その後?
決まってるでしょ。釣った魚は美味しく食べるのよ。
全部、丸ごとね。二人の記念も私のお腹の中に。
さて、じゃあそろそろ、釣りに出かけようかな。
今日は絶好の釣り日和。
あなたも元気に泳ぎ回ってるだろうから。
今までは、どうせこんな一票を投じたところで、世の中は変わることなく、良くなることもなく進んでいくんだろうな、なんて小さな諦めとともに過ごしていたが、今度の選挙にはちょっと期待してる。
世の中を変えてくれそうな政党、そしてその言葉を信じてもよさそうな演説を行う代表が幾人かいる。
何より、その人柄に裏表が感じられず、きっとこの人ならやってくれる、そう思える人材だ。
今まで、そんな政治家はいたかな?
だから、選挙に行こう。
何かが好転するかもしれない。
この国に生きる限り、この国の在り方にはどうしたって振り回される。
この国をコントロールする彼らの政策が、末端の我々にまで少なからず影響を及ぼしてくる。
それならば、少しでも我々の現状を理解し改善してくれる気概のある人に、その役割をお願いしたい。
だから、選挙に行こう。
どうせ届かないのに…という気持ちもある。
でも、そう思ってるたくさんの人達が、今回の選挙で「いやでも、もしかしたら…」と動き出したら?
そう思わせてくれる熱意を持って頑張っている人達の姿を、オールドメディアはスルーしても、SNS や YouTube が伝えてくれる。
ちゃんと見えていなかった、もしくは見せてもらえなかった部分を、余すところなく伝えてくれている。
こうなれば、もはや他人事では済ませない。
だから、選挙に行こう。
自分達だけではなく、自分の子供達が生きる時代のためにも。
悪の組織に支配されるこの世界を救うのは、暴力や策略なんかじゃない、たった一票の真摯なる思いだ。
それはきっと届く。
届かないと思わされていた、古い常識を打ち壊せ。
搾取される弱者のままでいたくない。
この国のメインキャストは、私達だ。
記憶の地図を頼りに歩く。
悲しいような、嬉しいような思いとともに。
町は様変わりして、記憶に残るそれとは大きく変貌していた。
遠い日、君と歩いたこの道。
僕も君もまだ若かった。
あの場所から、駅まで。
僕達二人の人生の、始まりとなった道。
今はその道を、駅から逆に辿る。
もう隣に君はいない。
数年前に、僕より先に人生を終えた。
米寿を迎えた翌年のことだった。
記憶の中の君は笑っていた。
隣には幸せそうな僕がいる。
向こうから、二人寄り添うように歩いてきて、僕とすれ違った。
振り返れば、もういない。
たくさんのものを失った。
だから、始まりの場所を見てみたいと思った。
もう終わりゆく人生だからこそ、始まりの場所を見ておきたかった。
僕と君の、始まりの場所を。
橋を渡り、踏切を越え、記憶の場所に辿り着く。
僕達が、夫婦の誓いを立てた結婚式場。
そこにはもう、まったく別のビルが建っていた。
…そうか、すべての思い出は崩れ去っていたんだな。
記憶の地図を消してゆく。
もう、これからの人生には必要ない。
新しい地図もいらない。
君との思い出だけを抱きしめて、静かに生きていこう。
新しいマグカップを買って、職場でコーヒーを飲んだ。
それだけで、なんだかとても新鮮な気持ちになれた。
人は、変化を求めてるんだな、と思った。
ホメオスタシスに抵抗する快感、ってやつか?
保守的な部分と、革新的な部分が共存している。
変えたくない気持ちと、変えたい気持ち。
きっと後者は、変えてみて初めて気付くこともあるだろう。
その快感が癖になって、その後は革新的な生き方に舵を取るかもしれない。
マグカップ以外でも、同様の感覚を得られる。
新しい靴、新しいスマホ、新しい車、etc…
性能や機能の良さによる喜びもあるが、やはり、今までと違う、という感覚がもたらす新鮮さは大きいだろう。
これは、人と人との出会いにも言えるのではないだろうか。
入学や入社、あるいはクラス替え、人事異動。
不安とともに、新しい友達や仲間が出来る喜び。
交わす話題や遊び方、一緒に行くお店なんかも変わってくる。
気付けば、それまで一緒に過ごしていた友達や仲間と疎遠になっていた、なんてことも…あるだろう。
これは、人間の本質的なものだと思うが、どうか。
変わらない安心とともに、変えてゆく冒険心が疼いている。
それを無視したままで生きている人も少なくはないと思うが、いざ変えてみたところで、気付く。
こんな世界があったのか、と。
何故もっと早く動かなかったのだろう、と。
もちろん、変えてしまって後悔することだってあるだろう。
でもそれは、変えてみなくちゃ気付けない。
そう考えると、恋人は?夫婦は?
スマホや車のように、古くなったら乗り換え、なんてことが許される?
ホメオスタシスからの脱却は、推奨されていると思うが…。