新しいマグカップを買って、職場でコーヒーを飲んだ。
それだけで、なんだかとても新鮮な気持ちになれた。
人は、変化を求めてるんだな、と思った。
ホメオスタシスに抵抗する快感、ってやつか?
保守的な部分と、革新的な部分が共存している。
変えたくない気持ちと、変えたい気持ち。
きっと後者は、変えてみて初めて気付くこともあるだろう。
その快感が癖になって、その後は革新的な生き方に舵を取るかもしれない。
マグカップ以外でも、同様の感覚を得られる。
新しい靴、新しいスマホ、新しい車、etc…
性能や機能の良さによる喜びもあるが、やはり、今までと違う、という感覚がもたらす新鮮さは大きいだろう。
これは、人と人との出会いにも言えるのではないだろうか。
入学や入社、あるいはクラス替え、人事異動。
不安とともに、新しい友達や仲間が出来る喜び。
交わす話題や遊び方、一緒に行くお店なんかも変わってくる。
気付けば、それまで一緒に過ごしていた友達や仲間と疎遠になっていた、なんてことも…あるだろう。
これは、人間の本質的なものだと思うが、どうか。
変わらない安心とともに、変えてゆく冒険心が疼いている。
それを無視したままで生きている人も少なくはないと思うが、いざ変えてみたところで、気付く。
こんな世界があったのか、と。
何故もっと早く動かなかったのだろう、と。
もちろん、変えてしまって後悔することだってあるだろう。
でもそれは、変えてみなくちゃ気付けない。
そう考えると、恋人は?夫婦は?
スマホや車のように、古くなったら乗り換え、なんてことが許される?
ホメオスタシスからの脱却は、推奨されていると思うが…。
6/16/2025, 2:04:01 AM