Ryu

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5/20/2024, 10:37:12 PM

理想は理想であって、現実とはかけ離れていて、手が届かない。
だから追い求めるけど、手に入れたと思っても、より高みの理想が現れて、結局永遠に追い求め続けることになる。
気付けば、最初の理想だった存在を自分が追い越してたりするけど、もうすでにそれは今の自分の理想ではなく、どれだけ頑張ったって理想の自分にはなれない。

まあ、なれてしまったら、すでにそれは理想ではないもんな。
つまりこれは、人間の欲が生み出す存在ってこと。
理想の相手を作った時点で、ありのままの自分を否定することになる。
いや…理想を抱く自分が、ありのままの自分なのか…。
いずれにせよ、ありのままの自分とは程遠い場所にいるのが、理想のあなたということ。

個人的には、理想は手に入れるものじゃなく、高みに置いて憧れるものであって、理想はいつまでも理想のままであることが理想なんだと思う。
…ヤバイ、よく分かんなくなってきた。
いつも行き当たりばったりで書き始めるから、だいたい途中で収拾がつかなくなる。
これじゃホント、理想には程遠いな。

通勤の電車には様々な人達が乗っていて、この中には、自分が理想とすべき存在がいるのかもしれない。
だけど、ホントの他人の心の内なんて分からないし、上辺だけ繕ってる人だってきっといる。
それならばもう、今の自分がいつだって理想の姿だと刷り込んで、より高みを目指すことだけ考えればいいのかも。

追い求めても手に入らないんであれば、もうすでに我がものにしてますよ作戦で。

アラを探せば矛盾だらけの文章だけど、まあ、大きすぎる欲を持つのも理想的とは言えないから、足るを知って尚且つ向上心があるくらいがベストかな、と。
ほら、高すぎる理想を持つと、虚しくなったりするし…身のほどを知ることも大切だよね。

…とか、アユネクを見て励まされてる人間が言うことじゃないな。
矛盾が過ぎる。
こんな矛盾のない、理想的なあなたになりたい。

5/19/2024, 9:48:08 PM

9.11 同時多発テロの追悼集会で朗読された詩、『最後だとわかっていたなら』。
これを聞いて、涙が止まらなかったことを覚えている。

あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて
抱きしめただろう

その詩の一節だが、これは、いつの日も忘れてはいけない想いだなと改めて思った。

家族として暮らしていれば、そりゃあ喧嘩だってする。
だけど、険悪なまま言葉も交わさずに送り出して、そのまま帰って来なかったら?
どれだけ後悔してもしきれないだろう。

もちろん、言葉を交わしていれば平気という訳ではないが、私達は何が起きてもおかしくない世界で生きている。
いつ突然の別れが訪れても、精一杯の自分で接していたと言えるようでありたい。
運命を前に、私達の出来ることはそれくらいだから。

スティーブ・ジョブズは言った。
「今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることをやりたいと思うか」
ジョブズは仕事も含めて話したのかもしれないが、私が人生最後の日にやりたいことは仕事なんかじゃない。
真っ先に家に帰って、家族との精一杯の時間を過ごすだろう。

普段の生活では、頭を過ぎらない突然の別れ。
だがそれはいずれ、必ずやって来る。
それを見据えて、どう生きるか。
私はただ、自分という人間を偽りなく表現して人と接していこうと思う。
それしか出来ない。

5/19/2024, 3:47:00 AM

恋をすると生きるのが楽しくなる。
そして時には生きるのが辛くなる。
そのために他人に危害を加える人もいるし、
自分の命を絶ってしまう人だっている。
恋なんてしなけりゃのんびり生きられるのにな、そう思っても人は恋をする。

不意に人を好きになってしまうんだから仕方がない。
あの人が自分の隣で微笑んでくれて、個人的な話や悩み事なんかも相談してくれて、好きだよって言ってくれて、体を寄せ合って唇で触れ合って、その先を想像なんかしたらもういても立ってもいられない。

バカみたいだね。
発情期の猫と一緒。
もうそれしか考えられなくなって、猪突猛進の日々。
後から考えれば赤面するしかない黒歴史にもなり得るが、その時の自分はそんな未来を微塵たりとも思い描かない。

しゃーないね。男も女も、そーなるように出来ている。
そんな黒歴史を美化するために、数多ある恋物語が作られるんだと思う。
恋に恋い焦がれるようなストーリー。
そんな訳あるかい!とツッコミを入れたくなるようなストーリー。
そんなもんで溢れ返る世界。お金がどんどん流れてゆく。

バレンタインやクリスマスは、格好の稼ぎ場。
少なくとも、我々日本人には単なる平日でしかないはずの一日が、何か特別なものであるかように思い込まされる。
昔、クリスマスの夜に友達と街を歩いていたら、彼が目の前にあるホテルを見上げながら言った。
「なんか、建物全体が揺れてるように見える」

