Ryu

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4/13/2024, 7:56:22 AM

遠くの空へ思いを馳せる。
今日も世界は平和であれ。
素晴らしい音楽が生み出され、新しいテクノロジーが人々の生活をレベルアップして。
目まぐるしく変わりゆく世界を、この場所で堪能していたい。

遠くの空の下で起きている出来事が、涙に暮れる悲劇であったとしても、この青空がずっと繋がっているのなら、いつかその場所にも素晴らしい音楽やテクノロジーが届くと信じて、人間らしい生活が守られると信じて、遠くの空へ思いを馳せる。
私はこの場所で生きてゆくから、それくらいしか出来はしないけど、この星の上に立って空を見上げれば、どこまでも繋がっている。同じ星の上にいる。

嬉しいことも悲しいことも、誰もが同じように経験して、強くなって優しくなって、この世界のメンバーになった。
大きな貢献は出来なくても、そこかしこで冗談を飛ばして、小さな笑顔を作ることくらいは出来るよ。
小さな役割を担って働いて、人々の生活をレベルアップする技術を手助けすることも。

大空が繫ぐネットワークで、人々の夢がリンクアップしてゆく。
時代は世界をひとつにしようとしている。
たとえ遠くの空の下での出来事も、きっと他人事じゃない。絵空事でもない。
空の向こう側で思いを馳せる誰かのメッセージを、このネットワークを使って受け取ったら、すべてをSNSで世界に発信して、他人事を自分事に変えてしまおう。絵空事をリアルに変えてしまおう。

この場所にいてもそれが出来る時代。
テクノロジーの進化は世界平和のためにある。
そう感じながら、素晴らしい音楽を聴いて、仕事へ向かう。
他愛ない会話で笑い合い、人々の生活を快適にする技術の手助けをするために。

4/12/2024, 3:31:02 AM

辛い時代があった。
辛かったから、がむしゃらに頑張った。
誰かに寄り添いたくて、がむしゃらに頑張った。
さよならをした人の面影に背を向けて、新たな幸せを求めて前に進もうとしていた。
そして、あなたに出会った。

あなたに会えて、本当に良かった。
嬉しくて、嬉しくて、言葉にできない。

会えたのは奇跡なんかじゃなくて、きっとがむしゃらに頑張ったことと偶然のコラボ。
きっと奇跡は、そこから今までの何十年という年月をあなたと過ごせたこと。
そして、新しい命が生まれたこと。

君達に会えて、本当に良かった。
嬉しくて、嬉しくて、言葉にできない。

この先、言葉にできないほどの喜びに、何度出会うことができるだろう。
濃密な時代は過ぎた。
それでも、思い出せば笑顔がこぼれるような出来事をたくさん持ち合わせてる。
そしてきっとこれからも、心打ち震えるような幸せな瞬間に立ち会えるかもしれない。

この世界に生まれて、本当に良かった。
嬉しくて、嬉しくて、言葉にできない。

…いや、あえて言葉にするなら、ただ一言。
「ありがとう」

4/10/2024, 11:18:54 PM

優しい心に春爛漫。
彩られた世界が心に安らぎをくれる。
昨日職場で怒鳴っていた上司も、今朝は穏やかな朝の光の中で目覚めただろうか。
昨日怒鳴られていた新入りの彼女は、心をリフレッシュして朝の電車に揺られているだろうか。

この季節は短く、咲き誇る花もまもなく散り終える。
熱に浮かされるような次の季節が来る前の、ほんのわずかな春爛漫。
心ゆくまで感じ取って、その心に優しさを残したい。
夏の楽しさ、秋の寂しさ、冬の厳しさ、春の優しさ。
舞い散る桜の花びらが、通勤電車の車窓を流れてゆく。

「どこ行くの?」
「ちょっとそこまで、散歩」
「ちょっと待って、私も行く」
「へー、珍しいね」
「すごく気持ちのイイ天気だよ。家にいるのはもったいない」
「近所を回るだけだよ?」
「春だしね。何かに出会いそう」
「新入生でもないのに?」
「毎年この季節は新入生の気分だよ。世界が生まれ変わってるっていうか」
「ああ、確かに、何かが終わって何かが始まる季節かな」
「ね、だからちょっと遠出して、新しく出来たあそこの店でクレープ食べて…」
「ダイエットは一旦終わったのね」
「そう、来週からまた始めるの」

春爛漫、イイ言葉だね。
そう言って笑う君の笑顔が眩しい。
昨日職場で上司に怒られたと言っていたが、そんなことを微塵とも感じさせない。
来年の春も、僕達はこうして二人で過ごせるのだろうか。
散りゆく桜の花びらを見ながら思う。

4/10/2024, 2:05:51 AM

空は青く、心は重く、一日が始まる。
楽しいことなんて、きっと今日も起こらない。
何となく気分が悪いし、昨夜の頭痛も少し残ってる。
それでも、当たり前のように今日が始まる。

幸せそうに笑い合う人達。
あの空間に自分がいた記憶はない。
生まれた世界が違うのか、まったく別の人種なんだろうか。
ぼっちの昼食や会話のない休み時間。
私は誰よりも、ずっと無意味な時間を生きてる。

今日という一日が当たり前のように始まる。
空は青く澄み渡り、人々は幸せそうに笑い合っている。
どんな風に今日一日を過ごすか、それを決める自由がある。
無意味な時間でもいい、今日を生きることが出来る。

生まれた世界が違えば、人種が異なるだけで存在さえ否定される。
世界から弾かれ、不衛生な環境に置かれ、自分達の言葉は通じない。
きっと今日も不自由で、差別された時間を過ごすのだろう。
それでも彼らは、起こるはずのない楽しみを、自分達の心ひとつで作り出す。
彼らは誰よりも、ずっと幸せで意味のある人生を送っているのかもしれない。

4/9/2024, 5:27:14 AM

もう、あれが何年前のことだったのかも覚えていない。
ある朝、通勤の電車、結構満員で、車両の端っこで目の前には人の壁。
何となく、ホントに何となく、
「あーこの状態だと、降りたくてもすぐには降りられないな」と思った瞬間に、それはやって来た。

心臓がバクバクして、冷や汗が吹き出し、追い詰められたような気分になる。
「俺をここから出してくれ!」
洞窟の中で迷子になり、暗く右も左も分からず、永遠にここから出られないんじゃないか、みたいな錯覚。
出口のドアはすぐそこにあるのに。

次の駅に着いてひとまず安心するが、またドアが閉まり電車は動き出す。
さらに人が乗り込み、乗客は増える。
壁は一層強固になった。
岩が崩れて洞窟は行き止まりだ。
頭の中ではそんなことはないと分かっているのに、このままここで死ぬんじゃないかという恐怖に襲われる。

結局、目的の駅のいくつか手前で、人混みを無理にかき分けて途中下車した。
ホームのベンチに座ってしばらくすると、心臓はドキドキしているが、やばい状況は治まってゆく。
ものの数分。
次の電車には何とか乗車して、その日は普通に仕事した。

そこからは葛藤の日々が続いた。
まずは、自分が情けない、という感情との闘い。
なんでこんな、当たり前のことが出来なくなったのか、と。
映画やライブなどの人の集まる場所、飲み会やタクシーなどのすぐには抜け出せない場所が苦手になった。
もちろん、満員電車が一番の恐怖だった。

それでも仕事には向かう。
何度も途中下車したり、車両の片隅で汗だくで堪えたりして、何とか職場に辿り着く毎日。
電車の時間や車両を変えたり、リラックス出来る音楽を聴いたり、気が紛れるスマホゲームをしたり。
でも、そうやって気にし続けている自分がいる限り、コイツとはオサラバ出来ないんだってことも…分かってる。

これからもずっと、付き合っていくんだろうな。
まあ、それでもいいかと思うようにした。
そうするしかなくて、そう思うことが必要だと思うから。
個人差はあるだろうけど、これは医者には治せないと思ってる。
すべて、自分が心に描いたことが原因となっているから。
自分ですらままならない心の動きを、他人がどうこう出来るとは思えない。

こんな状況の中で、心というもののパワーを思い知らされた。
いや、正確には頭で考えたことだが、冷静に脳が活動したのなら、こんな風に自分が苦境に陥るようなことになるとはイメージしにくい。
病は気から。まさにコレ。
そして、このパニック障害のおかげで、たくさんの本を読み、ポジティブに生きるための術をたくさん手に入れたように思う。
悪いことばかりじゃない。

少し生きづらくはなったけど、まだまだやれるよ。
生きてる限り、その生き方は幾通りだってある。
そこから自分がどれを選ぶか、それすらも楽しんで、こんなもんに負けない自分を誇りに思うよ。

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