何も悪いことじゃない。
愛で遊ぶのはどーかと思うけど、人は、いや生き物はそーやって命を繋げてきたんじゃないだろうか。
だから、本来の恋物語は、決して二人だけの世界ではなく、そこから広がっていく人間の繋がりを描くべきなんじゃないかと思う。

赤面するような黒歴史はたくさんあるけど、そのおかげで今があるんだろうな。
猪突猛進の日々が、少しでも未来への存続に貢献してるなら、まあ、人間として生き物としての本懐には違いない。
人に話せるような美しい恋物語はなくとも、ここまで積み上げてきた人生の物語は、胸を張って話せる自分でありたい。

5/18/2024, 1:21:40 AM

ただ単に、太陽が地球の反対側に行ってるだけなのに、孤独に震えたり、不安に包まれたり、人ならざるものに怯えたり。
何も変わらないはずの街が、昼とはまったく別の顔を見せる。

見えないことに対する根源的な恐怖なんだろうけど、これだけ灯りが増えた現代にあっても、その恐怖は消えるどころか、その力を増してきているような気がする。
光があるからこそ、その片隅に出来る闇が、より一層深いものになってしまうのかもしれない。

幼い頃は、夜になると、いろんな心配事に苛まれて、布団の中で眠れない時間を過ごした。
親が死んでしまったらどうしようとか、明日学校でイジメられたらどうしようとか、あのタンスの引き出しから白い手が出てきたらどうしようとか。

どれも、考えたところでどうにもならないし、昼に考えても不安には違いないことだが、夜にはそれが何割か増しになって、悶々とするだけで解決なんかしない。
そんな夜を何度も繰り返した。
あの頃は夜が嫌いだった。

真夜中、不意に目が覚める。
静まり返る世界。すべてのものが死に絶えたような。
オシッコがしたくなり、階下のトイレに向かおうと階段の上に立って下を見下ろすと、そこにシルクハットを被った誰かが立っていた。
暗闇の中に薄っすらとシルエットが見え、黙ったまま、こちらを見上げているのが分かる。
明かりをつけて確認するなんて余裕はなかった。
すぐに部屋に戻り、ベッドに潜り込んで布団にくるまって、朝までトイレは我慢した。

幼い頃の記憶。
今となって思えば、単なる勘違いや記憶違いに過ぎないのかもしれない。
でも、あの夜の雰囲気と相まって、この思い出は生涯消えることはないと思う。

…と、窓の外を見れば今は、抜けるような青空が広がっている。
ほら、こんな時間にこんな話をしても、あの時の恐怖はまるで蘇ってこない。
人間って現金な生き物だな。
何十年と忘れない記憶のはずなのに。

まあ、だからこそ、どんな不安や恐怖を抱えても、夜が明けて次の朝が来れば、人はまた立ち上がり歩き出せるのだろう。
必ず太陽は昇り、朝は来る。これからも、ずっと。
そう信じたい。

5/16/2024, 10:26:39 PM

愛があれば、何でも出来るに一票。
もし出来ないことがあるとすれば、それは愛が足りないからだと思う。
まあ、空を飛ぶとか姿を消すとか、能力的に無理なものはあるから、何でも出来る、とゆーより、何でもやる、って感じかな。

何を愛するかは人それぞれだけど、本気で愛しているものがあるなら、それを失ったら生きる意味が無くなってしまうから、そりゃ死ぬ気で何だってすると思う。
生きる意味を失うくらいなら。

ただ、そこまで愛せるものに出会えるかどーか、それもまた人それぞれかと。
他人を愛したり、自分を愛したり、モノを愛したり、その愛の強さによって出来ることも変わってくると思うけど、本当に大切な誰かや何か、もしくは自分が窮地に陥ったのならば、きっとやれることなら何だってやろうとするんじゃないだろうか。

もしも自分の子供を命がけで守れない親がいるとしたら、その親は子供よりも自分を愛していて、その自分に対する愛のために大切なはずの我が子を見捨てられる訳だ。
これだって、愛があれば何でも出来る、一例だと思う。

私は、我が子を守るためなら状況によっては犯罪者になっても仕方ないと思ってるし、地球の全人類より家族の方が大切だ。
世界のために自分を犠牲にする気持ちもほとんど無い。
だって、自分がいなかったら世界なんて存在すらしない訳で、生きてこそ、であり、死んで花実が咲くものか、ってな感じ。
だから、自分や家族のためなら何でも出来ると思っている。
いや、とゆーか、すべての生き物はそーあるべきだと思っている。

いつものように、話の道筋が微妙にズレてきた気がするが、日常あまり考えたことのないテーマなので、これが自分の本当の答えなのかも怪しいところ。

でもまあ、世の中の悪いことはすべて愛が足りないから起きるんだって皆が思っていれば、きっと世界はイイ方向に変わっていくはずだし、何かひとつでも本気で愛せるものがあるなら、それだけで人生に大きな価値を見い出せると思うから、「愛があれば何でも出来る」ものだと信じていきたい、というのが本音かもしれない。

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